2014-01-01から1年間の記事一覧

本当の学びは「あ、そっか!」の後から始まっている。

作問祭りが終われば採点天国。自分の指導の不備を嘆いても後の祭り。 山頭火のように歩くだけです。 梅雨の末期症状なのか、集中豪雨のように降りまくる。試験時間の繰り下げなど試験の対応も大童。安全第一。対策は空振りでいいんです。古い本を読んでいて…

collective awareness

2万人とも、4万人とも言われる「首相官邸前抗議行動」の報道がほとんどなされないまま、6月に別れを告げて7月へ。 democracyに別れを告げるような、勘違いしたリーダー達による「閣議決定」を苦々しい思いで眺めつつも自分の実作は続くもの。戦争という…

resonance

週末は国体県予選と強化練習で本業三昧。とはいえ、自チームはカヤの外。成年チームのレースを見て、選考に加わり、強化練を見るという二日間。遠い方の湖まで二往復で220km。 土曜日の本降りにやられ、久々に夜に熱を出しました。カタマランの上から声…

「もう一度靴を履く」

梅雨明けかと思わせる空にひんやりした朝焼け。 昼には気温もかなり上がりましたけど。 本業は低調。選手が、ブヨだかブトだか虫に刺されたところが酷く腫れて高熱で入院という事態に!練習水域で刺されたのではなく、自宅周辺らしいので、まだよかった方で…

More moved than thrilled?

梅雨は、早、3号が明けた。3号というと、私の世代は「フランソワーズ」ですね。pupaなら、知世ちゃん。 正業は着々と。 進学クラス高1は、番付表の「小結」まで導入終了。これで、横綱、大関、関脇との<合体ロボ攻撃>にも対応可能。早速、SWAN のBEUの…

「やっぱり知りたい」

ちょっと変なモノを見たので、呟きでも書いた、昔のブログへのリンクを。 Etymologyに思う http://d.hatena.ne.jp/tmrowing/20070129 もう、語源のウンチクは「いい加減」にしたら、と思うんだけどね。 私が語源の戒めで示すのは、我々が「エベレスト」と呼…

動作確認

本業とも、生業ともちょっと離れた話題から。 山口に来てからの私が買っている服の大半はScotland MartとSPICEのものが占めています。セレクトショップですから「品揃え」の良さ、バイヤーとしての「目利き」の確かさは勿論ですが、実際にお店でオーナー、奥…

そう言えば、今日は亡き母の誕生日でした

今週の温故知新。 Threshold Level の「学校教育環境版」。刊行は1976年。90年版に先立って、75年版があり、その「学校教育環境版」がこちら。38年前に作られていたわけです。 http://t.co/aoYtTeMYLx 当時の最新の知見に基づき「シラバス構築の拠り所」とな…

返信〜50歳の私から〜

無計画で壮大な紆余曲折の果てに、このブログも「100万アクセス」に達しました。 私は故あって40歳から3年間非常勤をしていました。食うのもやっとという時期で、新しく本を買う余裕などなし。その時期にブログを書き始め、持っている本を読み直し、洋楽のCD…

100万アクセス記念コメント欄凍結解除のお知らせ

このブログをご覧の皆様へ日頃より「英語教育の明日はどっちだ!」をお読みいただきありがとうございます。 このブログにカウンターを設置してから、まもなく「100万アクセス」となります(これを書いている時点で、あと百数十アクセスを残すのみです)。な…

「もどき」と「ごっこ」

先日の「自動詞性・他動詞性の話し」 (http://d.hatena.ne.jp/tmrowing/20140510) の続編。 車中の問答からミニレクチャーという流れだったのですが、その後、生徒は自分で考えて類例を調べた模様。日誌から抜粋。 自動詞…夜明け、日差し、身動きなど 他動詞…

Beware of English teachers

最近はすっかり週一ペースの更新。 無理せずに。現任校では、週一で漢字テストがあるのですが、今週の漢字テストでの驚きから。 帽子の「帽」の字で、「日」の下にさらに日を書く者、日よりも「目」の方が大きく、透視図法のようなバランスの者などなど。こ…

”Here I Stand”

巷ではGW後半なんですと。 授業は淡々と。 高2看護科は、教科書の読み。 対訳確認で黙読→個人音読→範読を静聴→対面リピート→範読に続いて斉唱→順送り訳を見ながらの「字幕スーパー」聞き→日・英再現 というような「ルーティン」作り。サイトラとかクイックレ…

”Boys Don’t Cry”

どこぞの大統領が来日で東京は賑わっているとか。連休前にキリの良い所まで進みたい気持ちはあるのですが、授業というか「学び」は生き物なので、進度ばかりを気にしてもいられません。家庭訪問週間で短縮授業。できることの精度を高めるくらいですね。先日…

time-tested

昨日のエントリーで「有識者会議」の資料に苦言を呈しました。「健全な議論」のために、早速ですが、次の試験問題を見てもらいましょう。 D.次の記述は、英国における学校教育 (日本の中学校に相当する段階) で目指すべき外国語としてのライティング力の目…

Challenge

授業はボチボチ。高1は進学クラスのみ。ガイダンスです。 それぞれ それなり そのうち を受け入れることから。 「今まで学んだことで今の自分に何ができるのかが問われ、どのくらいできるか、またできないかを踏まえて、さらに何を学ばなければならないかを…

(What’s so funny about) Peace, Love and Teacherhood?

新年度の第一週が終了。 始業式がとにかく寒くて大変でした。 今年度も教科担当の授業は3学年、2課程に跨り、7種類。どのコマも、そのクラスしかない1発勝負です。持ち授業時数は17時間で収まりましたので、同僚に感謝。 高3の進学クラスは今までと同…

『春がいっぱい』

フィギュアスケートの世界選手権が終わりました。 今頃は、大阪でエキシビションが行われている頃かと思います。 競技会としては五輪と並ぶ世界最高峰の大会は、2011年に日本開催される予定でしたが、ご存知のように東日本大震災の影響で、ロシアに肩代わり…

A Field of Bloom

学会参加で静岡に行ってきました。 春の陽気。 亘理陽一先生の人脈で、三人の賢者が静岡に集結。 「ライティング」という際どいキーワード奥住桂先生講演。 「4コママンガで英作文のススメ」奥住実践と研究成果は、2012年秋の山口県英語教育フォーラム、さ…

なんで『「なんで英語やるの?」の戦後史』の感想書くの?

先日のブログでも少しだけ触れていた、寺沢拓敬氏による表題の書。「なんで英語やるの?」の戦後史 ??《国民教育》としての英語、その伝統の成立過程作者: 寺沢拓敬出版社/メーカー: 研究社発売日: 2014/02/22メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含む…

from behind their back

先週は、地元のライブハウスCafe de DADAで、浜崎貴司さんの「弾き語りツアー」を妻と見てきました。この3月で店じまいということで、この日のライブがまさにお店としての最後のライブ。お店は自宅から歩いていける距離にあるのですが、そう度々は見に行く機…

棚卸し、あるいは「学習の学習」

国公立の後期入試も終わり、入試も一段落。 受験生が持ち帰ったり、大手予備校サイトで公開されたりした「問題」を眺めて感じたことをいくつか。今年の神戸大は前期に続いて、後期の出題も意欲的でした。 後期のライティングは、英文中に、部分的に日本語が…

智慧の和

採点天国終了から成績処理へ。 今年は2年生が随分と成長したなぁ、と実感。 今年度の取り組みをもう一度やり直すとしたらどうするか? 来年度、この講座で学ぶ後輩への親身のアドバイス から一例を。 多読を同じ話で別の本と比較して読むという活動に変えた…

聞くは一時の恥

私もよく訪れるブログ「 アーリーバードの収穫 」の最近のエントリーで、次のような表現がどの程度容認されるものか、に関する興味深い考察がなされていたので、ご紹介。 併せて私の考えも記しておきます。 *a three-hours-and-a-half flight http://isyoich…

Wait your turn.

「呟き」でも、連投しましたが、anfieldroad先生の特集企画 (http://d.hatena.ne.jp/anfieldroad/20140301/p1) の内容にも関連するので、こちらにまとめを。 今春の千葉県公立校入試の「作文」出題に関連して、「表現系」の「お題設定」で考えておかなければ…

「私の入試改革論」

「『英語教育ブログ』みんなで書けば怖くない!」企画に参加しています。(http://d.hatena.ne.jp/anfieldroad/20140301/p1)今回は、捉え方によっては壮大なお題になるので思案のしどころ。 日本での「教育談義」としての入試改革の議論は、その多くが「制…

最適解

正業の英語授業では、当然の如くタイムリーなソチ五輪ネタを扱っています。高1では、個人戦で棄権したプルシェンコ選手の腰に手をやる仕草をUSA Today にあった写真で見せ、 When his name was called, Plushenko came onto the ice slowly, his hands on t…

私の好きなキム・ヨナ

ソチ五輪フィギュア観戦記もこれで最後。 女子シングル、メダリストについて。 ソトニコワ選手の優勝を喜ばない、喜べない人たちによる記事が、大手メディアにも載っているのですが、結果を冷静に受け止めることが必要でしょう。 アトランティックのこちらの…

Don’t wilt now.

ソチ五輪、フィギュアスケート全日程終了。 泣いて泣いて笑って泣いての後半戦振り返りその1。アイスダンスSD(ショートダンス)中継は、まさかの第1Gカット‼ 私が一番楽しみにしていた美神ヴィクトリア・シニツィナ&美男子ルスラン・ジガンシン組は放送さ…

time to untie

ソチ五輪が始まり、普段とは違うリズムで過ごしているので、更新もままならず。 男子シングルで羽生選手が金メダルを取りましたので、ここらあたりで一休み。観戦記をば。今大会から団体戦が採用され、会期も長いので、選手もピークを作るのはなかなか難しい…