如月と言えばハニー

大きな月に見送られ、早くも2月。

再度告知から。
後10日に迫ってきました。まだまだ余裕はあるようです。

2018年2月11日(日・祝)
平成29年度全国英語教育学会・小学校英語教育学会第3回英語教育セミナー
広島大学教育学部(東広島キャンパス)K104講義室(広島県東広島市)。
概要はこちらの公式サイトのセミナーのページで。
http://www.jasele.jp/seminar_2017_3/
プログラムはこちらのリンク先から。
(http://www.jasele.jp/wp-content/uploads/20180211JASELE_JES_Seminar.pdf)

小学校英語教育学会との共催ということで、基調講演と私以外のセミナーは「小学校英語」色が強いのですが、私のセミナーは主として「中学校・高等学校でのライティング指導」に関わるものになります。『パラグラフ・ライティング指導入門』(大修館書店)を既にお読みの方も、まだ読まれていない方も、このテーマ、分野に関心の強い方のご参加をお待ちしております。「まだ読んでいないし、読む気などサラサラない」という方は、セミナーに来られても(お互いに)面白くないでしょうから、ご遠慮いただくのが良いかと思います。

以下、私の担当するセミナーの概要です。ワークショップ的な要素も加味して60分しかありませんので、上記『パラグラフ・ライティング指導入門』に加えて、このブログの過去ログを事前にお読みいただくことをオススメします。2月11日という時期が時期ですが、国公立大学の個別試験で出題されるような、所謂「自由英作文」の解法講座ではありませんので、くれぐれも誤解なきよう。

セミナー2 『体を表わし得る名とは?:ライティング課題における「お題」と「テクスト」を見直したい』
講師  松井孝志(山口県鴻城高等学校)
「あなたが一番好きな季節はいつですか?好きな理由を二つあげて英語で書きなさい。」というライティング課題の問題点は何でしょうか?このお題が「前提」としている「良い作文」「好ましい作文」の要件とは何でしょうか?この課題は和文英訳よりも優れているでしょうか?教科書や教材、高校&大学入試、所謂「外部試験」も横目で見つつ、「テクストタイプ」の考察も含め、「テクスト」そのものを見直すセミナーにしたいと思っています。

さて、前回に続いて、蔵出し・棚卸しでワークシート放出です。
個人での利用はご随意に。二次使用に際しては必ず出典明記でお願いします。モラルです。
「実践」とかいう便利な言葉でぼんやりさせる、などというのは志村くんだけに許されていることですから…。

四角化ドリルの延長線。文と名詞句との識別ができることは大きな英語力だと思っています。

2017四角化再び.pdf 直

名詞句の限定表現と「ことがら化」を、自分の学習者としての疑問を無視せず扱っています。

名詞として働くことがら=ワニ 2017.pdf 直

語句のリストと一覧表での総まとめとなります。

名詞句の限定表現 得手不得手 2017 5訂版.pdf 直


所謂「準動詞」。形合わせに悩むところですが、「悩み処では悩んでおきましょう」という、身も蓋もないアプローチです。気休めは言わないし、ギミックもありませんから。

準動詞の肝2017.pdf 直


所謂「知覚動詞」と「使役動詞」。重点は形合わせに悩む「知覚動詞」に置いていますが、使役動詞は折に触れここに戻って確認します。
学習者としての自分の疑問を無視しない、というのがどういうことか、まあ、用例のセレクションと解説を読んでみて下さいな。
ちなみに、使役動詞のhave の例文で出てくる、 Mr Omura は実在の人物です。(http://www.yg-life.net/kodawari/index.php?eid=2

VOの後にくる動詞の形合わせ2017.pdf 直

今年のセンター試験で気になる英文が出ていたので、それにも言及しました。「分詞」にできること、って結構たくさんあるんですけど、実感との摺り合わせは難儀しますよ。

いわゆる分詞構文2017年版.pdf 直

本日はこの辺で。

本日のBGM: Niagara Moon (大滝詠一)