”Home truth is easily missed.”

日曜日は、朝から「福島支援」チャリティーカフェのお手伝いをちょっとだけ。
開店の11:00を前に既に店頭には行列が。
仕込みが終わって駆けつけた妻と入れ替わるように、お昼前に学校へ。選手を車に乗せ、湖に移動。新人は2Xの一人漕ぎで基本的にはUTレベルで約10km。そろそろマメが気になるところか。「艇がストサイに傾く原因が分かりました」と自分で気が付き言語化できるのは良いところ。
選手の方は、アップからブレーキ付きで8kmのパワーロウ、RP500mオン・500mオフを8発で8km、ダウンで2km以上で計18km強。パワーロウの後、ブレーキを外したから軽々と漕げるかというとそんなことはなく、流石にトップスピードに乗せるまでにもたつきがあり、500mの終盤でキレが鈍い。信号を出し続け、身体を反応させることに尽きる。このあたりの神経伝達系への配慮は陸上競技のtowingやパラシュートなどの機具を用いたトレーニングでも同じことが言えると思う。
ジョグを長めに、猫とライオンと自分の名前。ストレートアームプレスと肘8の字という定番のエクササイズで締めくくり。
帰宅後に妻と友人にカフェの盛況ぶりを聞く。お疲れ様でした。

月曜日は体育館でサーキット。

  • 腕立て→片足スクワット左・右 (+3kgのメディシンボール) →腹筋 (垂直に上げた足の踵を天井に向かって押し上げる) →プル (斜め懸垂のようなもの) →ローマンベンチでの背筋 (+3kgのメディシンボール) →バーピー→ボックスジャンプ左・右→エルゴ

45秒オン・15秒オフ。セット間1分のレストで3セット。
明日は大気中の放射性物質の飛来拡散が気になるところだけれど、乗艇の予定。
帰宅後にUstreamで見た東電「放出」の会見に呆然。
しかも、官房長官の首相官邸での記者会見地上波放送と同時。
肝心な情報は何も出ず、「確認させて下さい」で終了。
地上波では極一部が「出来事」として報じられただけ。
その後、確認した情報を示すはずの深夜の会見を録画で見るが、これが紛糾。
新聞や地上波のニュースでは「原子炉等規制法第64条の一項」の適用、と報じてくれました。
法の適用ということは、総量と核種別線量を特定できないまま海洋汚染を国として認めたことになるのですが、その命令をした責任者は誰なのか?
明日以降、おそらく今までよりも多くの反応が海外からもあることでしょう。

Scientists monitor fallout from Fukushima
http://www.abc.net.au/worldtoday/content/2011/s3181550.htm @amworldtodaypm
豪州のABC。これはまだ「放出」以前の環境保全系番組。

Japan nuke plant dumps radioactive water into sea - Taiwan News Online http://bit.ly/glufh6
台湾での記事は日本からAP経由。

BBC News - Japan's nuclear reactor: radioactive leaks - http://bbc.in/fVC7l2  
これもまだ「放出」前のまとめ。「放出」を受けてどのような記事にするのか心配。

Japan to Release 11,000 Tons of Radioactive Water into Ocean http://bit.ly/feVGuL @democracynow
さすがに早い Democracy Now。それでもまだ深夜会見での5号基6号基に関する詳細な情報「不足」段階での放出は伝わっていない模様。

こんな外の記事をいくら引っ張ってきても、海洋汚染の加害者である「国民」であるという事実から逃れられるわけではないことは充分に分かっています。

ただ、この期に及んでまだ、原子炉工学の専門家に「安心」を求めたり、経済やITの評論家に「今後の見通し」でコメントを求めたり、津波の大きさを算出したりする「地震研究」の専門家を地上波や新聞に登場させる意味はないだろうと思う。後出しじゃんけんのような論評しかしないのであれば、日本の大メディアはその役割を終えたに等しい。

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本日のBGM: The Home Front (Billy Bragg)