2008-12-01から1ヶ月間の記事一覧

英語教育の来年はどっちだ!

2008年も終わろうとしています。 お世話になった方々に、この場を借りて御礼申し上げます。 山口の地に赴き二年目。まだまだ自分の思うようには進みませんが、それが世の理でしょう。 本業では、自分のチームは振り出しに戻りましたが、県の国体成年チー…

僕らの投げた夢は空に抜けたのか?

ひねもす娘と留守番。 本を読んだり、辞書を引いたり、ご飯を作ったり。 ネットで検索し、電話で年明けの勉強会第二弾の会場を予約。どこも年末年始はお休みの中、ホテルに隣接したリーズナブルな会議室が取れたので安堵。 少し落ち着いて今読み返しているの…

「昔のピンナップはみんな壁から破がして捨ててしまった」

午前中は、冬期課外補習の最終コマ。 助動詞の番付表の、大関 (have) と小結 (be)。 生徒の反応を見ていて、 いわゆる完了形(「完了相」というラベルでも結構です)といわゆる受身形(「受動態」でもいいですよ)がわからないのは、過去分詞 (私は「-ed/en…

、参考とはいえ劣化コピーはいやでしょ、でも…。

某パーティーで上京。 往路の車中で、『橋本治と内田樹』(筑摩書房)再読。一部を引く、 橋本:今は世の中から、「人のやったことを参考にして自分で何かをする」ということがなくなっているんですよ。 内田:参考にするんじゃなくて、とにかく参加したい。…

Prime Hours

冬期課外補習二日目。 「名詞は四角化で視覚化」にまつわるかくかくしかじか。 ジッタリンジンの『プレゼント』のディクテーションから。 歌詞の構成を確認して、名詞の概念のレベルを指摘。 プレゼント→あなたがわたしにくれたもの→キリンが逆立ちしたピア…

『注文の多い』英語教育

2学期終業式。 その後、課外補習。来週の29日まで。 今回は、高1メインで英語難民もチラホラ出つつある高2も一緒に「英語の学び方」。 英語の文法は、語順と形合わせ 語と語の分かち書き以外の区切れとまとまりが見える力 名詞は四角化で視覚化 動詞の前…

”Write after ....”

世間は祝日。 朝から県の強化合宿に合流。これで年内の県の合宿は終了。年末にいろいろな合同練習やイベントが各地で行われるが、私は不参加。 今回は1日校務で欠席したが、実りの多い合宿であった。県全体の競技人口は少ないながらも、競技スポーツとして…

「専門家」とは誰のことか?

朝から三者懇談。夕方の6時少し前に終了。 帰宅途中で書籍を少々購入。 市川伸一『学力低下論争』(ちくま新書、2002年) 苅谷剛彦『教育改革の幻想』(ちくま新書、2002年) 福地誠『教育格差が日本を没落させる』(洋泉社新書、2008年) 平井伯昌『見抜く…

姿勢とは「勢いを生む姿」

合宿前半終了。 昨日はリギングと定常漕での乗艇。Oコーチとカタマランに同乗。コーチングを学びつつ、質問など。方向付けをもらう。大学生は新チームになって最初の合宿。Oコーチによれば好感触のクルーが多く、これまで出来なかったレベルまで指導が出来そ…

もっと懇親会を!

三者懇談初日。 どうも、「懇談」ということばに抵抗があるなぁ。生徒、保護者の声を聞き、教育に反映させるのに、「懇談」が必要なのだろうか?いつでも思い立った時に言えばいいのに。 お前は、言い過ぎだろっ! というご批判は甘受致します。 生徒は多様…

「サルにはなりたくない」

今日は進路ガイダンスとマラソン大会。 進路ガイダンスは、近隣の大学のAO・広報などを担当する方の講演でスタート。 某予備校の講師をしていたらしい。このコマまでは、自分のクラスも一応聞かせました。私は自分の指導で使う資料を印刷していたので内容は…

「英語教育の明日はどっちだ!」活用術

過去ログの検索に、はてなブログの検索窓を利用する人は結構いるのだろうと思うのだが、あくせく、じゃなかったアクセス解析を見る限りでは、効率よく検索している人は余り多くないようなので、 How to make the best of “TMRowing at best” をお届けしてお…

”How I wonder....”

ともすれば消化試合になりがちなテストあけの授業。 高2は既習範囲の英文を文ごと(長いチャンクごと)にセンタリングした用紙で 1. Read & Look-upからFlip & Write。 2. 続いて、日本文の空所補充サマリー完成。 3. 最後に語彙の再認テスト。 これを二つ…

”What am I?”

GPファイナルは、浅田選手の逆転優勝。 ジャンプの軸が細く、強い。 3+2回ということをことさら騒いでいるが、現時点では諸刃の剣であろう。あの体のどこに、というくらいスタミナのある浅田選手を持ってしても後半に息切れし、他のジャンプの精度が落ち…

旬の話題

高3の授業も残すところ後僅か。宮田幸一『教壇の英文法』(研究社)より、アクセントに関連して、「促音」の問題を取り上げた。 私たち日本人には日本語を使うことによって養われた特殊の音韻感覚があります。そして、この感覚によって私たちは容易にこの”…

”It just happened.”

期末試験あけ最初の授業。 最終日の最後にテストのあった高1のオーラル以外は採点も終え答案返却。 高1、高3はまあまあの出来。 高1で、英語で説明する一問に、まったく無解答で提出した生徒がいたので理由を聞いて、英語で言わせる。 I didn’t have tim…

「能ある豚は星を見ない」

戦後のこれまでの日本の英語教育はことごとく上手くいっていない。根本的にダメである。そのダメな英語教育のもの差しで、「優秀だ」とみなされてきた君たちは本当に英語ができると言えるのか、疑ってかかった方が良い。 英語科教育法の授業第一回での恩師の…

「生徒の基礎語彙力をいかに伸ばすか」

この週末は大忙しなので、備忘録代わりに。 今日の表題は、投野由紀夫氏(東京外国語大学)の講演タイトル。 『エースクラウン英和』(三省堂)の発刊に合わせて、編者である投野先生を広島に招き、20数名のクローズドといった方がよい研究会。 講演内容は…

学び、あるいは ”That’s where you’ve lost me.”

期末考査二日目。 採点も開始。高2の模試結果も返却。課題は山積。 答案に、 harfu という綴り字を見て、一日中ずっと落ち込んでいました。 平常授業で長期間かけてできなかったことが、冬季課外でどれだけ意識付けできるか。諦めず、でもかなり慌てようと…

「そこに山があるから…。」

朝のニュースでちょっと驚く。 ヒラリー・クリントン次期国務長官に! 懐が広いというか、あざといというか…。まあ、彼ら・彼女らの本気を見せてもらいましょう。日本は風邪どころか、新型インフルエンザで重篤、てな事態にならんことを祈ってます。 期末テ…

辞書

週明け0限は高2。 『P単』100個一気食い。毛利元就を引いて、個々の単語に対する取り組みを経た上でのコロケーション学習の強みを説く。これだけ学習用の辞書が整備された今、語彙学習の方法を精緻化することが大切なのであって、単語集に新機軸は必要…