インフルエンザも拡大し、学校としても、文字通り、対応に「追われる」様相。
自分の授業は平常通り。
0限の高2は、復習のディクテーションから。
書き取った後で、席を一つずつ移動して、丸つけ、または校正。最終的に正しい英文が揃ったら、音読からFlip & Write。続いて、教科書から、中間テストで終えた範囲の課で、”such + 名詞句” を含む長めの一文を書き取らせる。ここは先週、soとsuchの使い分けレベルで躓いていた生徒に対応した課題。さらには、先日の高1の模試問題から1文、初見 (初聞) の書き取り。「教師が必要なのは、最後の書き取りくらいで、あとはパートナーがいるか、または音源があれば出来る活動」、といつもの2%理論を説く。自分がただ通過した教材は、いわば目次を読んだだけ、その英文を生きて、消化吸収して血肉化するまでの過程のうち、今どこにいるのか、模試とはいえ復習の価値はあるのです。
高1は、精読 (をするための) ノート (の作り方) 講義。
パート1を終え、パート2に入ったところで、ノートが真っ新な生徒が。週末を挟んだにもかかわらず、自宅学習はまったく捗っておらず、喝。
予習をする場合は、そのレッスンの最後まで見通すこと。
今、高1段階で重視しているのは、辞書を引く前に出来る作業の精度を上げること。四角化で視覚化、構造化で簡略化。部分を取り出して、確認して、全体に戻す。自分の守備範囲を超える語彙や構文を含む英文を読むのは、後ろ向きで前に進むようなもの。今見えていることを手がかりにゴールを予測し、軌道を修正しつつも、自分のそれまでの歩みを信じて進むことです。
あとは日本語の活用。要約に必要な名詞句のくくりだしなど、日本語そのものの言葉の力を豊かにすることが不可欠なので学級文庫にある大村はま氏の『…通信』をよく読むように指示。
高2の続きは、仮定法や助動詞の重要表現を使う英作文課題。教育的価値や配慮など気になることは多々あったのだが、朝日ウィークリーののりピーの記事を週末課題で読み、その内容を踏まえて、”If I were in her place, I ….” という英文を書いてくるもの。
当然、既習事項の、
- 今、または、これからするべきこと、したいこと、できること、できないこと、する必要のないこと、してはいけないこと。
- 今から、自分の行動を振り返って、するべきだったけどしなかった・できなかったこと、してはいけなかったのに、してしまったこと、できたはずのこと、いわゆる「たられば」。
を使えているかを主眼とした課題です。
高2段階で、語彙も限られているので、まずはピアレスポンス。回転寿司よろしく、3人が内容や表現に関する質問。一人が共感できる部分を指摘しコメント。もう一人が、助動詞の部分を見つけて、パターンの1,パターンの2の識別、と5人からのレスポンスを経て自分の作品に戻る。自分の目の前にある原稿には5人分のレスポンス、自分の頭の中には、5人分の他人の原稿をもとにレスポンスしてきた中で得たであろう気づきがある、というのがこの活動の建前、お題目。まあ、そんなに上手くいくわけはないので、明日以降、仕切り直しですね。
22日の第2回山口県英語教育フォーラムの講師の方々から原稿や資料が届く。
凄いことになりそうな予感は確信へと変わってきました。シンポジウムでは、講師3人の生み出す化学反応のようなものを生み出すべく事務局、司会としても準備をしたいと思います。県内外とも、まだ申し込みは受け付けていますのでふるってご参加下さい。
おおよそ2週間ぶりに妻と娘と夕食。牡蠣フライで晩酌。
しばらくみないうちに娘の顔がしっかりしていて驚く。本人は家に帰ってきてただ大喜びという感じなのだが。
本日のBGM: AKY (TOMOVSKY)