2007-01-01から1ヶ月間の記事一覧

”When a generation’s lost its place”

明日は中学入試なので準備のため午後の授業はカット。そのため片方のクラスのみ。進度の関係もあり、歌をもとにした展開で意図的に足踏み。”Mercy mercy me”の歌詞から課題を設定。 What does the title mean? タイトルの意味は? (the wind that blows) fro…

Fame & Price

今日は午前授業。高2はコンピュータ室で、成句の用例作成グループワーク清書提出。 名詞句の限定表現のバリエーションと、それぞれの持ち味・弱点を簡単に解説。清書の提出では、ようやく身の丈にあった用例・例文が出て来た。以下、一部紹介。本当は、この…

Etymologyに思う

『英語教育』2月号(大修館書店)の特集で竹岡広信氏が「語源を利用して効果を上げる」と題して、予備校での語彙指導を披露している。「語源による指導で、注意している点」として上げられているポイントは非常にいいことが書いてある。ところが実際の指導…

対句

朝から本業。今日はチームの練習を見た後、日本代表選考合宿の測定のお手伝い。比較的暖かくてよかった。今回の合宿全体のパフォーマンスでは、チーム所属選手と、そのトレーニングパートナーの二人がアテネ五輪代表の二人を押さえて上位2名を占め選考通過…

『マイ・ラスト・ソング』

高2の授業は午後から。合唱と語彙。今やっているのは、ちょっと回り道だが、以下のようなグループ活動。 1. 名詞 by 名詞 2. 名詞 after 名詞 3. 名詞 in 名詞 4. 名詞 and 名詞 で成句・フレーズを抜きだし、日本語で意味を確認し、用例を検索するか、作成…

”in our minds so be it”

朝から本業。日本代表候補選考トライアルの観察(声を出して応援とかはできないので…)。風が強く、寒空の下長時間過ごすのはなかなかに辛いものです。午前の部はパフォーマンスは悪くはなかったものの、やや不満の残る出来。午後はアテネ五輪代表と一緒の組…

You should know better than to say so.

センター試験終了。リスニング導入で注目を集めた新課程の2年目。ただ実施方法の不備のみを採り上げ「いくらリスニングテストを導入しても、トラブルやミスが続出では英語教育の改革に寄与するのか」などという大騒ぎは滑稽である。日本の高校卒業生全体に…

Frequently Threatened Confidence

朝から本業。チーム自体はオフの日だが、一人自主練する選手を見る。その後、日本代表の第一次選考に残ったチーム所属選手の練習をGMと見学。合宿中は代表コーチに預けるので、口出しは御法度。今日はアテネ五輪代表選手を相手に相当に負荷の高いメニューを…

Is that all you’ve got to say?

英語の参考書や問題集は書店で新刊が出るたびに一通り目を通しているのでけっこう詳しい方だと思っていたが、古い本となると、まだまだ知らないものが多い。英作文では『和文英訳の修業』(文建書房)がロングセラーで版を重ねているが、先日凄い本に遭遇し…

Trouble in paradise or paradise in trouble?

授業のコマ数は減ったはずなのにあまり変わった気がしない。むしろ忙しくなったような。久しぶりに内田樹のブログを読む。1月16日の記事は面白かった。大学淘汰の話題に言及していたが、この話を教育の世界に置き換えると笑ってばかりもいられない。「アジ…

Art of Noise

高2の「今月の歌」はJoni MitchellのBoth Sides, Now昨年の2月に使った曲。今日は、まず、Beginnings and Endings Poemの導入から。contrastとrepetition (refrain)という韻文の基本を確認。Winter poemを個人で試作し、グループでのシェアリングまで終わ…

History as we know it

妻と一緒に朝食を済ませてから、本業へ。今日はインドア選手権。おかげさまで、チーム所属選手が女子軽量級のカテゴリーの日本記録を更新。北京の代表を目指すためにも、まずは来週の代表選考合宿で頑張って欲しい。 昼過ぎからは、日本英語教育史学会の月例…

「観客を信頼しろ」

「学校英語」に対する世間の風当たりの強さの歴史が英語教育の歴史とイコールというわけではないのだろうが、「英語教育が局所的にではあれ成功していた」ということを認めたくないのではないか、とさえ思いたくなるような意識が世間に蔓延している。『英語…

王冠!

英語を学習するのに種々様々の効果的な方法がとられてきています。しかし、ちょっと骨のある複雑な英文を理解するとなると、なかなかいい方法が見あたらないようです。英文の途中から、また文尾からひねり回したり、自分の知っている単語の意味を無理に文のc…

「流れ星か 路傍の石か」

『新英語教育』2月号(三友社出版)を読む。特集は英文法。非常に気になる論考があった。 諫山和可氏の小論は、次のような言葉で結ばれている。 「実用」英語は、かつてはSPEAKINGを指すことが多かった。今は、インターネットから英文を検索して読み、それ…

Fragile

原稿執筆に煮詰まり、昼過ぎにちょっと(?)お茶の水・神保町まで足を伸ばした。今日から学校というところが多いようで、学生・生徒が多かった。お目当ての本は見つからず、以下の散財。 『長谷川平蔵―その生涯と人足寄場 』(1982年) 瀧川 政次郎著、朝日選…

「マイブーム」

CDSに思わぬ反響があったので、後日、じっくり(たっぷり?)記事にしたいと思います。 連休とはいえ、土曜日の朝の雨は寒くて泣きそうでした。本業で一番辛いのが風雨。いっそのこと雪の方がまだ耐えられます。午後の練習に備えてゴアテックスの上下+手袋…

語りのダイナミズム

私たち人は、古くから長く、こうした言葉や語りの強い力のようなものに強く魅せられ、その本質を何とかして掴みたいと躍起になってきたのかも知れません。当然のことながら、心理学もその例外ではないのでしょう。ただし、旧来の心理学は、多くの場合、人の…

直輸入can-do statementsはなぜ使い勝手が悪いのか?

このブログでも過去に紹介しているcan-do statementだが、日本ではなかなか普及・定着しない。私が部長を務めている研究会でも2001年からずっとその有用性を指摘しているCanadian Language Benchmarksでも詳細で具体的なCan-do statementsやsample tasksを提…

適性より姿勢

新春ブログ初め。 年賀状をいただいた方々、ありがとうございました。4月にはこちらからあらためてご挨拶をさせて頂きますので、年賀の挨拶はこちらにて失礼させて頂きます。 元日は、地元の七福神巡り。そのうちの一つが非常に冴えない状況となっていて、…