2013-01-01から1年間の記事一覧

The bottom line is ....

26日、27日と「達人セミナー」の講師をしてきました。 昨年、博多で、道面先生と有嶋先生の講座に参加した際 (http://d.hatena.ne.jp/tmrowing/20121224) に、谷口先生と10年振りくらいにお会いし、今回の講師としての「達セミ」デビューに繋がりました。 …

Program Components

『英語教育』1月号を読む。 特集に関しては、浅野博先生や江利川春雄先生のブログで取り上げられているのでここでは多くをコメントしない。 一点だけ、鈴木貴之 (駿台予備校講師)による、 大学入試問題は今 最近の傾向を分析する(pp. 32-24) のうち、最…

開拓者精神

2学期の平常授業も修了。 進学クラスは御用納めまで課外講座が続きますが、成績も出ましたので、あとは、三者懇談と終業式を残すのみ。このブログも、最近は1週間に一回くらいの更新になっています。 でも、振るわない本業にしても、自分の生業の実作にし…

移行措置

期末試験も終わり、モーティべーションのなかなか上がらない終業式までの授業期間で悪戦苦闘中。 生徒の成績が振るわないのは、自分の授業の通知票でもあるので頭も痛いです。 生徒は毎年毎年違いますし、学年だけでなく、クラスでも違うものではあるのです…

東西奔走

まさに師走。 まずは東から。 上智大で開催されたシンポジウムの大まかな流れは、「好青年ムラタ君」の手によって、まとめられていますので、是非参照して下さい。 http://togetter.com/li/597415 今回の私の上京の目的は、第一部の「高校入試」の分析でした…

東京で夜の七時

二学期の平常授業も残すところ僅か。進学クラスは冬期課外がありますが、それ以外は課外での英語はありません。進学クラス2年は、修学旅行の関係で、一足先に期末試験。 今回のライティングは、obituaryが目玉です。 リーディングのコマでは、『話せる音読…

「冬のある日…」

めっきり寒くなってきました。 11月も残すところ今週いっぱい。いよいよ「師走」です。12月1日 (日) に上智大で開催されるシンポジウムに参加するため上京します。 上智大学・ベネッセ応用言語学シンポジウム2013 これからの中学校・高校での英語の指導と…

「フォーラムはあなたの心の中で開催中です」

第6回山口県英語教育フォーラム終了。 会場へのアクセスや昼食で不便を感じさせたり、スクリーンが見づらかったりなど、運営上の不手際もあったかと思いますが、ご容赦いただければと思います。 今年はスタッフを含めて70名弱での「集い」となりました。…

True Colors

本日は告知から。 最終案内、くらいですかね。 第6回山口県英語教育フォーラム 11月16日 (土) 10:00 – 17:30 (受付開始は9:30です) 山口県労福協会館・4階大会議室 参加費無料 詳しくはこちらの特設ページから。 http://choshu-elt-2013.g.hatena.ne.j…

天国と地獄

なかなかハードな一週間でした。 看護科1年は、「お弁当」課題提出完了。私がフィードバックをして書き直した後、ビデオ収録の予定。 今回は写真をiPad miniで撮り、それをモノクロで出力した画像を使ってのプレゼン。カラーでも、コロッケなのかメンチカツ…

今では、手紙を書くことは少なくなりました。多くの要件は (電子) メールで済んでしまいます。 先日、ライティングのシラバスで問い合わせがあり、自分の指導の足元を見直してみました。元々の問いは、 (GTEC Writing Training でも『パラグラフ・ライティン…

「なんで英語やるの?」

基準日には遅れたけれど、anfieldroadさんの恒例の企画にひっかかった記事をば。「お題」は、 生徒に、『なんで英語なんか勉強しなくちゃいけないんですか?』と訊かれたら、何と答えますか。 今まで、anfieldroadさんの企画には毎回参加してきたのではない…

ワナナバニ園へようこそ

本日は告知から。 第6回山口県英語教育フォーラム 2013年11月16日 (土曜日) 開催です。 http://choshu-elt-2013.g.hatena.ne.jp/tmrowing/20131006 上記リンク先に詳細がありますが、絶賛申し込み受付中です。 リピーターの方でまだ申し込まれてい…

obituary and orbiter

この週末の正業の一大イベントとしては、東京でELEC同友会英語教育学会の研究大会がありました。 拓殖大学にて。 私が部長をしているライティング研究部会は「高等学校の新課程教科書における『要約文完成タスク』」に焦点を当てた研究発表。私は残念ながら…

♪そんな大人になりたい♪

小学校での英語教育政策がニュースになっていた。 http://t.co/zSilJxfZkO (読売) SNSだと、「呟き」でこのニュースを取り上げている人は、かなりの数に上る。この方たちのうちで、「コメント」を付け加えている人も多いのだが、このコメントを眺めてみると…

テレビの話、ラジオの話

いよいよ、シーズン開幕。 いえ、本業ではなく、フィギュアスケートの方なんですけど。 GPシリーズの初戦にあたるSkate America。 男子は、気力の充実、という印象が強かった町田選手の優勝。覚悟のようなものがプラスに働いたと思いました。昨シーズンか…

Voices carry.

一週間ぶりの更新。 作問祭りでした。 中間試験も佳境。そして採点天国は目の前。 やはり、進学クラスの1年生が軌道に乗るまでには時間がかかりますね。 看護科の方は、国体やら出張やらで範囲が短かったので、これまでの自己評価を最後に書いてもらいまし…

If it’s in you to do wrong

先週は、委嘱されて、出張に行って参りました。 所謂「高円宮杯」につながる、英語弁論・暗唱大会の県大会です。私は「審査員」という立場で参加させて頂きました。弁論の部、24名、暗唱の部8名。そのうち、弁論の部では上位3名が東京での中央大会へと駒…

”A very strange thing happened.”

今日は、文化祭の代休。 授業がないなら本業だ!とばかりに、朝から湖へ。 脳の疲労も極限まできたか、と思えるほどに、午前中は練習に打ち込んでいました。 そんな湖の上に転送されてきたメールを開いて、感激というか感動したので、帰宅後、ご本人の快諾を…

Survivors

文化祭初日。 主張コンクールと合唱コンクールというステージ部門です。 コースが異なればクラスの男子女子の比率もまちまちなので、混成何部合唱などと上手くできるクラスばかりではありません。まさに、「それぞれ・それなり」です。いいじゃないですか、…

『人生万歳!』

週明けの実作は、進学クラスを中心に。 1年生は「つながり」の話。安田先生の特別授業で扱っていただいた「能の(語りの)基本構造」を踏まえて、「話型(形)」の話。 『基礎英語3』の前半ダイアローグ通読で、理解度・定着度の温度差を4段階で自己診断…

「息」を繋ぐ、「息」を生きる

先週の高3でのスモールトークから。 授業開始時の挨拶で号令をかけ、礼をする際に、誰かのお腹が鳴ったので、 今何か妙な音がしなかった? と問うところから、「空耳」へ。『グラセン和英』では、 I must be hearing things. の用例に、「通例進行形で」と…

「右は右らしく、左は左らしく」

国体が終わり、失意というか胃の痛い日々がしばらく続いた。 自分が先へと進むために何かが必要だとは思っていたが、それが何かはよく分からず、「呟き」でY先生から回ってきた情報を元に先週末は広島まで。 韓氏意拳講習会 講師は、 光岡英稔導師 とにかく…

立待月

今年は中秋の名月を愛でられてなにより。 今週の実作は、まだまだ社会復帰レベル。 看護科は、対面リピートで復習から辞書のカラー頁で扱われている “ON” の図解を解説し、新教材導入後、ようやく教科書へ。とはいえ、音声指導から。 唇をしっかり閉じて呼気…

repechage

連休の最後の月曜日、午前中は木島始の作品を読み返していました。 今ではどのくらいの英語教師がこの名前を覚えているのでしょう。 午後は、石原吉郎『望郷と海』(みすず書房) を再読。 私の手許に一枚の写真がある。ありふれた外国映画のスチール写真だが…

2013 Tokyo!

本業の東京国体から帰還。 2020年夏季五輪開催地決定に沸き立つグローバル都市東京で開催される、ドメスティックなナショナルスポーツイベントに参加という、貴重な体験でした。選手として4年、コーチとして13年、東京の大学チームに関わってきた私が、山…

上手の手から漏れる水

体育祭終了。 全校が紅白に分かれての「戦い」なので、一方が勝者、残るは敗者。私が担任している進学クラス1年が所属する色が勝ったようです。スポーツの特待生が沢山いる学校ですから、運動能力で明らかに劣る進学クラスの生徒が「リレー」などの種目で活…

実作

体育祭の練習期間で変則授業。 今週は台風と前線とで、ずっと雨だったので、初のグラウンド練習。 晴天というより、いきなり夏に逆戻りで、大変だったことでしょう。 来週から1週間、東京国体で留守にするので、課題の指示と授業の振り替えにいそいそ。 進…

多読と再読

先日のエントリーに、図らずも付いたコメントにはコメント欄で簡単な回答をしましたが、改めて少し補足して、私の考えを記しておこうと思います。 私が多読と取り組んでいるのは、”massive comprehensible input” というSLA的な視点とか、「勉強ではなく楽し…

多勢に無勢?

次の一節をお読みいただきたい。 英語に関する「思い込み」は、別の形で現在も存在する。 「学校では文法ばかり教えるから英語を話せない」という思い込み。1989年公示の学習指導要領に、「外国語で積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度を育てる」…