2005-01-01から1ヶ月間の記事一覧

『コーパス言語学の技法』

中尾・赤瀬川・宮川著、夏目書房刊(2002年)の入門書を購入。 今年のライティング部会の研究に使うデータベース、コーパスの構築に向けて基礎から再入門。 TEXTANA使って、細々と作ってきた学習者の発話データはPCごと空き巣に持ってかれちゃったので…

高校3年授業終了!

3学期の特別講座が今日で終了した。 今日のクラスだけ1コマ多かったので、最後に自分が高校3年生だったときの期末テストをやらせてみた。 自己評価、感想では「難しい」「語彙力のなさを痛感した」などの言葉が多く見られた。 語彙の問題から1題を紹介。…

基本語彙の考察

JACET8000が届いたので、自分の手持ちの資料、教材や、今までの生徒の作文で得られたデータとの比較を簡単にしてみた。 コーパス言語学の成果を反映した、これまでにない信頼できる基本語彙表である、と開発者がいうのも誇張ではないのだろう。これからの学…

英詩のある授業

高3の生徒に「中高6年間の授業で英語の詩を読んだことがあるか」「英語で詩を書いたことがあるか」と聞いたところゼロだった。 現代詩に限っても答えは同じ。 いつごろから教科書ではメインの教材として詩を扱わなくなったのだろうか?英語の歌は頻繁に扱…

センター試験の外国語

いわゆる「センター試験」の初日の試験の問題が公表された。おそらく、英語に関しては学芸大付属、筑波大付属あたりの先生がコメントをしてそれが新聞にのるのだろうが、外国語は英語以外にも独仏中韓があり、この出題に関してはあまり話題にならない。来年…

授業で使う英語の歌

授業で英語の歌を利用している教師少なくないだろう。では、どのような歌を使っているだろうか? 自分の規準にあるのは、「生徒がこの授業以外で、一般のメディアからでは耳にすることのないであろう曲」である。60年代から90年代まで、英米を中心にポピ…

Tsunami aftermath

3学期開始。 高3生の特別編成授業のみ。2学期まで教えていない生徒がほとんど。回数も少ないので単発の内容になりそうだ。スマトラ沖地震と津波の被害については流石に皆ニュース等で見ているだろうから、まずはそのあたりに絡めた課題を準備。中越地震、…

英語ができる日本人

戦略構想なるものが出されて物議を醸した。否応なしに英語教師の英語力はやり玉に挙げられる。 戦略、といった場合に、それはいったい何と戦うための戦略なのだろうか?英語ができると、その戦場にかり出されて不幸な末路をたどるのではないか?というような…

Fluency revisited

英語教育ではよく、AccuracyとFluencyという概念が取り上げられる。研究授業で、生徒の積極的なプロダクションを促す授業が展開される場合、スピーキングとライティングで「間違いを気にせず、どんどん話しましょう[書きましょう]」という指導をする根拠とし…

You are what you speak.

「溶ける子音」という言葉を聞いたことがあるだろうか? 現象として認識はしていたが、概念としてこのことを知ったのは鴻上尚史の『発声と身体のレッスン』(白水社)で読んでからだ。言葉に関する重要な指摘があり、多くの英語教師に読んでもらいたい本であ…

卵が先か、コロンブスが先か?

午前中は、ビジネス、実務系のボキャビル。 接頭辞ごとにエクセルのワークシートで語彙リストを作成。北大語彙表でレベルチェックして、レベル4,5のものを中心にして各種教材で漏れのないように確認。 この分野は、もっとも自分に縁のない分野なので新鮮…

2005年スタート!

4月以降の去就もままならないながらも、何か生産的なことをと思い今月予定されているTOEICに向けての問題集でpractice test。 本番よりも難易度は高めと言うのでトライしてみた。Listening 445,Reading 495 合計すると940っていうんだけど、なんだかなあ。…