喝!

中間テスト初日。
朝7時半に出校。学校の機種で印刷すると印字のずれてしまうファイルを印刷し直して準備。
1限で3種類の巡回。
2限の試験監督。
Pre-gradingのために、一通り答案を見る。高1、高3は予想どおり。やはり、鬼門は高2。均等に山があればまだ良いのだけれど、出来ている方は山と言うよりは塔みたいな分布だからね。基本例文をひたすら眺めて覚えようとして、それでは覚えられず断片的な知識だけが残るという悪循環をどう断ち切ったものか。
授業で扱った例文をもとに、

  • 単語をばらして整序作文にして復習
  • read & look upからflip & writeまで復習
  • カードに書き出して空所補充にして復習
  • 和文英訳の形式で復習
  • 誤文訂正問題の形式で復習
  • 疑問文を出来る限り作っておいて答えを再現して復習
  • 自分で音源を吹き込みディクテーションで復習
  • 辞書や参考書で類例を抜き出し整理して復習
  • 問題集で類題を解いて復習
  • 自分で、類例を英語で考えて書き出して復習

と、コミュニカティブな方向に進む前にやれることはいくらでもあるだろうに。
週末で採点をして、試験後はすぐにでも高2レベルの教材に進みたいのだが、もう一つの英語Gは来週がテスト。こちらは『P単』&基本動詞の「コロケーション大会」のテストなので、ここでも明暗は分かれるのだろうか?憂鬱…。
仕事帰りに、書店に足を運び『英語青年』11月号と、『基礎英語3』の11月号を購入。『基礎英語3』は11月が「関係詞」を重点的に扱うので、テキスト2冊とCD1セット。学級文庫用。高2の2学期になると流石に手取り足取り中学レベルの復習に付き合ってはいられませんから、いったん戻って力をつけて自力で高2レベルまで戻って来て下さい。
『現代用語の基礎知識学習版2008』が在庫1冊だけあったので購入。2007年版は今、高1の生徒で「現代社会」が大好きという生徒に貸しているので、学級文庫にはこちらの新しい版を。「ルビが振ってあるから、高2なら、丸ごと一冊10日もあれば全部消化吸収できよう。」とこれまでどの学校に勤めている時も言っているのだが、本当にやる生徒は2%くらい。2割じゃないです。1クラスに1人いるかいないか。そりゃ、一般常識で差がつくでしょ。
旺文社からJuken新書で、『速読物語英文読解』なるものが出ていたので、購入。英文の朗読音声がネットでダウンロードできるというので早速iTuneに入れて再生。テーブルの向かい側で聴いていた妻が開口一番「暗い」。続けて「恐い」。朗読は英文の書き下ろしのマーク・ピーターセン氏。初めの挨拶が日本語なのがまずかったのだろう。確かに、Strange Daysという物語を明朗に始めたのでは拍子抜けとなるかもしれない。妻の言うには「自宅の片隅で、余計な音が入らないようにこそこそ録音しているような感じ。自分は録音が楽しいんだけど、文章を読む前と読んだ後ノイズが入らないように息を止めたりして、妙に緊張して声が暗くなってるの。」いくらなんでも、それはちょっとピーターセン氏にも旺文社にも失礼だろう。共著は伊藤裕美子氏。旺文社のもので数少ない信頼できる執筆者の1人だ。全訳、文法・構文の解説などは伊藤氏の手になるもので別冊にまとめられている。これで1000円なら良い買い物ではないのかな。
書店の後は、シューズのインソールとBDシャツ、CDなどを買って帰宅。
スニーカーの素材と機能の話を店主としていて最近のシューズの進化を学習。私も学生時代はEtonic (硬質のスタビライザープレートがミッドソールに挟まれているやつ)、20代から30代はずっとNew BalanceのM1400を履きつぶしてきたので、話は弾む。店主もかなり走っている人なので説得力ありあり。「プロネーション」という単語を私が思わず使ってしまったので、スポーツ関係者だとわかってしまった。これでKeenのカジュアルなラインとかも扱ってくれる店だと嬉しいんだけど。
シャツは、休日に(も)着られるようにアメリカテイストの濃いThe East Crowdのピンク。衿はBD。ざっくり着られそう。「昔のTroyみたいな感じ」というのが通じたかどうか。
CDはthe verve再結成記念アルバム、”FORTH”。初回限定DVD付き。王道。
本業は、全日本新人の予選の結果を日ボのサイトにて。
U選手は無難に勝ち上がる。というか、大学生不甲斐なさ過ぎ。いくらインカレの日程が後ろに来て、新人の育成が後手に回ったと言い訳をしても、高校生はおろか、中学生だってちゃんと漕いでいるのだから。
大学生も大学のコーチも自分たちのアプローチを考え直した方がよい。1日2モーションで合宿までしていて、放課後しか漕いでいない高校生より距離も強度も少なかったら当然の結果となるだろう。コーチは学生の自主性に任せるなどと言っていられない状況にあることを認識しなければ。
私は大学のコーチとして数年経った頃、全日本新人のM部 & F田のU和島ダブルを見て、猛省をしてロウイングというものへのアプローチを変えた。今も、高校の指導者は全国規模で交流を深めて進化している。U23世代を伸ばさない限り、エリートのレベルアップはない。
週末はシブケンも見に行くようだが、G大もY大も厳しい評価となることだろう。
追記:
近々20万アクセスに届きそうな気配ですが、最近のアクセスを見ていて気になるのが、過去ログの検索を利用する方で、書籍名や出版社名、著者名などを執拗に検索する方がいること。どう使おうがその人の勝手だろうといわれればそれまでなのですが、これは「英語教育」の授業日誌が基本のブログです。本業のボート競技で足を運ぶ人もいるでしょうが、やはり、「もっと良い授業をしよう」とか、「英語教育を良くしよう」とか、「この人、こういうことで悩んだことないんだろうか?」などという想いで過去ログを見て欲しいと思います。売れ筋の商品や、書籍の評価が気になるなら、アマゾンでいいでしょうに…。ましてや、このブログでの情報をマーケティングに利用するなどと言うのは最も私の姿勢から遠いものであることは、このブログをきちんと読んで頂ければわかってもらえると思っております。
本日のBGM: Rather Be (the verve)