「いつものように夜は去る」

朝から本業。
新人もいよいよ今日から2Xの一人漕ぎ。
バウのスパンとハイトを調整し、靴を付け替え、ピンヒルを直して出艇。
腕漕ぎでフィニッシュからオールを乗せるところを重点的に。
その後は、後ろからシート10cm→ハーフスライド→フルスライドと長くして、端々で止まらないように。
今日は8km程度で揚艇。
選手の方は、今日から新しいブレーキをつけてのパワートレーニング。
ポリエチレンの8mmのロープを二重にして、20mmのホースを2cm幅くらいにカットしたものを通して出来上がり。フォアステイに掛けるようにして装着。
高強度UTと同じレートでアップとダウンを含めて14km。まずまずのパフォーマンス。
問題はこれを継続すること。
県大会まであと3週間なので、取りこぼしのないようにレースペースのトレーニングも気しなければならないのだが、国体まで半年。冬場に不十分だった地力をつけるメニューを主体として、組み立てて行こうと思う。
ジョグを少し長めに取り、猫とライオンと名前書きをやってストレッチ。ストレートアームプレスと肘での8の字など、肩胛骨周り、前鋸筋のコンディショニングを徹底。後は、ハレオが効いてきてくれるのを気長に待ちます。
選手たちを駅へと送り、昼食を外でとってから帰宅。
今日は英語の教材研究。
年間テーマに設定した「学習英文法」の整理。
『田尻本』新刊を読了。
田尻氏の語順を重視したアプローチは既に中学生用の教材で『お助けハンドブック』と『語順下敷き』で広く知られているので、今回の170頁を越える厚い一冊は大人向けの再入門と言えるでしょう。タイトルからすると、「最終入門」なのだろうけれど。
『お助けハンドブック』の良さは、パターンの一覧性が高いことに加えて、そのそれぞれの「スロット」で使用可能な語 (句) のリストも提示されていたこと。習熟のためには、一定の時間を割いて集中的に練習するだけでなく、間隔を置いて繰り返し精緻化する必要があるので、ハンドブックという「形態」に大きな意味があった。この大人用の再入門本では、その「なるほどそういうわけだったのか」という気づきが、「習熟」のための練習量の不足を補うことを想定しているのであろうか。

「doやdoesの謎解き」がUnit 3 (pp. 27-35) でなされているが、この指導法が普及定着していないことの反省を私も含めて英語教育関係者はしておかなければならない。若林俊輔 『高校生の英文法』 (三省堂、1984年) は若林門下生による現場での知見を盛り込んだ初学者用の優れたテキストだったのだが、全く反響のないまま今は絶版である。その片鱗は、『英語の素朴な疑問に答える36章』 (ジャパンタイムズ、1990年) に見られるが、これとて絶版。ちなみに、昨年のELEC同友会のサマーワークショップで見せていただいた佐藤文俊先生の指導法は、まさにこのカード式で、文の種類によって助動詞が見え隠れして、主語と時制に応じて形あわせが決まるということが実感できる素晴らしいものであった。確かな指導手順は豊かな年輪とともにある。
若い世代でパターンプラクティスを知らない英語教師や学生・院生の方も、古いといわずに一度は定番の指導をなぞっておくことを薦めます。
『田尻本』でもう少し手当が欲しいなぁと感じるところは、やはり「名詞句の限定表現」と「助動詞の階層性」に関わる原理原則の記述。
前者は、後置修飾だけの問題ではなく、基本的な<名詞+前置詞+名詞>で入門期から問われる項目。「語の並べ方」の決め手となる「複数の語のまとまりの中での意味の核」を理解することを求められるので、高校生の再入門でもかなり手を焼くところ。後者に関しては、初学者が『英和辞典』を使いこなせない大きな要因ともなっている。基本的な動詞の語順を徹底しようと教材を整備し例文を補充しようと学習用英和辞典をひもとくと、「自然な用例」では、基本文型でも「進行形」「完了形」「受け身」など時制・態に応じて動詞が活用しているだけでなく、「助動詞」が併せて用いられていることが多い。この「並べ方と形合わせ」は時間をかけた練習だけでなく、学習者が自分一人で振り返ることが可能となるように、規則・階層性を「実感」できるような説明・解説を教室で教師が補足することが望まれるところ。
この『田尻本』を高校の新指導要領で直に世に出てくる「コミュニケーション英語I」の検定教科書と比較してみると面白いのではないかと期待が持てる。
『田地野本』との比較はまた日を改めて。
夕飯は直摘み菜の花入りの野菜炒め、鯵のひらき、晩酌も忘れずに。
日曜日はチャリティーカフェということで我が家のキッチンは大賑わい。
天気に恵まれますように。
私は昼から本業へ。
録画した元春&慶一を見てから出発します。

本日の晩酌: あさ開・蔵出し純米・新米仕込み・初しぼり新酒・トヨニシキ65%精米 (岩手県)
本日のBGM: 恋人が眠ったあとに歌う歌 (Moonriders)