海も見ないで8月は終わる

この夏は、某社から出る予定の学校採択教材の原稿書きでなかなかにハードな日々です(現在完了進行形)。
詳細がはっきりしましたら、告知をいたします。

既に、オープンにしていた、文字指導関連のセミナーと、受験生対象の英文ライティングセミナーの他に、教材の改訂に当たって、シークレットで協力していただくセミナーをしておりました。
昨日、その改訂版をnoteで公開したのですが、ダウンロードの不備があって、販売の方はいったん停止しています。原因がわかりましたので、明日以降、再度アップロードする予定です。

セミナーの方はオンラインで出来るので、安心安全なんですが、外出も殆どしませんから、運動不足も、ここに極まれり、という感じで、日に日にタプタプ、プニュプニュなからだになっていっている気がします。


さて、
受験生対象の英文ライティングセミナーの受講者から、フィードバックをいただいていますので、匿名でご紹介します。
こういう講座でした。
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今回受講した動機について。模試やテストなどで、答えるべきことを答えていなかったり、一般的な話を書くべきなのに個人的なことを書いていたりしたために、英作文を0点にされることが何回かあり、この講座でそのようなことを減らすための手がかりが得られないかと思って参加しました。

次に、受講しての感想。試験の中で英作文をしなければならないことが増え、資料に基づいていない個人的な考えや体験を絶対的な事実であるかのように書くことに違和感を抱いたものの、書かなければ点数をもらえないので、こういうものかと思って書いていました。

この講座を受講して、英文に対する自分の視点の粗さ、解像度の低さに気付きました。よく考えもせずに違和感に目をつぶり、それらしく見える言葉を置いていただけなのだから、上手くいかなくて当然だったのだなと思います。冒頭で書いた英作文で点を取れないという事も、何を聞かれているのか、何をサポートに置くべきなのかを理解せずに書いていたことが原因なのだと思います。

先生が講義で取り上げていらした東大の英作文についても以前学校で解説を聞いたのですが、自分の意見を聞かれているように見えて実は客観的な意見を述べるべきなのだと教わり、よく分からないままにしてしまっていました。

また、先生の添削を受け、提出前はまあまあの出来に見えていた自分の書いたものが、ひどくぶつ切りであることに気付きました。教科書や模試によく載っている、すらすらと読める普通の文章は、実は単語一つ一つの選び方が適切で、そのように書くことは今の自分にはできないのだなと思いました。

今まで流し読みしていた「普通の」文章を読み直したらどのように見えるか、楽しみです。
言い換えができるように、単語や表現を身に着けていきたいとも思います。先生のおかげで、自分に見えていた小さな世界が広がったように思います。

またこのような講座を開講されることがありましたら、その時も参加できたらと思っております。今回は本当にありがとうございました。

※この方は、既にかなりの英語力をお持ちだと思いました。ただ、「英文ライティング」の基礎基本をきちんと教わっていなかったことが、「噛み合わない」原因だったかと。入試直前ではなく、今この時期だからこそ、意味のあるセミナーになったのではないでしょうか。

文字指導/ handwriting 指導法セミナーに関しては「中級編」があらたに加わりました。

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こちらのセミナーも、フィードバックをいただいております。
ジョリーフォニックス/グラマーの指導でも著名な山下桂世子先生です。
7月の回を受講してくれました。以下、了承を得てご紹介。

大変お世話になっております。研修のスライドをわざわざありがとうございます。再び見直しする機会を作っていただけたことに感謝と同時に、こんなにもサポートをしていただけることに感動しています。ありがとうございます。

7月25日の研修ではたくさんのことを学ぶことができました。イギリスの学校に戻ってPenpals for Handwriting を見直してからフィードバックを、と思いましたが、やはりフィードバックはすぐにしなければいけなかったと反省しています。先生にも何を学んだのかをお伝えしておらず大変申し訳ありませんでした。

私が現在の学校に勤め始めたころ、joining された文字を見て「なんで日本の筆記体のように書かないのか」と疑問に思うことが多々ありました。しばらくして、続け文字のほうが動きに無駄がなく、また、文字の形が崩れずに見やすい文字が維持できると感じるようになりました。その後、教室でhandwriting の授業にサポートで入ることもあり、通常の授業で文字を続けて書くことと子どもの書きに興味が出るようになりました。子どもたちを観察していると、続け字で書いている子どもたちは文を「動き」で書けるため、単語のかたまりが理解しやすいように見えます。つまり、フィンガースペースを言わなくても取れるようにもなるし、書くスピードが思考に置いていかれることがないような感じです。しかし、ここまでいくにはやはり練習と無意識に手が慣れることが重要だと感じていました。

しかし、残念なことにhandwritingの授業には毎回参加することができなかったため、私自身が系統立てて学ぶことができなかったこと=指導が適切に行えなかったことです。胸の中にモヤモヤが残っていたのですが、今回はいくつもの疑問が解決できました。

今まで「単語が書けるようになるには、単語の前からそのパターンを練習すればよいのでは?」だったのですが、そうではなないことがわかったことがその一つです。特に、その一つがPenpals for Handwriting の6類型です。なぜ il のグループで tt が必要なのか、ar/ei/up/nn が同じグループになっているのかが今回わかり、非常にすっきりしました!そして、これが12. 基本語に見る「文字連続」につながり、子どもたちがhandwritingの授業で行っている内容がようやく理解できました。

次に、break letters の存在がクリアになりました。私の家で日本人の子どもたちに英語を指導していますが、何校からか子どもたちが通ってくるのですが、子どもたちによって続け字をするものとしないものがあり、子どもたちにつなげるように言ってきていました。しかし、これは教則本が違えば当たり前なんですね。(続け字の仕方も違っているのも納得できました。)

そして、やはり音韻意識がとても重要になってくるということです。多分、日本では音韻意識を理解して文字指導を考えられている人はいないのではないかと思うくらい、抜けている部分だと思います。しかし、これが結びつくと音から文字へ、そしてかたまりへの移行がとても楽になり、多音節の単語が無理なく書けるようになっていくということも松井先生のセミナーで実感しました。ここは私自身の課題でもありますが、松井先生のセミナーを受けるたびに、もっとここを学びたいと思います(ぜひ音韻意識と文字指導についてより詳しいセミナーをしてください!)。

最後になりますが、「3. 文科省担当者の問題点」です。先生がおっしゃっているように「①スモールステップで指導する」と言いつつも全くスモールステップになっていないというのは、文字指導だけではなく、すべてがそうなのでは、と思っています。文字指導にせよ読み指導にせよ「何を」「どう」「なぜ」指導するのかを理解していないと大人の視点での指導になってしまい、結局、子どもたちの特性に応じての指導ができません。特に視写の難しさを理解していない現場の方も多く、指導要領をいち早く直してほしいと切に感じています。


10月以降にまたセミナーをされるとのこと、時間が合う限り参加させていただきたいと思っています。
松井先生のセミナーは、核になる部分がはっきりしていて、スライドだけでなく受講者のことを考えた資料も作ってくださっているためとてもわかりやすいです。また、付録資料などもあり、受講者にとって優しいセミナーだといつも感じています。これは先生の文字指導への想いと現状をなんとかしたいというお気持ちからだとスクリーン越しからでも伝わってきます。本当にありがとうございます。


今回の受講は自宅ではなく隔離中のホテルからの受講だったため(おまけに時差ぼけもあり)、時々集中できないときがありましたので、また再度受講いたします。先生のセミナーに参加された方から「頭をガツンと殴られた気がした」「こんなに大切なこととは思っていなかった」など感想をうかがっています。みなさん共通して「受講してよかった。文字をもっと丁寧に指導したい」とおっしゃっています。私も同様に思っています。日本でも続け字が指導されるようになったらなぁ、と今回は特に強く思いました。どうぞ今後もご指導のほどよろしくお願いいたします。

山下桂世子

山下先生、ありがとうございます。

このようなフィードバックを次回に活かして、より良いものにしていきます。今後ともよろしくお願いします。

学校の、所謂「2学期」も再開です。
新型コロナの変異株の猛威の中、リスクを覚悟で登校し授業を受ける児童生徒、その授業のために出校する先生方の安全を願わずにいられません。
「学びの機会」は大事ですけど、命あってのものですから。

9月、10月以降の告知はまた日を改めて。

本日のBGM: I Wanna Stay Home (Jellyfish)

ご自愛ください

しばらくぶりの更新。
このところずっと原稿書きの方が優先順位が高く、なかなかブログ記事のメンテナンスや新たな投稿まで手が回りませんでした。完成の暁にはこちらでもご報告/販促したいと思います。

現政権の棄民政策もここに極まれり、という状況で、なし崩しで五輪を強行したツケがいろんなところで出てくると思いますが、生き延びることが最優先です。
まだ居住域でのワクチン接種の見通しが立たず、職域だと電車を乗り継いで2時間近くかけて移動する中でのリスクを考えると逡巡しますね。

このところ、「はてな」のどこかのブログで敬語の誤用を取り上げている人がいて、そこでこのブログの記事が引かれているらしいのですが、一次資料にブログ記事、しかも同じプラットフォームのものを使うなど、横着すぎません?とだけ言っておく。そういうのをアクセスできないように設定できるんだろうけど、面倒くさいので放置。

それよりも自分ごとで大事な告知を。

文字指導/handwriting 指導法セミナー 初級編
8月15日(日)13:00 - 16:30

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資料等のフォルダーへのリンクはメールにて12日の21:00以降に送付します。

翌週の中級編と合わせての申し込みも可。既に受講済みの方は、お知り合いの指導者にお薦めください。あと、もうずっと言っていますが、文科省関係者も、そろそろ受講した方がいいですよ。


8月22日(日) 13:00 – 15:30
文字指導/handwriting 指導法セミナー 中級編

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初級編(とそれに準ずる対面セミナー)の受講が条件ですので、初級編がまだの方は、8月15日の初級編の受講からお願いします。
中級編では
・欧文書体・フォントの基礎知識とhandwritingとしての文字指導(初級編の復習)
・発達段階と書体と筆順
・四線など補助線の発展的解消法
・シラバスデザインとjoining(文字の連続)の類型
・文字と文字の間隔 (スペーシング)の原理原則
・分割縦書きドリルの活用法
などを扱います。

7月の初級編を受講された方からフィードバックをいただいておりますので、長いですが匿名で紹介します。
特に中学段階の指導者には熟読していただきたい「声」です。私はちょっと落涙しました。

小学校で専科教員をしております。
立ち位置としては、外部講師のような位置付けです。
小学校では、文字指導の入門期にあたる大切な時期であるにもかかわらず、文字指導についての知識がないまま指導が進んでいる状況です。
文字指導は注意深く行っていましたが、根拠となるものがないまま行っていましたので、知らなかった新しい知識を得ることができましたし、今回のセミナーで自分の指導の裏打ちをすることができました。とても有意義な研修でした。
セミナー後に、小中連携の会議がありました。
中学校での文字指導はどのように行っているのか?という話を聞く場面では、アルファベットをAからZまで何人の生徒が書けないか、というところからはじまり、小学校で扱った600から700単語は既習であるはずなのに、読める子書ける子が教科化前より増えたものの、しらない、見たことがない、読めない、という生徒もいるので、、という話からはじまりました。
小学校英語の専科教員という立場上、必要に駆られ知り得た情報は確かに中学校の先生や小学校の担任の先生より多いのですが、知るべき人が知らないまま進んでいる現場は、ここだけではないと思います。知らないまま指導するのはとても危険なことだと思っております。
小学校英語の指導の現状を中学校と共有することの重要性を相互に理解することの意味を実感した会議になりました。
私は、小学校で児童が目にする文字をプリントする時にはWe canソフトを使い、四線を用いて書かせる部分の見本には、開隆堂のフォントを使っています。
五年生の文字指導の初期段階で文字練習をするときには、黒板に見本を書いて、数回空中で空書きをさせます。それから書かせるのですが、四線プリントに見本を印刷し、児童が書く場所には、スタートポイントに黒丸をつけて、始まりがわかるようにプリントを作っています。
開隆堂の四線付フォントは、プリントを作成する時にはとても使いやすく重宝していますが、先生の研修後、使うのは発表など考えをまとめるワークシートなど、文字指導以外のところにしようと考えています。
そのような話を中学校ともしたかったのですが、フォントの統一について話を提案したら、教科書のフォントが途中から、a や丸が2つ重なっているgが出てくるので気にしても仕方ない、という返事でした。
話を最初に戻し、アルファベットを書けない数人のことを考えるなら、その数人が書けるようになる授業を目指すべきだ。フォントの配慮で5人書けなかった生徒が2人に減るならば、必要な配慮だという意見を言い、アルファベットの採点基準も今一度中学校で話し合ってもらいたい、という話をしました。
中学校で支援員もした経験があるのですが、中学校3年の受験時に、恥ずかしそうに、先生、英語がヤバイ。英語を教えて。と来た支援対象ではなかった男子生徒は、その時点でアルファベットが書けませんでした。文法はわかるが、文字が入っていなかった。
数年前、成人式に参加した時に、その男子生徒が、先生あの時はありがとう!アルファベット書けなかった俺が、一部上場企業に就職できたよ!と言いました。
アルファベットが書けない、という子供を生まないよう、指導をしたいと思う原点の出来事です。
先生の研修後、さらにその思いを強くしました。
ありがとうございました。

こちらこそ、ありがとうございました。


7月の中級編の受講者からはこのようなフィードバックをいただきました。
私としても初めての中級編講座ですので、このような声を元に、次回に向け改善点を探っております。

(1)大変参考になったこと
・初級編の振り返り 
 一ヶ月経過してますので、資料を見返しながらUnlearnを再確認しました。
・学習指導要領の問題点が大変よくわかったこと。
 英会話教室ではどのようにその困難さをフォローするべきか、が想像できました。
・つづり字のjoining練習をする際、音韻の異なるものを混在させない、ということ   
 想像したこともなく、目からうろこでした。いろんな練習が複合的に習得につながることを自覚すべきでした。
・名詞句についての練習法
 中学生の指導で、名詞句をすぐに見抜けない、そのパターンが身体にしみこんでいない、と感じていました。それでも現状はやれてしまうため、多くの中学生が高校まで持ち越していることが想像できます。さっそく、先生が紹介されたやり方で、繰り返しスピードアップさせながら、少しずつ長い名詞句までトライしました。文法問題として解いてもらうより、生徒の集中度が高く、意欲的にやってくれました。
・教室内評価の項目 語と語のスペーシングに指一本分、というのがわかりやすく、実践しました。小学生には大変わかりやすいと思います。
(2)今後への要望
・実際に書いているところ(スピードも含め)を目で見たいです。対面の時は周囲の方と比較する機会もあったと思うのですが、オンラインでもその機会があれば。
・指導者にありがちな、悪い例の実例 (ループは私もついやっていたので、混乱させているかもしれない、と反省しました。)
(3)その他
・初級編で、カウンターに顔を描いてみる、というヒントをもらって、実践したところ、カウンターの大きさや形状によく意識を向けて文字を書く生徒が増えました。
・個人的にレタリングやタイポグラフィの本を読んだりするのが好きなので、ワークシートを使った練習は大変楽しく、ついつい多めに余白に書いてました。
 小学生のレッスンでクリスマスカードを作ったりするので、見本を作るのが楽しみです。
・教えていただいたステッドラーの角芯ホワイトボードマーカーは使いやすく、スピードが上がり書く量が増えました。
・今後筆記具、使う媒体が変わっていく中で、英国などのハンドライティングのスタンダードがどう変わっていくのだろうか、と思いながら、今テキストを見返しています。


こんなセミナーも開講します。

8月21日(土) 14:00 – 16:30
受験生対象・英文ライティング/自由英作文に備えて

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以下の観点に留意して、大学入試レベルの「英文ライティング/自由英作文」に備える一番ベーシックな講座です。
・英語のテクストタイプとパラグラフの構造・構成の理解
・巷にあふれる出題形式別対策と英文のテクストタイプ別対策の違い
・テンプレート型対策と「つながり/まとまり」で書き進める対策との違い
・模範解答の暗記と自分で「アイデアジェネレーション」から始めることの違い

上記ガイダンス中にも取り組む課題はありますが、ガイダンスを理解したことを前提に、提出する課題として「お題」が一題課されます。
この提出課題に関しては講座中の制限時間内に「メール」でドラフトを提出してもらいます。そのドラフトに対して講師からの第1回のフィードバックが「メール」で返されます。受講者に共通する要素は、オンラインで講評・指摘されることがありますが、そのフィードバックに基づき、時間をかけて書き直したものを当日、または後日メールで提出してもらいます。その後、書き直したバージョンへの講評と今後へのアドバイスを含む第2回のフィードバックがなされて終了です。課題等詳細はガイダンスの際にお伝えします。

テクストタイプに応じて書く「英文ライティングの基礎基本」では、「事実を事実として記述/描写」することから始めています。ここで基本姿勢と「英作文眼」を養えば、秋以降のさまざまな教材から学べる深さが変わります。 直前期では難しいので、是非、この夏の機会に受講することをお勧めします。
当たり前ですが、「英検」なんか受けなくたって、英語のライティング力を高めることは可能です。要は「目利き」「腕利き」との膝突き合わせの活動をちゃんとやるかどうかですから。普通はそれを「授業」っていうんですけど、今は対面での実施は難しいので「オンライン」で。 よろしくご検討下さい。

本日はこの辺で。

本日のBGM: 今日も君が好き (馬場俊英 feat. 斎藤 誠)

「ブレるに注目したらあかんで。ブレないように、になるやろ、次から。」

本日のタイトルは武道家の日野晃さんのことば。

詳しくはこちらの動画を。

t.co

私の本業であるロウイングのコーチングにも当てはまることですが、「…しないように」「…にならないように」という目標設定はたいていうまくいかないものです。


さて、4月25日に続いて、5月9日の「文字指導/handwriting指導法セミナー」が終了しました。
今回は、不徳の致すところで時間のマネジメントがうまくいかずに、「あの曲」を流すことができませんでした。謹んでお詫びいたします。
それでも、参加者の皆さんからは、肯定的なフィードバックが寄せられていますので、いくつか紹介したいと思います。

トップバッターは、私も著作から色々と学ばせていただいている、倉林先生(@Kurab_H)から。

松井先生
本日はありがとうございました。感想というか気づきがいくつかありましたので、お送りいたします。

本日の松井先生の講座を受講して
5点の気づきがありました。
(1)指導する側が文字・フォントに意識を向けることで、学習者を惑わすことなく英語の学びの場に連れてくることができることがわかった。英語が苦手だという学習者は、その理由の一つに「文字の識別が難しい」と感じている可能性があるということを常に意識しなければならないということがわかった。そして「どのようなところで識別しているのか」「どこで識別できなくなるポイントがあるのか」ということを実際のフォントの解説を聞いて、フォントのバランス感覚がわかった。
(2)教員養成に携わる際に、文字指導についてきちんと扱うことができなかったことを反省しつつ、明日からの授業に活かせるヒントがいくつもあった。まずは、自分自身の文字を見直し、それから学生たちに指導をしていこうと思う。同時に、利き手の違いにより筆順を変えても良いという指導を教員がしてあげることにより、生徒、学生のストレスはかなり軽減されるはずだと思った。
(3)かつて高校で教えていたときにaを活字体のaを一筆で書く生徒が多く違和感を感じつつ直してあげることができなかったので、今後は「なにが正しく、何が誤っている」のかを指導できるようにしたい。
(4)音声と文字指導の結びつけ方、どうして今まで気が付かなかったのだろうと後悔しました。かつて中学で教壇に立っていたときは、「単語練習」を繰り返しさせていた。「やらせていれば大丈夫だろう」勝手な思い込みでした。
(5)松井先生の講義、程よい「間」というか、大切なところに入る直前の「ため」があるので聞くときに意識を向けやすくなった。これは情報の提示の仕方として見習いたい。

ちなみに、文字の練習のときはカリグラフィー用の万年筆で練習していました。文字の「間隔」という「感覚」が実感できました。


続いては、英語教室を開かれている谷口先生から。

一つひとつ丁寧にご説明いただき、また質問等にもお答えいただき感謝いたします。
ワークショップを受講し、目から鱗だらけでしたが、それにもまして自分があまりにもライティング指導についてしらないまま指導をしてきたことへの罪悪感を感じました。大学での教職、講義、研究ではもちろんのこと、国内外で受けてきた様々な英語教授法や学部の講義等でも学ぶ機会はなかったですし、正直ここまで細かい意識すらしたことがありませんでした。
子どもたちがなぜうまく書けないのだろう?なぜこうなるのか?を考えながらもひたすら4線に形をうまく書く書き方を教え続けてきました。

まず、自分自身のライティング、板書を注意し、自分の癖を知る。と同時に子どもたちの鉛筆の持ちかた、姿勢、紙やノートの動かし方から意識し指導していきたいと思います。

以下松井先生の講義へのフィードバックというより、私の学びと気づきをかかせていただきます。

補助線について
 補助線はあくまでも補助のためであること、補助の上にいかにきれいに書くか、書かせるかではなく文字が書けるようになるためにどう補助していくのがよいかを考えサポートすることが必要

文字の書き順と形
 生徒が書きやすい書き順、うまく形どれる書き順を指導することが大切。
 Yの書き方についての指導、目から鱗でした。
 書き順が決まってないからただ個々書きやすく書ける方法で書けばよい、と考えていましたが、個々の子どもの癖や性質を把握しそれに基づいた書きやすい、形づくり安い書き方を提案、指導することが大切。

 文字の形に関しても均等に、きれいに書くよりもむしろバランスを考えて書くことが必要

fine motor control の練習
ワークシートを使用して実際に自分自身でワークをできたこと、また昨日は小学1年の息子が隣にいたため、
 実際に息子も一緒にワークに取り組み子どものワークシートをチェックすることができたためよく理解できました。

 また何度も文字を書かせることの難点、それよりも順を追って、ていねいに一文字書くことをくりかえすことの重要性については目から鱗でした。さっそくクラスで取り入れていきたいと思います。

フォントについて
 大文字より長い小文字があること、分岐点や太さなどにより学習者、読み手によりわかりやすく、みやすいフォントを選ぶことが大切

視写について
 ある程度文字が書けるようになると、生徒自身も単語や文章を書きたがり、つい課題として単語の書き写し等をさせていることがありましたが、その前段階で十分に文字と音韻認識を学習してから順を踏んで行うことの大切さを理解しました。
ワークショップで学ばせていただいてことを一つひとつ取り入れながら、今後の指導に生かしていきたいです。またもし更に学ばせていただける機会があるのであれば、ぜひまた受講させていただきたいです。
ありがとうございました。

その他の受講者の方の声を続けます。

私は高校で勤務しておりますので、高校のカリキュラムとして英語の文字指導をすることはほとんどありません。
そのため、今回のセミナーも、最初の動機としては、自分の子供に文字を教える時期が来たときの参考にしよう、とか、
たまにいるbとdを間違える生徒の指導の参考になるかもしれない、というくらいの関心で受講を申し込みました。

しかし、先生のお話を聞くにつれ、予想していた以上の文字指導の奥の深さと射程の広さに関心を惹かれ、
子供や生徒のためという目的意識は後退し、文字指導にまつわる先人や先生方の取り組み自体に感動を覚えていました。
(もちろん目的意識も忘れてはいませんが…。)
私自身は仏文学を専攻していたために、大学では触れることのなかった世界でした。
英語教育を専門に学んだ方なら大学で必ずやるような内容なのかと思いきや、他の受講者の方々の反応を見ると、
どうも必ずしもそうではなさそうなので驚いています。

先生のお話で、微妙なdescenderの形や太さの違いや、分岐点の位置の違いに込められた意図を知り、フォントを見る目が以前とは全く変わりました。
大文字のYは発達段階に応じて様々な書き順・書き方があってよいというお話や、右利き・左利きで筆順を変えるとよいというお話も目から鱗でした。
これまでディスレクシア傾向の生徒にもおそらく接していたはずで、そのような生徒に対していかに配慮のない板書をしてきたかを考えると、非常に申し訳なく思います。
また、文字の形に着目して類型化し、ワークシートでまずは文字そのものではなく形の練習をするという方法も、考えたこともない発想であり、非常に勉強になりました。
他ではほとんど聞いたことのない話であり、受講して良かったと思います。

まずはgのdescenderをループしないように書く練習をしつつ、教わったことを今度の生徒への指導に役立てていきます。
あらためて、本当にありがとうございました。

こちらの方の声や、次の方の声でもわかるように、小学校、中学校段階の指導者だけでなく、高等学校以上の段階の指導者にも多くの「気づき」があるセミナーだと思っています。

日曜日のセミナーではたくさんのことを学ばせていただきました。ありがとうございました。
 まず、このセミナーを終えて、以前は見ることの出来なかったものを見ることが多少なりともできるようになったと感じております。そもそも識別しやすい文字とは何か、そのような文字を手で書くに至るための発達順序など、新しい視座を得ることが出来たセミナーでした。もちろんhandwriting指導の全てを分かったつもりではおりませんが、handwriting指導のきっかけを与えていただいたことに感謝しております。
 それと同時に、今まで見えていなかったものを見ることができるようになり、自身が生徒にどれほど惨いことをしていたのか、また、しているのかということに気付きました。今まで、生徒の字をきれいだと思ったり、汚いと思ったりしたことはありましたが、その美醜というか識別のしやすさは、文字列のどのような点から来るのかということに考えが及んだことはありませんでした。同じ職場の教員とテスト採点時に「この字は n に見えますか? h に見えますか?」という話をしたことはあっても、その生徒に文字を手で書く指導をしたことはありませんでした。丁寧に文字を書くとはどういうことかを自身が知らずして、 「丁寧に書きなさい。」という指導をしていたことを申し訳なく思います。
 昨年まで教えていた生徒にアルファベットがうまく書けない生徒がいました。文字の大きさがばらばらになり、左右に転び、また、かなり多くのスペルミスをする生徒でした。そのような生徒に何か配慮をせねばならないと思いつつもどうすればよいのか分からず、毎週のように課される単語テストで低い点数をとらせてしまっていました。その生徒にも本当に申し訳なく思います。知識があれば全てを解決できていたとは思いませんが、何かしらの配慮ができていたのではないかと思います。
 いまこのメールを書いている机の上にも生徒が書いた提出物があります。注意してみると、n,h,m に pen lift が見られ、一筆で書いていない生徒や、 s の最後に巨大なフックがついてしまっている生徒がいます。少しずつ色々な生徒をみていこうと思います。矯正はできなくとも少しでも良い文字が書けるよう改善のための手段を考えていきます。本当にありがとうございました。

新たな気づきでの自責の念、自らの知識をunlearnする痛みを訴える指導者が多いことも、私のこのセミナーの特徴、傾向の一つといえるでしょうか。

先日のセミナーありがとうございました。
私は普段から手書き文字に関して、自分が書く文字も、他の人(生徒のみならず指導者も含め)が書く文字も注意深く見ているほうですが、そんな私でも「それまで見えなかったものが見えるようになる」内容でした。「手書き」に近い欧文フォントの比較の説明を聞いて、私自身の書く文字も教育的配慮から、いくつか見直そうとも考えております。
文字指導は、主として小学生や中学生を指導している方が関心を持ちそうな内容と思われがちですが、全くそんなことはなく、私のような高校生・高卒生を指導する者にも想像していた以上に得るものが多く、その内容に感動しました。
板書などで生徒に見せる文字を書き、また生徒の書いた文字をノート・テスト・添削などで目にするのですから、どの層の指導者であれ、このセミナーで語られる内容は是非とも押さえておいてほしいと思いました。
この内容を共有する指導者が多くなるほど、無用な負荷で苦しむ学習者が少なくなるはずです。
それは松井先生もブログやツイッターで引いておられましたが、谷川俊太郎の詩

わたしは幸せです
でもわたしが幸せなだけでは
世界は良くならないと思うのです
違いますか?
(「幸せ」)

のような思いからです。
また何か開催されましたら、ぜひ受講したいと思います。
このたびもありがとうございました。


受講された方の多くが気づくことだと思うのですが、「それまでに見えなかったものが見える眼」を持つことの意味、責任のようなものを感じ取っていただけているのであれば、このセミナーを開催して本当によかったなと思います。

ということで、次回の「初級編」の紹介・告知です。こちらのリンクからどうぞ。
5月30日(日曜日)13:00から 
オンライン開催です。

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本日のBGM:ぼくらが歌をうたう理由(ポニーのヒサミツ + 中川理沙)

ポールは立てないけれど…。

早五月。

今日も告知を。

4月25日の「初級」と同じ内容で、行う「文字指導/handwriting 指導法」のセミナーです。

2021年5月9日(日) 13:00〜16:30 オンライン開催

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絶賛受付中です。

これまでの受講者の声は、こちらの過去ログにまとめていますので、受講を検討する際の参考にして下さい。

tmrowing.hatenablog.com

tmrowing.hatenablog.com

tmrowing.hatenablog.com

4月の「文字指導/handwriting指導法セミナー」の受講者からのフィードバックのうち、リアルな「声」というか、「叫び」に近いものをご紹介します。講師の私の胸にも刺さりました。

セミナーの感想を一言でいえば、まさに「思い込みからの脱却」。
副題の通りです。
事前に資料をプリントアウトし、目を通していたのですが、お話を聞くと、その予習で得たものさえ思い込みだった…。
というか、初めて英語を学んだ中学1年生の日から、自分が教える側にたってからの期間も含めて、なぜ誰もこのことを教えてくれなかったのか?そして自分は気づき、学ぼうとしなかったのか?という驚き。

今まで英語関係の勉強会やセミナーなど、それなりに出ていましたが、このような基礎中の基礎ともいうべき内容のものは初めてです。テキストやノートで、様々な種類のフォントや四線が使われているのは目にしていましたが、それぞれの特色や意味など、深く考えたことがありませんでした。

驚きをもって学んだことをいくつか箇条書きにします。

  • 指導は小文字から
  • 補助線は補助にすぎない
  • 文字の”からだ”の名前
  • フォントの比較
  • 目にする文字の間での差、見る文字と書く文字の差
  • 形の認識<動きを意識
  • 同じ動きの入った文字を一緒に
  • 球+棒”を避け一筆書き
  • カウンターの形状と分岐点

恥ずかしながら、まったく知らなかった世界であり、非常に興味深く、ほほう、ほほうと感嘆の声をあげながら受講したのですが、最後まで解消されない疑問も出てきました。

まず、なぜ、せめて教科書だけでも(望ましくは、問題集などもすべて)初学者に易しいフォント、字体、4線を統一しないのか?
どんな文字を使うかは、教科書の出版社に一任されているとのこと。公立の学校で使用される教科書だけでも、現時点で日本で最適と思われるものに統一されるべきでは?

特に小学校と中学で使う書体や4線が異なっていれば混乱するかと思うのですが…。今回は様々なフォントとその特徴の紹介が主でした。もちろん、識字障害の方にはこのフォントは向いているなどのコメントはありましたが、私の中では、最終的に最適なものはどれなのかが、よくわかりませんでした。

もちろん、意図的にそのような言及をさけられたのではないかと思うのですが、実際のところ、悩みます。さまざまな会社のテキストを使っていると、書き順、字体の違いが多く、その都度子供たちから、どれに従うべきなのか、質問を受けます。メインテキストとワークブックなど、それぞれ違っており、また気づけばホワイトボードに書く私の文字も違っていたりして…。また、こちらに入ってくる年齢がまちまちなため、いろんな程度の”うろ覚え”の生徒さんたちがいます。その”うろ覚え”のソースも、小学校で習う”ローマ字”、パソコンの授業で身近になるキーボードの文字、看板、洋服、漫画などいろいろな場面で見かける様々な文字…と様々です。母語でも同じなのでしょうが、いったん感覚で覚えてしまったものを”矯正”することの難しさも日々感じています。

そしてもう一つ。受験時の採点ではどう判断されるのか?先生も書かれているように、”学校現場の手書き文字の「テスト」での〇×△に関してのローカルルールが多数存在”しており、中学生に対して”Mの「谷」が基線まで伸びていなくてもまったく構わない、ということを周知”することは難しいです。学校のテストの採点において何の権限もない、いわゆる”塾の先生”である自分にとっては、やはりひとつ”コレだ”という手本が必要であり、そのためにも、”教科書のフォント統一→習う文字の形と位置の統一” を求める気持ちがあります。中学一年生で、模範となる文字指導をし、その後、4線がなくてもある程度、模範形に沿った、誰からも識別されやすい文字を書けるようになってほしいというのが、現在の私の考えです。

小学生低学年はともかく、教科書が改訂され、覚えることが多すぎる(と感じています。)中学一年生にどれだけの時間を文字指導にあてることができるのか・・・?不安はありますが、まずは教える側である私が今回のような知識を得ることができたことを第一歩と前向きに喜びたいと思います。

今回のセミナーに続く中級編?を望む声がよせられている…と聞きますが、私はもう一度初級を聞き直して理解を深める必要があるように感じています。つけてくださった資料なども、少しずつ読みながら勉強していきたいと思います。日々のレッスンに追われ、自分自身の勉強がおろそかになっています。今回のセミナーを良いきっかけに少しずつ、学んでいきたいと思います。ありがとうございました。

長文で率直な想いの溢れるフィードバックでした。ありがとうございます。

ここ3年ほど、文字指導に関わるセミナーを開いていますが、英語教育に携わる人でさえ、多くの方が、
「文字指導のセミナーに5千円も払うなんて!」
「休みの日に、3時間とか4時間とかかけるだけの意味や価値がある?」
「受講者の声で紹介されている内容がウソ臭い!」
などと感じていることでしょう。

私としては、

  • 他では得られないものが得られるまたとないチャンスですよ。是非に!
  • 想像しているものの、かなり先に行けて、さらにそこから今まで見たことのない景色が見られますよ。

としか言いようがないのですが、ソーシャルメディアでは、次のようなプラスの反応もありますので、このセミナーが不要となる日まで、地道に普及啓蒙をしていきたいと思います。

一昨年のセミナーを受講して下さった大名力先生のツイート


同じく一昨年のセミナーを受講して下さった手島良先生のブログ記事。

ameblo.jp

ameblo.jp

昨シーズン、今シーズンと連続で受講して下さった山下桂世子先生が、昨シーズンのセミナーに参加した際の振り返りのブログ記事。

英語の文字指導/ handwriting 指導法セミナー
https://kayokoyamashita.com/archives/15908

こういう方たちにも、handwriting指導法の理解を深めたり、ご自身の実践や研究との接点を実感していただく機会を提供できている、というのはなかなかに意義深い、貴重なセミナーなのではないか、と思っています。

連休明けの5月6日(木)の21:00まで受け付けていますので、よろしくご検討下さい。

本日はこの辺で。

本日のBGM: First of May (Bee Gees)

寄らば大きな…。

東京は、またまた「緊急事態宣言」。隣接県在住の私にも多大な影響あり。なにせ、仕事場が都内ですのでね。
無策のツケを市民に負わせる政治には辟易。

生存確認も兼ねて、生業の英語教育関連での告知などから。

4月25日の「初級」と同じ内容で、行う「文字指導/handwriting 指導法」のセミナーです。
2021年5月9日(日) 13:00〜16:30 オンライン開催

passmarket.yahoo.co.jp

  • 文科省で指導する立場にある方も、そろそろ私の話を聞きに来てはいかが?自治体の指導主事の方や、大学で教科教育法を担当されている方は既にいらしていますよ。

5月には、さらに「名詞句」関連か「英文ライティング」関連でのセミナーも企画検討中です。ソーシャルメディアの告知をお見逃し無きよう。


6月12日(土)
関西英語教育学会 (KELES)
第27回研究大会 企画ワークショップの2
英語教材の文字の話: 「文字指導」を語るなら、このくらいのことを考えておいてはどうか

sites.google.com

  • 巷の「文字指導」の話で、「それ、ピントがズレてんじゃないの?」と思うことが多くなってきたので、セミナーだけでなく、こういった「学会」からのオファーもお受けしました。英語の「教材における文字の扱い」から考える場としたいと思っています。

小学校の英語教科化も二年目を迎えた。それ以前の「教材」であったWe Can! で採用された欧文書体(フォント)が従来のものと大きく異な ることが注目され、補助線である「四線」の間隔が物議を醸した。小学校の検定教科書で、UDフォントの採用などの変化が見られたことで、 今年度から新課程となる中学校の検定教科書でも、中1用では各社で「文字」の扱いに配慮、工夫が見られるようになった。今回は、そのよ うな「目に見える変化」も含めた、教科書や教材での「文字そのもの」の扱いの問題点を取り上げる。「文字指導」という観点では、 handwriting に焦点を当て、児童生徒が「目にする文字・読む文字」と「実際に書く文字」の適切な扱いを考える場としたい。


あと、随分先の話ですが、

9月25日(土)
日本テスト学会 第19回大会
公開シンポジウム:大学入試の「英語」はどこに向かうのか
企画・司会:南風原 朝和
話題提供者: 大津 起夫、渡部 良典、阿部 公彦、松井 孝志

www.ai.lab.uec.ac.jp

  • この企画は、実は昨年の9月に行われるはずだったものです。所謂「コロナ禍」で、大会そのものがキャンセルになってしまい、私としても、「共通テスト」の開催前に問題意識を喚起しておきたかったので残念に思っていました。今回、大会はオンラインでの実施で、しかも再び「シンポジスト」としてお声掛けいただいたので、「英語ということばを高等学校段階で30数年教えてきた者」として、さらには「英文ライティングを含む英語教材のマテリアルズライター」の視点で、「大学入試」に斬り込みたいと思っています。

生業の「英語教育」の基本は、やはり「実際の指導場面」での「人」と「ことば」です。
日々の授業を充実させるには、「教材研究」が不可欠。
最近、小橋雅彦先生がこんな本を出されました。

若い英語教師のための教材研究入門 小橋 雅彦

www.kyoiku.co.jp

twitterでも紹介したのですが、あっという間に「100いいね」が付き、ちょっと驚いています。

https://twitter.com/tmrowing/status/1385749817008160773?s=20

2021年4月25日現在、密林では在庫切れですね。

ホントに教材研究って大事なんですよ。「読み」がデフォルトの教材が多いのに、「読むのに適していないエイブン」とか、「つながり」や「まとまり」が、そこかしこで崩れているのに、「主題を問う」内容理解の設問に答えられたら、読めたことにしてしまうものなどの存在に気づくのは、教師が自分で読むからこそです。

私がどのように教材研究をしてきたか、そして今、しているかは、このブログの過去ログや、twitterなどのソーシャルメディアを読んでいただければよく分かると思います。
先日、まだ私が若かった頃から多大な影響を受け、僭越にも追いつき追い越せと思いつつも、某テスト部で一緒に仕事もさせてもらったT先生から、こんな呟きを投げかけられました。

https://twitter.com/Shun1t/status/1383676461521903618?s=20

私の回答は今までにも表明している通り、T先生ご指摘の「一覧性の悪さ」は意図したものです。情報として消費されるのがイヤで、見出しとかのタグ付けを一切排して、一本の記事の初めから終わりまで読めばわかるけど、欲しい情報だけつまみ食いして読むことができないように書くことを心がけていました。更新頻度が低下した今では、告知が多くなってはいますが、基本は同じです。もっとも、はてなのブログには「検索窓」がありますのでね。

ということで、教材研究で本当に大事なこと、視座、技術、資料などで、他所では得難いものなども、どこかを探して、くまなく読めば分かると思います。タダほど高いものはないっていうじゃないですか。お時間と心に余裕のあるときにでも。

本日のBGM: みちくさ (浜田省吾)

一度見えるようになると次に出会ったときに「それ」とわかる眼

先日のオンラインでの「文字指導/handwriting指導法」のセミナーの受講者からのフィードバックを追加します。
前回、前々回のエントリーもお読みください。

tmrowing.hatenablog.com

tmrowing.hatenablog.com

最初は、以前、とある文部科学省委託事業「中学校・高等学校における英語教育の抜本的改善のための指導方法等に関する実証研究」の外部委員でご一緒したこともある柳田綾先生から。

昨日3月20日のセミナーでは大変勉強になりました。また、資料もありがとうございます。
 私は長年高校で勤めていましたので,文字指導をきちんと行ったこともありませんでしたし,意識したこともありませんでした。非常勤で「小学校英語科教育法」を担当することになったので、文字指導についてもっと勉強したいと思い受講させていただきました。
 松井先生がわかりやすく例や生徒さんの実際の文字を見せてくださったことで,文字を写すことや書くこと,音と文字の違いで英語学習に困難を感じる生徒が多いことがよく理解ができました。また,実際に自分が文字を書くことによって,意外にまっすぐ綺麗に文字を書くことが難しいこと,利き手でない手で文字を書くことが難しいということも実感することができました。また,松井先生の豊富な知識と教養に大変感銘を受けました。ユーモアあるコメントも大変楽しかったです。3時間があっという間に終わりました。
生徒によって個人差はあり、勤めている学校にもよるとは思いますが,小中高の校種で文字指導を最低限どこまで押さえておくべきかのリストのようなものがあるとありがたいと思いました。
 第二弾のセミナーが開催されるのであれば,またぜひ参加したいです。本当にありがとうございました。

柳田先生ご指摘の「文字指導を最低限どこまで押さえておくべきかのリスト」は、発達段階・習熟度と併せて考えなければいけないことで、私の今後の課題とさせてください。
次回、「中級編」でそのあたりも参加者と情報・意見の交換ができればと思います。

広島で「きらぼし学舎」を主宰されている植木希恵先生から。

時々、クスッと笑いのある、でも非常に充実した重い内容の講座でした。
特別支援を受けている子どもさん、勉強でつまづき自分に自信がないからやりたくない、そんな子どもさんの個別指導をしています。
今まで意識したことのなかった文字指導ですが、確かに!!とうなづけることがたくさんありました。
特に分岐点を意識してみるとどうして混同してしまっていたのかがよくわかりました。
早速、4月からアルファベットに入る子どもさんがいるので最初の7種類の練習から入ります。(学校での学習を邪魔せずに先駆けてやるにはそこが良いと判断しました)
また、山下先生のフォニックスも学びましたので、文字を書くという場面でより意識して観察して見せる、書くというのをやりたいと思います。
2回しか書かないというのも非常にうなづけました。
ワーキングメモリの容量がすぐにいっぱいになってしまう子どもたちだからこそ、2回を集中して体感覚として感じる、そして時間を空けて復習する、というのがとても理にかなっていると感じました。私こそ、また時間を空けて先生の講座を受講したいと思います。
ありがとうございました。

植木先生、ありがとうございました。学習者の「困り感」への対処法の選択肢が増えていれば何よりです。


続いては、私立の高等学校で非常勤講師をしていらっしゃる山田奈津岐先生から。

昨日の講座を受講しまして、感じたことが3つあります。
一つ目は、知ることの大切さ、
二つ目は、書くことの難しさ、
三つ目は、変えていくことの必要性、です。

一つ目の、知ることの大切さにつきまして、昨日の講座の中にたくさんの「知る」がありました。「フォント」比較の着眼点プリントに関しまして、意味がわかるようになりました。これまで、「目指せ!英語のユニバーサルデザイン授業」の58-59ページを読んでいて、「そういう違いがあるのか~」とぼんやり頭で理解していたものが、実際に先生の説明を聞きながら比較していくことで、文字の見え方が変わりました。教員をしている中で、文法や長文読解の方法について学びを深めてきていましたが、こういったフォントについての知識は、まさに先生のおっしゃるとおり、教職課程にある学生すべてに教えていなければならないと強く感じました。実際に自分自身を振り返ると、教育実習の時に、大文字のWの真ん中の頂が低いことを注意されたことがある程度です。また、思い出せば中学生の頃、保健カードの記録か何かで「体重○kg」の飾りのついたgが、英語のgと同じものだと認識できなかったことがありましたが、そんな自分が生徒だったときの気持ちは忘れてしまっていました。gに対しての混乱はみんな通ってきた道だと思います。それが、フォントが原因だということに気づいたのは、先生のご執筆、本講座からです。

二つ目の、書くことの難しさにつきまして、ワークシートに実際に書くことで、「書く」ことにどのようなモータースキルが必要か実感できました。ストロークパターンの練習は、大人でも簡単ではありませんでした。この練習なくして、生徒の文字のことを言えないなと思いました。私も高校で教えていますが、次年度の4月はここから入ろうと思います。また、最初に勤務した岐阜の私立高校では、中一で入学する前の課題で「ペンマンシップ」が課されていたと記憶しています。その内容を、中一で教える私自身が確認していなかったことは、なんて怠慢なことなんだろうと、今大いに反省しています。生徒の文字でwの真ん中が交差してしまっているものを見たことがあります。これは、一画のwを教えれば、交差しなくなるという理解でよろしいでしょうか。交差するwを書く生徒は、4画のwを習ってきているのかもしれないということも、今ようやく思い至りました。

三つ目の、変えていくことの必要性につきまして、早速講座内でとるメモの文字から、変えていく意識をし始めました。それだけでも、自分自身の文字が読みやすくなりました。先生のおっしゃるとおり、unlearn→relearnは簡単ではないなと感じました。書いている文字はまだまだ意識をしなければ、今までの書き方に戻ってしまいます。高校生の生徒にとっても、今まで書けていなかった生徒には大きな変化だと思います。自分自身の文字が読めるようになる喜びとともに、読める文字を書く指導をしていきたいです。

現在教えている生徒たちは、中学で英語に躓いてきた生徒が多く、単語を読めない生徒がたくさんいます。easyが読めず、隣に書いてある「簡単な」という日本語を見て、それがいわゆる「イージー」だと気づく、という理解の手順をたどっている生徒がいます。先生の「分割&縦書きドリル」は、そんな本校の生徒たちにとっても非常に有益だと感じました。これもすぐに取り入れていきます。

山下桂世子先生のコメントにもありましたが、私も講座第二弾にぜひ参加したいです。誰でも「英語コーチ」を名乗れるこの時代に、本当の学びを続けていくことの大切を改めて感じました。 今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

山田先生、ありがとうございます。
ご質問の、wの「交差」の件。これは結構悩ましいのです。山田先生への回答を若干修正してこちらでもお示しします。

wの交差の件ですが、Wは、とりわけ大文字であれば、真ん中が交差する「フォント」は多く存在します。これは、UとVがかつては同じ仲間だったこと、ダブルUの「ダブル」が「並べる〜重ねる」で扱われ方に温度差があるところからも、あながちおかしいとも言えないものなのですが、手書きの場合は、交差しないように書くことが「通例」かと思います。そこで問題になるのが、文字の大きさです。

ストロークパターンの7番目のドリル(※注:これは、セミナー受講者にのみに分かる情報です)でコントロールできるようになった児童生徒(再入門の中高生より上の学習者でも)は、小文字は一筆書きで書けると思われますが、大文字の大きさには配慮が必要でしょう。

ニュージーランドの「並行線を先に」というのは、交点/接点で「はみ出さずに書くこと」が、英語を母語/生活言語として学ぶ子どもにとっても「難しい」ものであることを教えてくれるものだと思っています。スライドで「大文字のY」の難しさも示しましたが、屈曲点で止まるような線を新たに引く、別の線の末端に屈曲点をつくって新たな線を引く、というのは、結構難易度の高いスキルです。

本日ご紹介する最後の方は、畏友、有嶋先生。
有嶋先生ご自身のブログ arishima info でレポートしてくれています。
こちらのリンクから是非!

arishima.hatenadiary.jp

有嶋先生、ありがとうございます。リフレーミングを実感するリフレクション!流石です。
であれば、もう次からは見えますね。
第二弾の方は、長い目でお待ちいただければ、と思います。

本日はこの辺で。

本日のBGM: ユリイカ (サカナクション)

I got a mail saying that ....

昨日のエントリーの続きです。

「文字指導」を語るなら、このくらいのことを考えておいてはどうか
tmrowing.hatenablog.com

今回のセミナーには、現在英国在住で、ジョリー・フォニックスの指導で日本でも多くのセミナーを開催している山下桂世子先生も受講者に名を連ねておりました。
山下先生からもセミナーのフィードバックが送られてきましたが、前回のエントリーに追記するには長い文章でしたので、日を改め、新たなエントリーとしてアップします。山下先生は昨シーズンの12月の私の「対面」でのセミナーに、ご自身のセミナーで来日(帰国?)中ということもあり参加してくれていました。移動時間等の兼ね合いで、「前半を少し聞き逃した」ということで、今回のご受講を希望されていました (思い返せば、昨シーズンの12月の回では、手島良先生と山下先生の初対面もあったのですね)。

以下、山下先生からのフィードバックです。

先日は、文字指導セミナーでは大変お世話になりました。お時間をイギリス時刻にあわせていただいたため、参加が叶いました。本当にありがとうございました。


1回目に参加させていただいたときは、遅れての参加だったため前半部分を聞くことができず、途中からお話をうかがいました。それでも、そうだったのか、と驚くことと腑に落ちることがたくさんありました。今回は通して参加させていただいたことで、前回からのつながりがよくわかりました。やはり、何度も参加して、理解を深めていくことは大切ですね。また参加し、勉強させていただきたいと思うセミナーです。第2弾の前に、もう一度参加し、第2弾後、また今回のセミナーに参加するといろいろとつながっていくだろうな、と感じています。第2弾の開催もどうぞよろしくお願いいたします。


前回参加させていただいてから実際に私が指導したものが、似た文字のグループを縦に書く、ということです。横に何度も書くよりは字がまとまります。ただ、イギリスで私が指導している子どもたちはまだ年齢が低いので、大きな効果はわかりません。また、似た文字のグループ分けは、ジョリーフォニックスでは、c, o, a, d, g, q をcaterpillar のc として丸くなるグループとしていますが、c, e, o のグループ分けのほうが子どもにとってわかりやすいようです。それにしてもe を書くのは難しいですね。(卵が割れて、というお話しで子どもたちに指導し、卵に割れ目を描いた絵の上に e を描くようにして印象づけています。)


今回のフィードバックです。
今回はまずはタイトルから、うわ!と思った次第です。
~思い込みからの脱却~ Learn, unlearn and relearn.
握りしめているものを手放すことの難しさ、でもそれができると学び直しができる、というのは耳が痛いけれど、納得します (フォニックス指導も同じです)。

先生がHandwriting の階段を説明してくださいましたが、これは文科・自治体の方に聞いていただきたい。読み書きも同様ですが、この細かなステップを日本の英語教育は行わないので、子どもたちが躓いてしまうわけです。スポーツや楽器では一気に上手にできるようになるわけではなく、何度も繰り返し基礎を行うことが重要であることは、みなわかっているわけで、丁寧に指導をしていくわけですよね。文字指導 (も読み書き指導) もそうであることを感じてほしいと思いました。そして、今回は、この階段が 『愛のアランフェス』 とつながるのか~と、今回はストン!と来ました。

また、文字が書けておしまいではなく、かたまり、語へ移行していくステップの必要性、音の出し入れができても書けるわけではないという文字と音の関係性について、決して文字指導 (フォニックス指導も) には近道はなく、細やかなステップを入れていくことがキーだと再認識いたしました。

本当に残念なことに、日本ではこの部分が抜け落ちています。自分のセミナーでいつも口を酸っぱくして言うのが「英語ネイティブの子どもたちでも最初から単語が読めるわけではない。日本のひらがな指導と同じように一文字一音をしっかり学ぶ」ということなのですが、小学校の先生や自治体に理解してもらうためには、国語の指導を例に取ると、先生方はわかりやすいのかな、と感じました。文科が動かない限り難しい・・・と思ったのですが、We can! で書体が変わった舞台裏がそういうことだったのか、と初めて知り、文科がこれだけ早く動けることに驚きました。

そして、「補助線はあくまでも『補助』線」!
先生がおっしゃっていた「どういう文字を書かせたいのか」。補助線にそった文字を指導するのではないということ、子どもにあわせた文字から補助線を考える・・・この視点にそうだ!と共感しました。
そこから、どの文字がいいのか、というところを今回はいろいろ考えることにつながり、フォント比較は非常に勉強になりました。

モリサワのUDフォントをこれだけしっかりと検証できたのは私にとって大きな収穫となりました。
モリサワの書体はかたまりになったときの文字と文字との間隔や全体の形が気になっていたのですが、exitや i のdotがそういう意味があるのかと一つ一つ先生が丁寧に説明してくださったおかげで、ようやく理解することができました。先生がおっしゃっていた「優先順位をどこにするか」を考えたうえで、書体もきちんと選んでいきたいです。

10. シラバス設計での配慮での③音韻の操作についてですが、残念ながら日本では全くと言っていいほど指導されていません。小学校では、フォニックスの指導がされているかと思いますが・・・と松井先生がおっしゃっていましたが、現実は全くと言っていいほどされていません。音韻認識という言葉もほとんどの先生は知らないということですから、これを文字とつなげていく感覚は現場の先生には育っていません。文字指導だけでなく読み書き指導もここが大きな課題になっています。

セミナー後にこうして資料もお送りいただきありがとうございました。早速、ダウンロードし復習させていただきます。先生のきめ細やかなご指導に感謝いたします。


途中、地震があり大変驚きましたが、先生の冷静な対応に感動しました。被害がなく本当によかったです。また、先生のお茶目な部分が垣間見えるセミナーでした。また参加させていただきたいと考えています。どうぞ引き続きご指導のほどよろしくお願い申し上げます。

山下先生、こちらこそ、大変な時期にセミナーを受講していただいたばかりか、こうして有益なフィードバックをいただき、本当にありがとうございました。


山下先生のサイトへのリンクをこちらに記しておきます。小中学校段階の指導者だけでなく、「フォニックス」指導や学習でお困りの方、是非お訪ね下さい。

https://kayokoyamashita.com/kayokoyamashita.com

本日のBGM: pink shadow (山下達郎 from the album "It's a poppin' time")

「文字指導」を語るなら、このくらいのことを考えておいてはどうか

2月期、3月期の「文字指導/handwriting指導法セミナー」計3回が終了しました。
大まかな構成は、昨シーズンと変わりませんが、そこで扱われている内容の深みは、昨シーズンよりも増し、よりリアルになったのではないかと思っています。
告知での「講座内容」には、このような文言があります。

講座内容:小学校の英語教科化や新学習指導要領で、「文字指導」のニーズは小学校段階に移ってくる、などと言われますが、そもそも「中学校」段階で、きちんとした文字指導、handwritingの指導はどのくらい行われてきたでしょうか?また、高等学校段階で、文字を書くことにどの程度配慮がなされているでしょうか?
この講座は、実際に「手で書くこと」= handwriting の指導法をきちんと扱い、その指導体系を考えるワークショップです。
欧文書体のhandwritingの指導体系を持つ、英国などのカリキュラム、シラバス、教材を踏まえ、日本の学習者にとって、より適切な「文字指導/handwritingの指導法」を共有します。

・欧文書体・フォントの基礎知識
・「フォニクス」ではない、handwritingとしての文字指導
・四線など補助線の意義
・シラバスデザインと文字導入の順序
・筆記用具の持ち方・握り方、姿勢への配慮
・筆記補助具、ワークシートの活用法

今シーズンのセミナーには、タイトルに

  • 思い込みからの脱却  Learn, unlearn and relearn.

という文言を付け足しました。私の切実な思いの現れです。
昨シーズンは、対面でのワークショップで、少人数グループでの情報交換や、お互いの書く文字を横目で見あったり、実際に「筆記具」や「筆記補助具」を試してもらう、という環境で行っていました。今シーズンは「コロナウィルス」対応で、Google Meetによるオンラインでの開催となり、実際に「書いてもらう」ものを私が逐一確認したり、「筆記具」「補助具」を試したときにリアルな反応を受けとることができなかったことが残念ではありました。
そんな中でも、受講者の方からは概ね好評なフィードバックを得ていますので、その中から一部を紹介したいと思います。

2021年度にも、今回と同レベルの「ガイダンス」に当たるセミナーを開催する予定ですし、今回の「ガイダンス」を「初級」とすれば、「初級」レベルを受講した方向けの、「中級」とも言える、もう少し具体的で専門的な内容とレベルのセミナーも企画しています。
以下のフィードバックを参考に、受講を検討していただければと思います。
今後とも、ソーシャルメディアでの情報にご注目下さい。

率直に言って、受講して本当によかったと思います。 恥ずかしながら、学部時代でも大学院でも、文字の指導について学ぶ機会はほとんどありませんでしたし、自分から求めることもありませんでした。模擬授業などでも、「よほどミニクイ文字(フォント)」の時にはフロアから指摘がある程度で、多くの学生(私自身も含めて)は文字についてそれほど注意を払っていないのではないかと思います。このように書くと言い訳がましくなってしまいますが、それが現状なのだろうと思います。文字の指導を考えてこなかった自分がいけないのですが、もっと早い段階(教職課程のカリキュラムなど)で文字指導を学ぶ機会があったらどんなによかったことかと思います。 これまでの自分の思いの至らなさを反省するとともに、学びの機会を与えていただけたことに感謝申し上げます。フォントを選択するとき、文字を書くときに、何に注意して選ぶのか・書くのかという視点を得ることができました。それはそのまま指導の視点につながることだと思います。まずは教える側として自分自身がワークシートに取り組むなどして自分の文字を見つめ直し、指導に活かしていきたいと思います。

どのセミナーでも言っていることなのですが、「一度見えるようになると、次にそれと出会ったときに、それだとわかる」眼を手に入れたということなのですね。 次は児童生徒に還元していただければと。

今日は本当にありがとうございました。濃密で、素晴らしい時間でした。
前回申し込めなかったことは残念ですが、今回こうやって参加させていただけて感謝です。
以前お聞きした時も「目から鱗」で、そこからいろいろ改善したこともあるのですが、いやぁ、まだまだでした。
まずは私自身の文字だ!と痛感しています。自分の板書の文字の癖を自覚して、文字の練習をせねばと思いました。まずは今日やった、運筆の練習から!
板書の文字、ワークシートに書く文字。自分の文字の癖をかなり見直さねばと痛感しています。
字が苦手、とずっと目を背けてきましたが、初学者である小学生への文字指導だからこそ、指導者である私が気をつけねばなりません。
4線の間隔について、x-height 部分が大きい方が初学者にはいいとは思いながらも、実はちょっと「不均等な4線だとアンバランスな文字になってしまわないか。将来的に困らないか」という不安がありました。しかし今日、松井先生のお話をお聞きして納得できました。4線はあくまで補助線であるということ。
方眼紙の良さとしておっしゃっていたと思いますが、結局4線も写真のグリッド線と考えればいいのだなと、自分の中で納得できました。カメラをかじっている自分としては、グリッド線は美しく見えるための目安の線、というところで、非常に腑に落ちました。
私は子どもたちを「自立した学習者」に育てたいと思っています。今日何度もおっしゃった「自立した書き手」という言葉がグサグサと刺さっています。私は子どもを自立した書き手として認めていなかったのではないかと思います。英語を書く指導も、日本語を書く指導も。漢字の学習も、英語を書く指導も、自立した書き手にするような手立てを取っていなかったことに気づきました。段階を踏まず、考えずに機械的に書かせるだけの指導はやめます!
文字の中にお顔を書かせるのは、すぐにでもやってみようと思います。3年生の中で、aが極端に小さくなる子がいます。何度訂正しても同じだったのですが、お顔を書かせたらすぐ分かりそうですね。明日やります!かわいいですし。きっと大喜びしながらやると思います。
今日また松井先生のお話を聞いて、小学校での指導の重大さを改めて感じました。
まだまだ至らないところだらけですが、自分にも成長の余地ありと思って頑張ります!
ありがとうございました。

「耳が痛い」「グサグサ刺さる」「児童生徒に申し訳ない思い」というのは、私のセミナーで現場の先生方からかなり多く返ってくる反応です。unlearn する痛みとでもいいましょうか、「思い込みからの脱却」というのは、恩師でもあった若林俊輔氏からの受け売りなのですが、脱却して学び直す、というのは、言うほどやさしいことではありません。「今、握りしめているものを手放さないと、新しいものを手にすることは叶わない」というのは、教職に限らず、色々な局面で私もこれまで痛感してきたことです。

昨年のセミナー参加が体調不良で叶わず,本日のセミナーを1年越しで楽しみにしていました。大変有意義な時間を過ごすことができました。ありがとうございました。フォントのデザインと認識の関係は,聞けば聞くほど興味が湧いてくるものでした。線の流れが動きに転じるようにデザインされていること,そして,文字を書くという行為には,認知的かつ身体知が複雑に絡んでいることは,最初のワークシートの練習で実感できました。トメではなく,ハネ,払いに近いExitは,語としてのまとまりやfluencyを伸ばすのに重要ですね。 身体と言えば,先生に紹介していただいたPenpals for handwritingでも,準備体操がありましたが,日本の学校でもあのくらい身体と文字の関係を意識した教育を行うべきだと思います。この10年,小学校での取り組みをお手伝いしてきましたが,数年前に研究開発校で一足先に読み書きが入ってきたときに,自分が英語教育の研究者として入門期の大事なことにほとんど手を付けていなかったことに気付き,大いに反省しました(その頃に先生にいろいろとおたずねしました)。また,小中の教員養成も相当に変えていかないと,英語教育は根性論の再生産になってしまいます。その割に,初等教員養成課程での外国語科の指導法に割くことができる時間はごくわずかで,しかも,大人数クラスという状況なのが頭の痛いところです。教員養成は,免許法の改正,英語コアカリ,教職大学院化と良い方向には向かっていません。
また機会があれば,お話をお聞かせ下さい。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

この一連のコメントをお読みいただければ、「大学」や「大学院」で、英語教育の研究や教員養成に関わる方であることは想像に難くないと思います。小中高現場の教師だけではなく、このような「教師を指導する側」の方にも受講していただけるセミナーとなっていることがわかっていただければ幸いです。

ほとんどが今まで私が不勉強にして知らなかったhandwritingに関する歴史や指導でしたので、それをあんなに時間をかけてじっくりご教授いただく本当に贅沢な時間だと思いました。
なぜ今回先生のセミナーを受講させていただいたかというお話をすると、A4にして3ページくらいのレポートになりそうなのですが、2回目に受講して気が付いたのは、先生のセミナーは「こうして指導すればいいですよ」という巷に多くある「明日から使える〇〇指導法」ではなかったということです。セミナーの中で、実際に自分が書いてみて、体験させていただいたことはあのまま生徒にさせるのではなく、あの感覚をもって、自分の指導にどう生かすかという貴重な視点でした。小学校英語はともかく指導する時間が限られます。あれもしないと、これも教えてやらなければ、とwishing listのようなものを順番に優先順位を付けながらそのリストをつぶしていくと、結局はたくさんの英語の音声インプットとか、字形を認識させ、音から文字に結び付ける、そこを最優先に(文字指導に関しては)、その文字認識の段階でかつてはフォントすら気にもかけていなかった時代から、We Canとともに少なくともかなり前進したのは先生を始めご専門家の貢献度が高いと感じています。ひとまず、そこは言い方は変ですが、「ご専門家にお任せし、教科書の字体やワークブックが作られまっとうな方向に導いていただく」というのが今までの認識でした。2回の受講を経て、6年生最後の2クラスほどですが、子どもたちの書くアルファベットがとても気になっている自分に気が付きました。卒業を前に4回ほどbridge lessonという単元を入れ、中学校に向けての読み書き指導を入れたのですが、この時期にもっと私は先生の2回のセミナーで学ばせていただいた新しい視点を入れ、練った指導ができればよかったと今、反省しています。この感覚は、なかなかほかのセミナーでは体験できなかったと心より感謝いたしております。私自身も時々セミナー講師をさせていただく立場で、これほどgenerousに、参加者にシェアするものを十分に準備して行ってきただろうか、ということも考えさせられました。大変、失礼な言い方をしていたら申し訳ありません。
もう一度、セミナー開催されるとのこと。 
時間があればまた参加させていただきたいくらいです。
そこで、自分が何を発見し、何に気が付き、何が変わるか…知りたいです。
本当に貴重な機会をありがとうございました。

匿名でしかご紹介できませんが、「小学校英語」(とひと括りにするのはちょっと乱暴な気もしますが、そ)の牽引者のお一人とも言える方からのコメントに身が引き締まる思いです。

  • 先生のセミナーは「こうして指導すればいいですよ」という巷に多くある「明日から使える〇〇指導法」ではなかったということです。

という件の「お手軽なお土産お持ち帰りセミナーにはしない」というのは、私が普段から心がけていることですので、分かっていただけて本当に嬉しいです。

松井先生、昨日は文字指導セミナーをありがとうございました。困っている生徒のために知っておきたい事はもちろんですが、「読みやすい 書きやすい」って教室のみんなにとって嬉しいことだなと実感しながら(反省もしながら)の贅沢な4時間でした!指導者が苦行にしてしまいがちな文字指導ですが、昨日はなぞり書きさえも、楽しかったのです。「文字を書くときに注意をする点が分かると、そこに集中する。集中していると身体が自然にふさわしい動きをしようとする。」そういうことを体感しました。同時に意識しないと直らない自分の癖も発見しました。これが習得したものを手放す難しさか、と。初学時に丁寧な文字指導をする必要性をより痛感しています。
お話を聞いていると、まるで「この生徒にはお日様を」「この生徒には水を」というように、生徒一人一人をよく見て必要なものを与えて育まれてきた松井先生のお姿が目に浮かぶようでした。
先生の圧倒的な知識量や経験の引き出しから得られた多くのエッセンスをこんなにも教えていただき、本当に感謝しています。ありがとうございました。

  • 困っている生徒のために知っておきたい事はもちろんですが、「読みやすい 書きやすい」って教室のみんなにとって嬉しいこと

というのは、「ユニバーサルデザイン」の理念を上手く言い表しているのではないかと感じています。こういう感性の方が、英語教育現場を支えてくれていることに感謝します。


最後は、超(?)長文です。この方のメールを仕事帰りの電車内で開いて読み、落涙しました。
講師冥利に尽きるフィードバックをありがとうございます。

楽しいセミナーでした!ありがとうございます!
アルファベットを習う前によくある子供向けワークシート
mmmmmmmmmm
WWWWWWWWWW
の練習書き、本当の意味が解って驚くのと同時に自分の知識のなさにがっくりしました。
そしてその連続でした。

意識をするとしないでは、同じ作業をするにしてもこんなにも効果が違ってくるものなのかと実際自分で描いてみて実感。それを潜在のうちに埋め込めれたら、最高です。そういう教育を私も受けたかったです。
私は中学の時に器械体操部で、娘はバレエをしています。先日、別の用事でバレエの幼児科クラスの時間にスタジオに行きました。子供たちはシルクのような素敵なハンカチの端っこを指で持ち、頭の上にあげてスタジオを足音たてずぐるっと音楽に合わせて回ってくる、ということをしていました。
「ハンカチがしぼんじゃだめよ~、お姫様になって~、ふわふわ~」
という先生のメルヘンへのいざない言葉を浴びながら。娘がやっていた時期を思い出し、懐かしく目を細めていたのですが、まさにこれでは!
プリマのあの腕の固定された美しさは。
上でも前でもブレない両腕の微妙な輪っか感はこれではなかろうか、と。
こうやってきっと、潜在的に「できるように」指導されていたんです!
きっと。

だからといって今、娘の腕がきれいなプリマ輪っかをいつでもどこでも作れるか、といったら
そうではありません。

「どんな丁寧なカリキュラムでも、困っている子はいる」
という視点を持つ、ということもこのセミナーで学んだことの一つです。

そして
中学から器械体操をしていた私にはこういう一見「なんだろう?」と思われるような 楽しいこと(練習)が実はあの大技につながっていた、なんて記憶はありません。忘れているだけかもしれませんが。やはりこのような「愛の先見」が秘められた指導はこどもにこそ、本人が気づかぬうちにやりたい! と思いました。大人でもこれだけの感動があるんです。内緒で習得させれたら、と思うとなんだかワクワクします。

先生の当日のファッションや文字の歴史、いろんな人の困り感を考えた様々なフォントの話に文字への「愛」を感じます!文字の「入」も「出」も意識したことがありませんでした。横に流れるんですものね。ものすごく達筆な「習字」の文字への見方も変わりました。土曜日までは、ものすごく怒られそうですが「ダラダラと上から続くたぶん素晴らしい字」でしたが、あの中に「入」と「出」が芸術のごとく潜んでいる(わからないからこんな表現になりますが)と思うと自分の見る目もほんの少し成長したか、という気になります。 

子供達が
「この先生、英語の文字、好きなんやなぁ。へんな先生やなぁ。」
と思うクラスができたら英語が好きな子が増えるのではないでしょうか。
単純かもしれませんが。

私は先生のセミナーを受けて「小文字」を好きになりました。おもしろい変化です。そして、「わかる・わからない」や「できる・できない」でなく前よりもっと英語を好きになったような気がします。


週に二回、子供を送り出してから歩くか走るかわからない速度でのジョギングが日課です。
走った後、公園の鉄棒の真ん中の高さのところでゲートボールを横目に足上げをします。前、横、後ろ、40回ずつ。

器械体操部のときは毎日のウォーミングアップでした。この時も中学生ですから、ダラダラと、おしゃべりしながらただただやっていたように思います。娘のバレエをきっかけに、自分の足の上がらなさに愕然とし、過去の栄光を取り戻すべく(少しでも戻すべく)ゆっくりぼちぼちしていますが
今日、私が鉄棒で思ったこと。なんだと思いますか?自分でも笑ってしまいます。
「分岐点」です。
骨盤を分岐点とした、自分の脚のあがる軌跡です。
ただただ上げていた、意識レベルから美しくあげる、に変わったんです。これはかなりなレベルアップではないでしょうか!
だからといってもちろんすぐに脚が美しくあがるわけではありません。
ほんとうに美しくあげたいのならば正しい指導とそれを血肉にするまでの反復(根性も)が必要です。そんな境地を今更求める気はサラサラありませんが

それにしても
それにしても

すばらしい瞬間を経験しました。今日の朝、公園で。マンガによくある、「キラキラ」が頭の中にちらついた気分です。この意識で中学の体操を日々積みあげていたら・・・と思うと、ちょっとだけその当時の先生を恨みます。導いてあげること、大切ですね。これも、先生のセミナーで実感。

ほんとに私は先生のセミナーが楽しかったんだな、と思います。

この方のコメントにも出てきた「分岐点」は、フォントを考えるときに重要な着眼点です。今シーズンのセミナーのために改訂した「フォント比較の着眼点」を note で単品販売しております。セミナーの受講が出来なかった方で、フォントについての理解を深めたい方は購入をご検討下さい。

note.com

本日はこの辺で。

本日のBGM: Your Other Hand (Clare Bowditch & The Feeding Set)

"some have gone and some remain"

2月は更新ができないままでした。
セミナーをいくつか開催し、少人数の受講者に、ではありますが、英語教育の改善・充実に貢献できたのではないかと思っています。

そして、3月もセミナーやります!
ということで告知から。

3月20日(土/祝) オンライン開催

文字指導 / handwriting 指導法セミナー

passmarket.yahoo.co.jp

よろしくお願いします。

  • 入試改革への注文や、受験英語批判や、英語教育への貢献などとエラソウナことを言う前に、自分が今教えている目の前の学習者/生徒の英語力を伸ばせよ!

などと諌言してくれる奇特な方もいらっしゃいますので、今年私が出講している某高校の2年生の「授業評価」と「後輩へのアドバイス」を抜粋しておきます。
全て記名のアンケートで、私にとっては「通信簿」のようなものですが、外にいる方は「リアリティ」を共有できておりませんし、人は、自分の経験を振り返って悪く思いたくはない生き物ですので、良い評価も、悪い評価も「話半分」のさらに半分くらいのつもりで、眉に唾を付けて、または眉を顰めてお読み下さるくらいでちょうどいいのではないでしょうか。


では、以下、抜粋を。

松井の授業の評価

  • 今までの学校の授業では、配布されたテキストや参考書を何となく信頼して使っていましたが、先生はこの表現は良くない、とか、これは最近は使われていないなどと、データなども示しながら教えて下さり、すごくためになったと思います。先生ほど、英語の本質を教えてくれる先生は、この先も出会えないんじゃないかと思います。1年間楽しく学べました。ありがとうございました。
  • 1年間ありがとうございました。最初は、正直、毎回テストの範囲がとても広く、日本語→英語に変換する文の問題が沢山出たりと、なれないことだらけでしたが、イディオムだったり、動詞だったりがどれだけ使われているかのデータを見せて下さったり、とても理解を深めることができました。定期テストごとにあるwriting課題が、一番英語力向上につながったような気がします。
  • 独自のファイルをちゃんと読むと分かりやすくてよかったです。ライティングの課題があったことで、中々自分では取り組むことのなかったライティングを書くことになり、段々、書く力が付いたので、ライティング課題はとてもよかったです。今年から『XXX』を使い始めて、その良さが分かってよかったです。1年間ありがとうございました。
  • 何かに喩えながら教えてくれたり、プリントまで用意してくれて、丁寧に教えて頂き、ありがとうございました。『○○○』の、ここの問題がダメ、など自分では絶対に気づかないとことまでやってくれたり、『XXX』も細かく、先生の自作のプリントまで、一つの単元に対して多くのことを学ぶことができました。今まで受けた授業とは違う形で面白くて印象深かったです。本当にありがとうございました。
  • 『XXX』の解説を詳しくしてくれたので分かりやすかったです。(独自の)ファイルは、特に「比較」のファイルが分かりやすかったです。図があったりしたので、比較のイメージが掴みやすかったです。ライティング課題は、私が今まで書いたことのないお題ばかりで勉強になりました。特にグラフの説明とことわざの説明は、どのような構成で書けばいいのか全く知らず、この課題がなかったら一生出会わなかったと思います。毎回とても大変でしたが、ありがたかったです。
  • モニターに映して授業を進めて下さったので、一つ一つ細かいところのメモが取りやすくて良かったです。先生が一部の参考書に書いていることの間違いを指摘し、本当に正しい英語の使い方を教えて下さったので、知識を深めて英語の勉強ができて、良い授業でした。
  • 全体的に良かったです。特に、黒板に書いて説明してくれるところが分かりやすかったです。
  • 分かりやすく、文法、文のつくり方などを解説していただき、とてもよかったです。長文のwriting課題を通じて、文を書くときにいしきすることが身についた。見直しをすることで理解も深まった。とても良かったです。
  • 参考書を批判していて、最初はヤバい人かと思ったけど、それだけ英語愛が強くていいなと最終的には思います。あと、文法で、ここまで理解できたのは、先生の授業だからこそだろうなと感謝します。先生のオリジナルのプリントはとても有用だと思っています。長年の先生の血と汗と涙がこもっていると思って、大事に読み込みます。ライティング課題が定期的に課されるのが良かったです。
  • 先生の「名詞は四角化で視覚化ドリル」は分かりやすかったです。模試の前などに先生のtwitterを見て勉強していました。
  • その文章のどこがいけないのか、不十分なのかを提示してくれるので納得できた。問題集などで無理やり納得していたところも、喩えとかを使って分かりやすくしてくれた。今まで受けてきた英語の授業とは少し変わっていたけれど、とても満足のいく一年でした。
  • 『○○○』では書いてあることは全て正しい英語だと思っていたけれど、実際は変な英語もあることを知れたので良かったと思います。『XXX』は、一問一問解いて解説をよく読むというのをやるだけだったけれど、先生の詳しい解説を聞いて理解し難かった問題が消化できました。
  • 今まではテキストの問題を解いて、解説を読んで終わりだったが、先生の解説を聞いて、問題の本質を読み取ることができた。オリジナルのファイルは、例とともにあって、理解しやすかった。定期的にライティング課題をするので、英文を作る力が付いたと思う。
  • ときどき、よく分からないこともありましたが、基本的にはおもしろく授業を受けられました。先生の英語に対する見方は、私にとって新しい視点も多く、新しい発見が得られてよかったです。
  • オリジナルのファイル配信はとても分かりやすかったです。答えだけではなく、注意点を書かれていたので、見ただけで分かりました。あとは、「現代の使われている英語」に重点を置いて教えているのが伝わってきました。
  • 市販の参考書を全て信じてはいけないことを学びました。少し、自分が苦手な単元もありましたが、分かりやすく、ネイティブと比較もして下さって、とても分かりやすかったです。あと、海外の記事などに触れられる機会があって面白かったです。
  • 『○○○』や『XXX』には載っていない、細かい英語のニュアンスが授業やファイルで説明されていて役立ちました。
  • 教材に対する批判的な視点というのは、生徒である自分の身では絶対に持てないものであったため、振り返ってみると、とても面白かったです。英文の暗記が大変なときもありましたが、実際に多くの種類の英文が書けるようになったため、楽しかったです。ありがとうございました!
  • 最初の方は、記号や独特な言葉が多すぎて、話について行けなかったのですが、慣れてくるとプリントなども詳しく書かれていて理解が深まりました。ライティング課題は、出される時期もちょうどよく、あの課題が一番ためになったと思います。ただ、最初の方の授業は、もう少し進度がゆっくりだと、もっと分かるようになるかな、と思いました。
  • テキストの『○○○』に対しては、とても批判的だったので、最初は戸惑いましたが、今になって、おっしゃっている意味が分かるようになりました。プリントがたくさんあって管理が大変でしたが、ひとつひとつに様々な知識が詰まっていて勉強になりました。Writingの課題は問題が面白くて、取り組むのが楽しかったです。1年間ありがとうございました。
  • 分かりやすいところは分かりやすいが、先生独特の「大関」などの表現が、私的にはよく分からないまま終わってしまうことがあった。先生が作って下さるプリントは分かりやすいのですが、文字の分量が多く、全部すみずみまで読むことは難しかった。
  • 先生の授業は、初め、あまりの未知さに自分が今何をやっているのか理解するだけで数ヶ月かかりました。最初は厳しい先生なのかな、と思っていましたが、2学期くらいからは、先生の言うことなら間違いないと思うようになっていました。テキストに対する評価も、その批評を聞いて、本当に面白い先生だと思いました。プリントは絶対に手元に残しておこうと決めています。1年間ありがとうございました。
  • 面白い喩えや例文で授業を行っていただいたので記憶に残りやすかった。声が優しかった。しかし、「横綱」などそもそものものを知らないがゆえに覚えられなかったものもあったので、最初に少し時間をとって説明するか、もっと身近な例にして欲しかったです。
  • 教材に対する扱いがとてもよく、特にテストのときには、文のまままるごと出るので、何回も読み返してテスト勉強をすることを大切にしていました。そうしたことで理解が深まったのですごくよかったと思います。
  • 先生のこだわりが見られて難しかったですが、英語に詳しい先生が厳選してくださったので、信頼して問題を解けたと思います。英文は初見では気持ち悪いものもあったのですが、その根拠をしっかりと教えて下さったので助かりました。すもうの例は、恐らく今の学生の世代は、ほとんど無知なので、私も、そこだけはよく分かりませんでした。ライティングの課題は、自分だけで考えて長文を作る機会があまりないので力になるものだと思います。
  • 英文法の説明の仕方が分かりやすかったです。塾での習い方とは違い、とてもためになりました。最初は、今までの先生と授業のスタイルが結構違って驚いたけれど、丁寧な説明の間に、たまにギャグをはさんだり、歌を歌ったりするのが楽しかったです。ライティング課題もとてもためになりました。特に2学期にやった、グラフの比較が難しく、英語表現をもっと豊かにしないと、と思うきっかけにもなりました。
  • ライティング課題はとても良かったです。今までこんなにも、文法に気をつけて時間をかけ、論理が通っているかきちんと確認しながらライティングをしたことがありませんでした。細かい直しが役に立ちました。
  • ただの文法ではなく、その奥にある意味、根底にある考え方を知ることは今までなかったので、純粋に新鮮だった。
  • 1年間ありがとうございました。文法の授業にプラスして、そのフレーズの使われ方、他の言い方など、様々なことを教えて下さり、英語にさらに興味が持てました。
  • 『○○○』や『XXX』の解説は、最初、今まで受けていた先生の授業とはだいぶスタイルが違ったので、とまどったし、驚いたりしたけど、やるべきことを限定してくれたので、説明を理解してから解いてみると分かりやすかった。特にライティングは丁寧なフィードバックがついて返ってくるので、自分の間違っている部分が分かりやすく、苦手意識のあったライティングで自分の弱点を知ることができ、成長を感じられた。
  • ゆっくりとした授業の雰囲気が好きでした。毎回リラックスできました。文法の基礎力が上がりました。
  • 毎回のライティング課題が大変だったが、とてもためになった。雑談が楽しかった。
  • ライティング課題がテスト前に出されると、いつも大変で、もっと考えて書きたいっ!と思うこともありましたが、グラフの説明やイラストの説明など、大学受験にダイレクトにつながる分野を練習できたのは本当にありがたかったです。(ファイルの)プリントは、見つけるのと、コピーするのが少し大変でしたが、内容、例文はとても使いやすかったです。
  • 実社会での使用頻度と大学入試で出やすいものを分けて扱っていたのが良かった (グラフや表を見せてくれたのがよかった)。ライティングでは、入試で使うものを、テキストタイプそれぞれ分けて課題にしてくれたのは良かった。また何がダメで、何が良かったかを、他の生徒と比較して自分でも評価できるのは良かった。
  • 英語教材を読み上げたりするだけの授業ではなく、現代英語の本質的な部分を、オリジナルのファイルにあげていただき、実用的な英語を学ぶことができた。受験で点を取るためだけの授業ではなくてよかった。


(来年度この講座を受けることになる) 後輩への親身のアドバイス

  • 先生が面白いときは笑うこと。Twitterをフォローすること。マジで役に立つ。ペンの持ち方注意。
  • 先生のツイッターはフォローしておいた方が良いです。「いいね」をつけるのは少しハードルが高いので、ツイートを見るだけにはなりますが、ニュースなど本当に参考になります。
  • 先生のtwitterは世界のニュースと英語が同時に学べるので、日々見ておくと単語力など色々な力が上がると思う。
  • 今までの授業では得られなかった英語の知識が得られるので、メモをしっかりと取ることが大事だと思います。
  • 試験のために、大量の英文を覚えることが多いですが、覚えると、英文の構成や文法や単語を自然に身に付けることができます。テストはやさしいので、希望を持ってがんばってください。
  • ライティング課題は、出された日から取り組むべき。(オリジナルのプリントの)ファイルも熟読すべき。
  • 最初は参考書に怒ったりしてて、変な先生か、と思うけど、それだけ英語愛がすごいってことだし、実際、授業の分かりやすさと入ってきやすさは他の先生とケタ違いなので、まじめに聞いていた方が良いです。帰国の子も!
  • プリントの例文を理解して覚えると自然と長文が読めるようになると思うので、ひとつひとつ丁寧にインプットを継続することを強くおすすめします。
  • 先生からいただけるプリントは全部神さまだと思った方がいい。
  • 途中から、もしかすると今、自分は日本一の英語の授業を受けているのかも知れないと思ってくる。実際そうかも知れない。先生のファッションを予想するのが楽しい。ペンの持ち方を直したくなる。でも直せない。
  • 先生の授業は他の先生の授業と全然違うので、注意して聞き、先生の独特な世界(?) に入れるようにすると良いと思います。
  • 先生独自の言葉(横綱とかワニなど)が分かっていないと、後々何いっているかついていけなくなるので、最初から真剣に聞いてください。最初は独特な先生だと思うかも知れませんが、真剣に授業を聞けば聞くほど面白いし、得ることも多いです。
  • 英文は何度も唱えると良いかもしれない。「正しい英語」に触れる努力を!
  • たまにボケたり、突っ込んだり、というのをするので、笑ってあげるといいと思います。あと、(フィギュア)スケーターについて少し詳しくなれます。
  • 先生の授業は、一年間を通してつながっているので、最初から集中して一回一回の授業をしっかり覚えるのがいいと思う。あと、先生はフィギュアスケートが大好き。
  • 一度心が折れたらそこで終わり。
  • 頑張れ! 毎週復習!復習するならその日のうちに!後からでは追いつかない!事前に予習してから授業に取り組むと良い。
  • 来年の帰国生へ。この先生のテストは今までの英語のテストではありません。自分は英語ができるから、と過信していると痛い目を見ます。ちゃんとプリントを暗記しましょう。このテストは暗記、暗記、暗記が大切!
  • テストは暗記。やれば取れる、やらなければ取れない。ライティングは早めにやらないと適当になって、それが低いスコアにつながる。とても楽しい授業です。
  • プリントはたくさん英文がのっていて、「やりたくない」と思うかも知れませんが、模試や長文中で、見たことがある形の文章が増え、段々と楽になる部分が多くなっていきます。一つ一つしっかり、長期記憶になるよう、復習して頑張って下さい。
  • 先生のつくる資料は良質な文しか上がっていないと思うから、たくさん読んで、自分で書けるくらいにまでもっていくべき。やれといわれたことはきちんとこなすべき。
  • テストの範囲外の部分も、定期テスト以外の勉強をするときにとても役に立つので読み返すことが大事だと思います。
  • 「ここグリグリしてください」はとても大事です。
  • 問題集など、ひとまずおおざっぱに予習すると「あ、これ、こう言いたいのか!なるほど!」と理解しやすいので、できれば予習はした方が良いと思います。やるとやらないとでは面白さが違います!粘り強く頑張って下さい。
  • 復習に時間がかかるから、勉強した日に復習よ!


年度当初は、新型コロナウイルスに関わるあれやこれやで、満足の行く授業を提供できていたとはとても言えませんが、それでも辛抱強く授業に取り組んでくれたことに感謝します。ありがとうございました。

本日はこの辺で。

本日のBGM: イン・マイ・ライフ (田村玄一/藤原マヒト/伊賀航)

恒例の…

昨シーズンも、大好評のうちに東京と大阪で計4回開催しましたが、今年も「文字指導/handwriting指導法」のセミナーを開催します。
静岡の亘理先生/稲葉先生を中心に展開している「英語授業を語る会・静岡」とのコラボだけは特別に無料ですが、その他は有料のオンラインでのセミナーです。静岡以外の先生方は、こちらのオンラインセミナーをご検討下さい。
教員だけではなく、文科省の担当者や、教科書会社の担当者の方、大学の教科教育法の担当者、教員免許更新講習の企画に行き詰まっている方など、奮ってご参加下さい。

2月13日(土)「英語の文字指導/handwriting指導法オンラインセミナー」passmarket.yahoo.co.jp

2月23日(火/祝日)「英語の文字指導/handwriting指導法オンラインセミナー」passmarket.yahoo.co.jp

※両日とも同内容ですので、ご都合のよい日時でご検討下さい。

さて、
ソーシャルメディアで「来年度からは、中学校では文字指導をしない」というようなミスリーディングな文言を目にしたので、危機感を持っています。いや、中学校で導入したことが、高校でも定着していない、なんてよくある話じゃないですか?小学校で導入した「文字」の指導を、中学以降でも継続するのは当然だと思うんですけど。

ということで、来年度から使われることになる「中学校の検定教科書」での、「文字」の扱いを見ていきます。
たまたま、いや、本当に偶然に、『英語教育』(大修館書店)の2020年2月号の第3特集が「新しい中学校検定教科書 試し読み」なんですよ。この企画って、高校の検定教科書も発行している大修館書店の雑誌では、「高等学校検定教科書 読み比べ」なんてできないので、小中の教科書を発行していない偶然が生んだ、ということですね。


私は昨年の「展示会」で見てきました。
中1のBook 1 での見開き構成で、
・レッスンタイトル
・セクションタイトル
・指示文
・本文
・生徒が書くであろう部分の例

など、求められる活動ごとに、教科書のフォントがどうなっているか、というところを中心に6社の教科書を見てきました。

One World Book1 (教育出版;中1)

今回の改訂、小学校教科書で各社で見られる「UDフォント」の採用を謳いますが、本文のディセンダー (pqyなどの基線からはみ出る部分が) とにかく見づらい。小文字の y がなどはボールドになるとつぶれてしまいます。
セクションタイトル (小文字のSpringboardのgやa、Part 1の a、Classroom Englishのa)ではUDフォントの配慮はナシ。Book1 でも、メインレッスンではサンセリフのフォントを使っているのですが、Further Reading で読みに特化したレッスンになって初めて、セリフのフォントになるのですね。
これは他社本にも言えるのですけど、「読みの技能への依存度が増す」活動なのに、どうして、文字の認知負荷がより高いセリフにするのかは理解に苦しみます。

New Crown Book1 (三省堂;中1)

伝統のCrown。ところが、表紙見返しのLanguages around the world のタイトルからしてフォントへの配慮に欠け、極めて残念。小文字のa/gをよく見ましょうよ。同じことは、レッスンのセクションタイトルにも当てはまります。Part 1 / Read / Take Actionなどの小文字の a はこれでいいですか?
本文フォントはサンセリフ。yは左に曲がって終わります。この教科書もReading for fun の課(ハンプティ・ダンプティ?)で「セリフ」に変わるのです。「とにかく読む」という、読みに特化した活動で文字認識関わる負荷は下げて、語義や文構造の理解にリソースを割けるように、という配慮がなぜできないのか、と思います。
これは、Book2(中2)でも同じこと。読んでいるときくらい読みに集中させてあげて下さい。「全集中!」ってやつですかね。

New Horizon Book1 (東京書籍;中1)

判型が大きい!Book 1に関してはフォントへの配慮は一番行き届いていると言えるでしょう。そりゃ、小学校用教材のWe Can! から、NH handwriting (字游工房からの発売ではJK handwritingフォント) のフォントを開発して使用してきたのですから。セクションタイトルなどのフォントと、本文のフォントとでのギャップがほぼないのは歓迎できる。Let's Read の2になると、「セリフ」に変わり、その後のOptional Reading の本文もセリフとなっています。
ただし、Book2 になると最初からセリフです。

Sunshine Book1 (開隆堂;中1)

カラーUDへの配慮、対話文での手書き「風」フォントの採用など、一見小学校からのスムーズな接続を考えているように見えるのですが、フォントのデザインは「プロ」が関わっているとは正直思えません。本当に、この文字でノートなどに手書きしてから、書きやすさや読みやすさを確認してますか?まあ、「文字」に関しての専門的な知見のある著者が不在なのでしょうね。
そして、中2のBook 2 からは「セリフ」が一気に増えるのに、そこへの段階的な移行がBook 1で考えられているようには見えないのが残念。今回の教科書の中で、文字の扱いに関しては、私の評価は最も低いです。

Here We Go Book 1 (光村図書;中1)

光村は「コロンブス」という名を捨てましたね。時代の変化を見越していたということでしょうか?
文字に関しては、独自開発のUDフォントを謳います。このフォントのデザインには、プロが関わってますね。でも、セクションタイトル Part 1/ Goal などの a は…。ということで、結局は「教科書著者陣」の見識なんです。
歌のコーナーなど、メインレッスン以外ではセリフが使われていますが、その意図は?
Book 2(中2)からは本文はみなセリフになります。

Blue Sky Book 1(啓林館;中1)

啓林館かぁ…。個人的には、高校の教科書で良い印象のない出版社なんですが、小学校のチームは良識派なんでしょうか。
UDフォントでの配慮を謳っているのに、セクションタイトルは…。
Part 1 / Let's Talk / Get Ready / Practice の a。
Let's Read と歌のセクションはセリフ。
そして、Book 2(中2)では、最初から皆セリフ。

私は展示会で見ましたが、実物をご覧になっていない方も、こちらからリンクを辿ると、各社のカタログやパンフレットがありますから、少しは私の指摘したことを感じることができるかもしれません。

一般社団法人 教科書協会
教科別発行教科書の紹介
中学校
www.textbook.or.jp

私が指摘しているのは、ここで取り上げた「中学校用教科書」にとどまらない問題です。
むしろ、市販教材のほうが、配慮がなされていないというか、気づきさえしていないことが多いのではないかと思います。

難関大進学を目指す意識高い系の中高一貫校などで採択されていると言われる、某Z会の検定外教科書 『新お宝』 も、中学1年生用のBook 1 に相当する、Stage 1 が改訂に合わせて、フォントが変わりました。

www.zkai.co.jp

『お宝』の初版を作ったときにStage 1 の本文フォントを Sassoonにしようと頑なに言い張ったのは私なんですけど、私が抜けた改訂2版でも、Sassoonが踏襲されていました。
今回は、小学校の検定教科書に配慮したのか、モリサワのUDデジタル教科書体のLatinが使われています。
その改訂に合わせて、ペンマンシップの教材も変わったようなのですが、指導体系としては、感心しない構成と内容で残念でした。せっかくUDフォントを使っているのだから、その良さを反映できるような教材が求められるのではないかな、というのが正直な感想。
もっとも、初版を出した時にも、ペンマンシップをどうするか、など私は全く相談を受けたことがないまま、編集委員会を去りましたから、初学者への配慮とか技能の習得/発達段階への配慮というようなことは何も考慮されていなかったということなのだろうと思います。
当時、一緒に編集委員をしていた両K先生、U先生、事実誤認があればご指摘よろしく。

ということで、

  • ライティング指導の第一歩は文字指導から
  • native speakers は存在しても、native writers は存在しない

本日はこの辺で。

本日のBGM: Free (ポルカ・ドット・スティングレー)