2024-09-01から1ヶ月間の記事一覧

It could all be related.

今日の「気になる語法」はrelate。 高校生だと、和文英訳でも英文ライティングでも、動詞として時制を持つ使い方をしている人は少ない印象です。 私が唸ったのは、長谷川 潔 『新研究英作文』(旺文社、1979年)の解答例の英語(p.123)。 例題108 自分の体験…

「わからないまま生きてゆく」

気になる語法の中でも、ここ数年気になっているものの一つに、先行文脈や当事者間の前提を受けて S always has(,) and always will. と言い切る形からの類推なのか、 S has and always will be .... と続く言い方があります。ペアや列挙でのよくある言い回し…

定点観測

前回、前々回のエントリーでは、基本語の中でも基本語とされるであろう動詞 see show の語法で気になるものを取り上げて見たのですが、ソーシャルメディアで見る限り、私の問題意識は共感されなかったようです。人・国・地域・時代主語ではない進行形の用法で…

showing/seeing a rise in similarity

J.D. Southerが亡くなりました。 J.D. Souther, the singer and songwriter who co-wrote twangy yet debonair hits for artists like the Eagles and Linda Ronstadt that helped define the Southern California country-rock sound of the mid-1970s has …

Is seeing believing?

厳しい残暑でヘロヘロということもあり、ニュース英語の引用RTも頻度が激減しています。 相変わらず、「現実味のcould」と「asの前景後景」は普及定着にはほど遠いですが、めげずに投稿し続けています。最新の現実味のcouldに関するツイートはこちら。 Human…

「初恋の味」

9月になってやっと涼しくなったかと思いきや、また暑い日が帰ってきました。 この夏は、あまりの猛暑に睡眠不足になることもしばしばあり、こんなものに頼って心身の健康、well-beingを確かなものにしよう、などと足掻いていました。 この製品は「ヤクルト100…

the ABCs of materials writing

自分の専門と称する分野なので、英文ライティングや英作文の教材は広く手に取るようにしています。 以前ほど酷いものは少なくなりましたが、それでも「気になる」ものはあります。 2、3年前に、学校採択用教材を検討していたときに、次のような練習問題の日本…