2006-04-01から1ヶ月間の記事一覧

『あの鐘を鳴らすのはあなた』

世間ではGW最初の土日、本業で朝から晩まで。日曜午後は日焼けで肌が痛い。自転車漕ぎすぎて筋肉痛。 合間を縫ってGWの読書生活に備えて、以下を購入。 都留重人(2006年)『市場には心がない』岩波書店 柴田元幸(2006年)『翻訳教室』(新書館) 読売ぶっ…

質問と批評の文化あるいはreflective language teaching再考

木曜日は、夕方からFTCへ。当日は現任校の歓送迎会もあったのだが、FTCは山口県宇部市から音読塾を主宰する藤本さんが来ると言うことでこちらを選択した。いつものFTCのメンバーとはちょっと違った顔ぶれが多かった。懇親会までお邪魔して、日付が変わるギリ…

居心地の悪い授業

昨日は、いつも大変お世話になっている編集者の方に、東大の阿部公彦先生を紹介して頂いた。私の知人で大学で米文学を教えているS先生もお誘いして、吉祥寺で会談(?)。とりたててテーマがあったわけではないのだが、阿部先生の関わっている「若手の会」な…

4月読書録

今月購入して読み始めた本から幾つか紹介。 荒木茂『群読指導入門』民衆社(2000年) 太田洋・日臺滋之新しい語彙指導のカタチ 学習者コーパスを活用して』明治図書(2006年) 塚田泰彦編著『個人と協同の学びを支援する 国語教室のマッピング』教育出版(2005…

跳ぶ前に見よ

とあるメーリングリストで「和訳先渡し授業」をあげつらって、個人に対して誹謗中傷すると言う騒動があったそうだ。現代のネット環境では健全でいて突き抜けた議論が難しいことを知るには払う代償が大きすぎたのではないだろうか。このブログでも、「和訳先…

思案坂

授業も一回りしておおよその見当がついてきた。今日は、高2で昨年の生徒作品・発表などのDVDを見せてガイダンス。片方のクラスはリスニング活動&音読のバリエーションも試してもらった。視聴覚室を予約しておいたので、最後にChild of mineの合唱をビデオ…

”So Easy To Begin”

不思議な天気の日だった。昼前は台風かと思うほどの風雨、その後晴天。日が暮れてからはかなり肌寒かった。 ジュールズ・シアー (Jules Shear) の新譜 "Dreams Don't Count"を聴きながら出校。 授業後、新宿のタワレコでアート・ガーファンクルのソロCD (81…

On being a homeroom teacher

久々の更新。3日空いたのは珍しいかな。 週末は小雨交じりの寒空の中本業。日曜日には隅田川まで行って来ました。疲労の色濃く、週明けの月、火と大変でした。 高3ライティングは、pre-testの解説と周辺教材の説明から。 Pre-test解説は、日本語の干渉によ…

『いったい現実を把握している者はいるだろうか』

4月とは思えない肌寒い朝。5時起きで本業へ、昼前に帰宅。資料の整理をして、午後はライティング研究部会。年度計画を詰める予定だったが、校務多忙等でN先生と、新たにお誘いしたN先生と3人で英語教育放談となった。その後、K先生が合流して4人でミニ…

Pride and Pretense

木曜日と金曜日で、今年度の持ちクラス全てに出ることができた。高2は早速歌のタスクを行い、歌を聴いて空所を補充するのに答え合わせをしないまま続く一連の活動をこなしてもらった。まあ、そのうちこの活動の意味がわかるでしょう。高2に1名、米国から…

授業開き前夜

今日は授業準備のため自宅で仕事。合間に青山南(2000)『アメリカ短編小説興亡史』(筑摩書房)をパラパラと。脚注が面白い。 磐崎弘貞(2005)『意味重視・量重視・総合的指導の3指導法が高校生ライティングに及ぼす影響』のレジュメに目を通す。 昨年の「…

frighteningly misleading

今月のNew Yorker(4月3日号)で俳優ショーン・ペンに関する論考が掲載されていた。立ち読みで済みそうな分量ではなかったので購入を思案。結局買わず終い。誰か既に読んだ人がいたら評価をお寄せ下さい。(マイケル、ショーン、クリス三兄弟はいつも誰が…

You are what you write.

『15』中嶋洋一・幸若晴子・大津由紀雄・柳瀬陽介・佐藤礼恵、ベネッセコーポレーション 『STOP!日本語的発想 英語で書くコツ教えます』大井恭子・伊藤文彦、桐原書店新刊を紹介。手放しで誉めるわけではないが、どちらも良い本です。 『15』は中嶋洋一氏の…

『説明文理解の心理学』

本業が開幕で大忙し、土日は朝5時起きで出かけて夜8時半まで。疲れました。 さて私の最近のライティングの講演・ワークショップではかならずテクストタイプの話をするのだが、なかなかフロアーに理解されていないように思われる。表題の書籍は、岸学著、北…

再読の絶対値

時間割が何とか解決して安堵。危なく、1限のみのために出校になるところだった。自分自身、かつては時間割を組む係だったので、教務係の苦労はわかるが、今回のミスは軽率なもの。結果オーライだったから良いけれど…。時間割のミスといえば、公立の専任だっ…

『草枕』

ようやく新年度の学校カレンダーと時間割が届いたのだが、肝心の講師の委嘱状が入っていなかった。大丈夫なのだろうか?今年は、週5日出校。朝一で入っている日が多いので専任時代と変わらない印象。さっと来て、さっと帰れればいいのだがそういうわけにも…

心機二転三転

日曜日とはいえ午前中は本業で5時半に家を出て、10時過ぎに一時帰宅。昼ご飯も食べずに、英授研のある筑駒へ。午後の部から参加。会場近くでK先生とばったり。(私の知人はイニシャルKの人が多いなあ…)。ちょっとお茶してから会場入り。超満員。200名を超…

「残念だ…」

このブログのタイトルにもある本業で山口県は宇部市へと行ってきました。 飛行機の中で読もうと持っていった『小説修行』小島信夫・保坂和志(朝日新聞社, 2001年)は読めば読むほど悩みの渦へ。自分が理解していたと思っていた小島像が崩れていき、小島のこ…