2004-12-01から1ヶ月間の記事一覧
近くの図書館で見つけたので借りてきた。昭和61年に刊行された山田和男氏の遺著。 昭和40年代後半からの『英語青年』の連載をまとめたものであるが、この当時の学習参考書のレベルの高さを垣間見る思いがした。 編集にはまだコンピュータは導入されてい…
年内の大きな会議は終了。英語ネイティヴの書いた英語に注文をつけるのも気が引けるがテキストとして使う英文となるとただ現代の最前線の英語というだけでは不十分。 分詞の用法と不定詞の用法で気になるものが散見された。 To give you an idea of ..., To …
昨日の続きで、英語教育関係の原稿書き。 「話題」と「現実の使用場面」とでマトリクスを作ってタスクを設定するのは、ことライティングに限っては徒労であろう、という趣旨のことを書いた。教室内で書くことによる in the real world task はほとんど存在し…
答案返却と成績提出を終え2学期授業完全終了!! 必修のクラスではエッセイの講評を少し。結論部分で主題のrefocus or restatementをせよ、とあれだけしつこく授業で要求していても、テストでのtimed writingになるとやっぱり3分の1くらいの生徒ははそこ…
若い先生方との勉強会で、英文法・語法の話をしてきた。 普段お世話になっている、先輩の先生も顔を出してくれて感謝している。 冒頭で自分が高校生の頃の英語のテストを紹介したが、今振り返ると、高校だけでなく、大学でも、同僚・先輩でもいい先生に教わ…
ある高名な大学教授の原稿の中に、非常に気になる物言いがあった。 知識には丸暗記できるタイプの知識(宣言的知識)と身につけるタイプの知識(手続的知識)とがあります。講義形式の授業で教えられるのは丸暗記タイプの知識です。このタイプの知識だけいくら増…