I’d rather die with dignity than ....

今日の1限は普通科。
遅刻欠席の生徒が多く、教室という空間に集中力を生みだし、持続させるのに骨の折れるクラスでもある。付加疑問の復習から、助動詞の復習へ。

  • is / are / was / were / will / can / must / do / does / did

と一覧を板書し否定を確認。won’t / mustn’tは取り出して発音練習。一通り問題を解いてから、一覧での「漏れ」を問う。amとmay。
自分自身のことを付加疑問で「念押し」「確認」するのは、スペシャルな状況であることを理解してもらった上で、もしそれでも言うのなら、 “, am I (not) ? “ となるという知識を、「上級者向け」として提示。さらに、「可能性」のmayにはなぜ付加疑問が少ないかを問う。may = may not であり、「そうかもしれないし、そうでないかもしれない」可能性を表す時に用いる助動詞であることを指摘。天気予報で、(?) It may rain tomorrow. と述べることはまずないことを理解してもらう。こんな具合に高校での再入門編は進んでいる。
進学クラスは、今月の歌の練習。個々の発音、語と語の繋がりによる音声変化、一文の中での流れを練習。Buzzでやって、ペアで背中合わせ一行読みをやってから、対面リピート。合唱。歌詞の中の重要語・派生語を取り上げ、例文を追加。

  • I’d rather die with dignity than have my life prolonged under excessive medical treatment. (MED)

を考えさせてこの時間は終了。
後半戦ではこの例文から何をどのようにどれだけ学べるかを考える。
語義、コロケーションを確認。death with dignity「尊厳死」を生徒から引き出す。treatmentの元になっている動詞treatを前回パラフレーズで扱っていたので、deal with / handleなど、「きちんと、適切に扱う」という核を掴んでもらうことで、単に「治療」という訳語で分かったつもりになるのを防ぐねらい。構文の確認の後、暗誦に繋がるように、vanishing technique導入。その後、手元のノートに写した例文でチャンクごとにread & look up。「覚えてから使うのではなく、使えるように覚える」のだ、と持論を展開。以下、学年末試験の出題予告。

  • Imagine one of the members of your family was in a plane crash and was dying. You could have his / her life prolonged under some medical treatment, but they had told you that they would rather die with dignity. What would you do?

フィードバックを受けて書き直したサマリーを提出させ、1レッスン分通して約7分間、CDで内容・表現の確認。
新しい課のワークシートを配布し、作業手順の指示。ターゲットとなる文法事項は「仮定法」。
これにて本日の授業は終了。
帰りは雨。冷たい夜。
妻が気を利かせてわざわざケーキなどを買ってきてくれたので、食べかけたのはいいのだが、二人して胸焼けというか、気分が悪くなる。肩や胸など身体も強張りだし、夕食は中断。三年番茶を煮出して毒消し。暫し休息をとり、落ち着いてきたところで、生姜と大根おろしと葱たっぷりで釜揚げうどん。少し復活を遂げる。あのケーキ屋は二度と近寄らない、という結論に達した。
HDDの玉三郎を見て、気分直し。
さて、先日より、小学校英語に関わる人件費の試算を調べているのだが、よく分からない。
以下、小学校英語の先進自治体である、京都市の「事務事業評価表」を見て欲しい。
平成19年度
http://www.city.kyoto.jp/somu/gyokaku/hyouka/kensaku/kohyo/h19/5005001.pdf
ここには、17年度から、英語母語話者の英語講師を民間委託に切り替えたことでコストの削減を図ったことが記載されている。ということで、
平成17年度のものはこちら。
http://www.city.kyoto.jp/somu/gyokaku/hyouka/kensaku/kohyo/h17/5005001.pdf
費用がどうなったかという概算・総計は分かるのだが、何をどう変えたからコストが抑えられたのか、という詳しいことがよく分からない。
京都市民の方、情報公開とか求めてみる気はありませんでしょうか?

本日のBGM: Goodbye to yesterday (Bruce Wooley & The Camera Club)