On being a homeroom teacher

久々の更新。3日空いたのは珍しいかな。
週末は小雨交じりの寒空の中本業。日曜日には隅田川まで行って来ました。疲労の色濃く、週明けの月、火と大変でした。
高3ライティングは、pre-testの解説と周辺教材の説明から。
Pre-test解説は、日本語の干渉によって適切な主語を選択できていないものを重点的に。短文・単文を孤立した状態で扱うと結構「正しい」かどうかを決めにくいことを理解してもらいたかった。さらに、出来なかった問題でも、ただ単に「知らなかったから出来なかったので、覚えてしまえば済む」タイプのものを便宜的に「大佛次郎型」と命名。それ以外の、「文を作る上で不可欠の英語力」に関わるタイプは時間がかかるよ、と指摘。
関連教材。今回は、

  • 『英語で書くコツ教えます』(桐原書店)
  • 『大学入試基本例文200』(旺文社)
  • 『ドラゴンイングリッシュ』(講談社)

などをどのように活用するか例文をあげて説明した。
その後、コロケーションに関わる資料と、「表現ノート」のサンプルを配布し、今後の進め方の説明。コロケーションに関しては、名詞 and名詞 など、ペアのコロケーション、形容詞+名詞のコロケーション、動詞+目的語のコロケーションをまずおさえるように指示。目的語に関しては、例によって日本語の「掘る」で考えさせた。「表現ノート」については、ネタは「絶対に」自分の興味関心の持てるものですることを強調。それでも「リーディングの単語帳ではダメだ!」ということは最初の提出回でダメ出しされないとわからないかなぁ。
高2はマクミランの辞書活用のワークブックを参考に辞書引き活動を幾つか行う。生徒は今後、授業の中で英英辞典的定義を否応なしに使わなければならなくなるので、その導入。エクササイズの中に、Lesson 1のキーワードなどをちりばめておいた。実は、歌の課題のChild of mineの中にも、<助動詞+完了形>など重要文法事項は入っているのだが、歌えるようになれば、そのうち気付くでしょう。覚えていればそのうち良いことがありますよ、きっと。
今月の歌のコメント集(B4両面印刷)を返却して、お互いのコメントにある英語表現をチェックする活動。各自が英語で書いた文を、コメント集には添削して掲載してあるが、生徒のワークシートは全く朱を入れていないので、英語で書いた生徒は自分のワークシートの自己訂正が必要になる。続いて「自分が言いたかったけど言えなかった内容を英語で言ってくれているコメント」「○○カスタマーレビューから抜粋した表現」で用例をチェック。その後、歌詞の音読練習をして、一回通しで音楽に合わせて合唱。今年のクラスは歌える人が多い印象。片方のクラスがとても声が大きい。とりあえず誉めておいた。
授業後、高2の担任の先生が「先生の授業でわからないことが出てくるのにそこを質問できないので生徒が困っています」というような悩み話に。「何組ですか」と確認したら、さもありなん、というクラス。「そのクラスは直にキャッチアップしますから、大丈夫です」とだけお答えしておいた。私のクラスでは毎年あることなのだが、担任としては気が気じゃないのでしょう。でもそういえば高3の担任の某先生も「うちの生徒も戦々恐々としてますよ」などといっていたなあ。ご心配おかけしております。本当に頭が下がります。親業が parenthoodだったら、「担任業」はなんと言えばいいのだろう?
生徒も生徒で、高3生はともかく、高2生は、現高3生に情報をもらえばいいと思うのだが、あまりそういう縦の連携は多くないのだろうか?高3生で他の先生の所に用事できていた生徒の付き添いの生徒が「先生の授業はなにげに今までにない視点があって面白い」というような感想を述べてきた。「たとえばどういうところが?」と聞き返したら、「なんか違うんですよ。でもすごく期待してます」とその生徒もよくわかっていなかったので、「じゃあ、こんど具体的なネタを持ってきて。私も自分の授業を客観視したいから」とリクエストしてお別れ。
今年度は週5日出校なので、今日で中日終了。今週もあと2日。現在の勤務校は研究日の制度があるので、専任も出校日は5日だということに最近になって気付いたのであった。