All psyched up

例によって、高1英語I、高2英語II、高3英語IIが初日の一限という試験のコマなので、作問に四苦八苦。試験問題は長期休暇中に作り終えておき、授業進度で調整するなどということが出来ている先生はどのくらいいるのだろうか?
試験前最後の授業は、高2は宮沢賢治作品の付帯状況と、やや特殊な構文の部分を指摘し、残りは自学自習。学習のネタが貧弱な生徒がちらほら。授業で一通り終えた素材文で全訳も解説も渡しているのに、本文をノートに写してその英文の下に単語ひとつひとつの和訳を書いている生徒は、学習方法も学級日誌の書き方でもとにかく私の指示を全く聞かないのだなぁ。せめて、自力で再度チャンクに分けて、そのチャンクごとに訳し下しの和訳を書く、などという高1の英語Iの授業で私が1年間示した方法を取り入れるとか、できないものか?自習なので音読できないから、ずっとノートを見ているだけの者も。声を出せなくてもRead & look upってできるんですけど…。高2は中間あけから『P単』銀メダルコースに移行の予定。
高1は、『短単』が終わったので、中間以降にいよいよ『P単』銅メダルを開始。高1は、読みながら手がかりを作る、ということをすこしずつ覚えてきているので、高校用の教科書も自力で読めるようになるだろう。『P単』をやって思うのは、やはり母語の威力である。「和訳先渡し」を読解力養成のための手法と捉えるのではなく、日本語訳で意味を押さえておいて、その上で音読の回路を作り、語彙力をアップさせるためと割り切って、並行して地道に構文を学ばせるという進め方も「アリ」だろう。
学級文庫に政村秀實氏の『図解英語基本語義辞典』(桐原書店、1989年)、『イメージ活用英和辞典』(小学館、2008年)、『英語語義イメージ辞典』(大修館書店、2002年)を追加。私だけのネタ本にしておくこともないので、生徒も十分活用すればよい。もっとも、基本語にアタリをつけて調べる、という生徒はすでにかなりの英語力を備えているわけだが…。
放課後は会議の連続。
その後、試験問題と格闘し印刷まで。
夜は寮の当番。9時に宿直と引き継いで帰宅。「七瀬ふたたび」を見逃した。妻に、どうだった、と尋ねると、「つづく」って。そりゃ、連続ドラマなんだから…。来週からは「相棒」の新シーズン。フィギュアスケートのGPシリーズも始まる頃だな、そういえば。
本業では金曜日から戸田で全日本新人選手権。今年は高校生だけでなく、中学生も参加する。中学生を率いて全国を飛び回る名コーチS田(兄)(敬称略)の手腕にはいつもながら脱帽である。地元の高校からも女子1XにU選手が参加している。高校ロウイングの総決算。国体以上の手応えが得られるように遠くより応援しています。G大合宿所はキレイなのだろうか?ちょっと心配。地元のY大学の女子はG大で4X+艇を借りた模様。健闘を祈ります。
本日のBGM: Still Fighting It (Ben Folds)