2015-01-01から1年間の記事一覧

オランウータンはワニ使い?

梅雨入りしました。 雨の隙間を縫って、卒業アルバム用のクラス写真と授業風景の写真撮影。高3の受験学年の担任として、ここで運を使っても良かったんだか…。高1の授業は、四角化ドリルの「ワニの口」に入り、「それ自体のかたまりを四角化する to 原形」と…

Here they ”GO” again!

本日の高2の授業は「読み比べ多読」。 情景描写の表現に言及し、「オノマトペ」の話をしている時に、私の 「『擬音語』って言っても京都のことばじゃないぞ」 というフリに約半数が無反応で凹みました。 今思えば、1限の授業だったから、 「流石は祇園。一見…

The bottom line is ....

ついに出ましたよ!! 「高3英語力調査」の「報告書」です。2015年5月26日付けで公開でした。 平成26年度 英語教育改善のための英語力調査事業報告 http://www.mext.go.jp/a_menu/kokusai/gaikokugo/1358258.htm 表紙には「平成27年3月」と書いてあるのに….p…

row upon row of might-have-beens

このところ、「リストマニア」の移植をしていて、新旧様々な「英語関係書籍」がブログを飾っています。あるものは、高校生の頃に、あるものは大学時代に、またあるものは教師になってから、そして更にあるものは、「もうこの領域・分野に関しては『専門』と…

過ぎたるは…

季節外れの台風の影響で、試験は一日スライドしたものの、中間試験もなんとか乗り切り試験開けの授業再開。いや、「私が」乗り切っただけですけど。 今回は、2年生で3年ぶりの満点が出たので、少し報われた気持ちにはなっています。光は差してくるものです…

「O3 オールタイムベスト」

来週早々に中間試験なので、作問祭りのはずだったのですが、煮詰まっていたので、好きな音楽を、とiTunesからプレイリストをカチカチと。アルバムにして約1000枚、曲数で1万曲以上入っていますが、本当に聴きつづけている曲、アルバム、アーチストは結構限…

「名詞は四角化で視覚化」2015年度版

タイトル通りのベタなエントリーです。(※このエントリー最後にある「追記」までお読み下さいますよう。) 高校での文法指導、読解指導、作文指導で、「名詞」を中心としたアプローチを四半世紀続けてきました。 その中でも中心となるのが、この「名詞は四角…

「英語教師の文法語法研究」

「リストマニア」移植、第6弾。英語教師の文法語法研究「トンデモ」な指導法で「英語の本質を掴む」とか「核心や盲点を衝く」という文法語法の関連書が巷に溢れてきたので、少し振り返って整理した方がいいだろうと思っています。取り急ぎ、「移植」してき…

「発音指導・音声指導を見直そう」

「リストマニア」移植、第5弾。発音指導・音声指導を見直そう ※2020年4月8日に加筆修正し、数点を入れ替えました。近年「トンデモ」な音声指導を耳にしたり、目にしたりすることが増えてきたような気がするのは、私自身の老化や劣化だけではないように思いま…

「骨太の読解力をつけるなら」

「リストマニア」移植、第4弾。「読解」編です。 このリストの最後の本を追加してから、若干の「良書」が刊行されていますので、日を改めて「入れ替え」も考えています。ご了承の程。「学参」が多くなっていますが、入試過去問を素材文としている場合には、「…

ハートで感じきれない高校生の英文法・語法

「リストマニア」移植作業第三弾。 いわゆる「英文法」の学参・問題集です。世間での「売れ線」とは大きく異なるラインナップですが、ベストセラーの『商品』で日本の学習者の英語力が伸びているのなら、日本には英語が堪能な人が溢れていないとおかしいでし…

「英語の神髄を掴んだ」と思った後に謙虚に読むべき英語本

「リストマニア」移植その2です。「英語の神髄を掴んだ」と思った後に謙虚に読むべき英語本 (でも、本当に読んで欲しい人は読んでくれない…)1. 英文法の問題点―英語の感覚 デニス・キーン、松浪有 英文法の問題点―英語の感覚作者: デニス・キーン,松浪有出…

「リストマニア」移植作業開始

「密林」の仕様変更で、マイストアやプロフィール頁から、「リストマニア」が見られなくなりましたので、細々と移植作業を始めました。☆の数が私の評価を表わしています。いまのところはリスト作成当時のコメントと評価をそのまま移植していますが、そのうち…

Look who’s talking!

新年度になりました。 このところずっと、「高校3年生の英語力調査」に関して、事業のレビューや報告書がどこかにこっそり出されていないか文科省のサイトをあちこち探していたのですが、そんなことをしていたら、驚愕のページに遭遇しました。 小学校の新…

”I have never known the like of this”

これまで、6回の不定期連載をしてきた「教えて!絶版先生」のリンクを以下に示しておきます。 現物をお持ちの方は、該当するエントリーをお読みの後、今一度、読み返していただければ幸せます。 伝統校にお勤めの英語の先生は、英語科の書庫などに眠ってい…

明日の風で桶屋は儲かる?

英語教育界を賑わす「外部試験」関連のニュースは「一次資料」を見ないと何とも言えません。「高3の英語力」について3月17日付けのニュースでご覧になった方も多いことでしょう。 新聞発表を詳細にブログにまとめて下さった方がいらっしゃいますので、こちら…

もっともっと「ライティング」を!!

しばらく音楽ネタが続いておりましたが、英語教育のことを忘れたわけではありません。 1週間前のことになりますが、3月15日には、千葉大学英語教育学会の第10回大会に行ってきました。 (過去ログ参照:http://d.hatena.ne.jp/tmrowing/20150309)この大会参…

the rest of us

「オールタイムベスト」の続きです。 今日は、「デュオ」篇! 発表・発売後10年以上経過、ということで、God Help The Girl のPerfection as a hipster (2009年) も、Manic Street Preachers featuring Nina Persson でYour Love Alone Is Not Enough (2007…

Personal & Universal

日本篇に続いて、ギターが印象的な曲、海外・グローバル篇を。 ギタリストとして、Richard Thompsonは絶対に外せないところなのですが、彼は、元妻とのユニット Richard & Linda Thomsonで「デュオ篇」(いつ書けるかな?) にてランキング入りしているので、…

黙祷の代わりに…

男性ボーカル篇、女性ボーカル篇に続いて、「ギター篇」と題して10曲を。今回は日本のアーチストです。ソロに限らず、深く記憶に残り、今も聴き続けている「ギター」が顔の楽曲とアーチスト(ギタリスト)を選んでみました。 これまでと同様、発表、発売後10…

「そう 行かなくちゃ」

大学入試の「英語ライティング問題」について取り上げる第二弾。第三弾があるかどうかは現時点では不明。前回も言っていますが、「解法講座」ではないので念にも念を押しておきます。 だったら、自分で「解答例」としてふさわしい英文を書いて載せるべきだ!…

Another 10 pieces so hard to leave

先日の男性ボーカル篇に続いて、「女性ボーカル篇」を寸評付きで。男性篇に比べると、楽曲にも増して、「その女性が好き」という要素がより強いことに気付かされます。 発表・発売後10年が目安なので、God Help The Girl や寺尾紗穂など、近年のお気に入りは…

私の理想の教科書

随分遅くなりましたが、参加表明。 『英語教育ブログ』みんなで書けば怖くない!企画に参加しています。 (http://d.hatena.ne.jp/anfieldroad/20150301/p1) 「こんな教科書が欲しい!」 私にとっての「理想の教科書」とも言えるでしょうか。 私の専門分野と…

What will become of us?

3学期平常授業最終週を終え、土曜日には進学クラスの課外講座。日曜日には卒業式。翌月曜日から学年末試験。試験後にすぐ採点し、その夕方から寮の当番で宿直に引き継ぐ夜9時までの勤務という教師の鑑のような生活が続いておりました。前期試験の発表までヤ…

liner notes

前回ブログでアップした10 曲に簡単に解説を。 選曲の基準は、男性ボーカルで発売後10 年経過というのが目安です。最低10 年は聴き続けられないと、ということで2004年以降のものはひとまず除外しています。All the children sing (Todd Rundgren; 1978) 正…

10 pieces of music to grow with

雑誌penの3月号の特集は『最後に聴きたい歌。』 当然の如く、選者のお一人の原田知世様がお目当てで購入。 つらつらと読んで、久世光彦の『マイ・ラスト・ソング』(文藝春秋、1995年)を思い出し読み返しました。「最後の1曲」を決めるのは無理でも、自分が…

「教えて!絶版先生」第6回『子どもが英語につまずくとき』

「教えて!絶版先生」もようやく第6回です。 センター試験や自校入試があったので、ちょっと間が空きました。最初から「不定期連載」と言っていましたから、このくらいが健全なペースでしょう。 天満美智子『子どもが英語につまずくとき』(研究社、1982年)…

Is silence really golden?

ウインタースポーツの華とは言え、「フィギュアスケート」は今では完全に「屋内競技」なので、「冬真っ只中」という感じは薄いかもしれない。一方、「入試シーズン」は真っ只中。 大学入試の問題だと、センター試験の問題と正解と講評は全国紙といわれる新聞…

「英語教育の明日はどっちだ!」活用術(第三弾)

このブログや私の「呟き」など、長年に渡って嫌がらせをしてきた輩に、半ば行政的な指導が入ったおかげで、日々、清々しい気持ちでブログを更新できるようになってもうすぐ1年が経とうとしています。「検索ワード」に私に対する嫌味や当てこすりのことばを入…

大寒町

立春を過ぎたと思ったら、直ぐに雪。 季節の変わり目とは言え、なかなか体がついていきません。慌ただしかった先週末のレポートから。 まずは、自校入試の解答解説会について。 進学クラスの受験生の内、希望者が参加します。 今年は10名程の参加でしたが、…