通過

昨日は、お休みでほっとしたせいでもないだろうが、朝、起床後にブログを更新してから、寝込む。お腹の調子がよろしくない。風邪か?単に食べ過ぎか?野口晴哉は『風邪の効用』で「風邪は治すものではなく、通過するもの」といっていたような記憶があるので、薬は飲まず、番茶→ヨーグルト→八朔→梅干し番茶→抹茶入り玄米茶→生姜湯という食生活で寝ていた。
今日も、選考会議で授業なし。体調はすぐれず、喉が痛い。もうすぐ通り抜けるということか。
TV朝日が時代劇枠をなくすとのこと。淋しい限り。ドラマもバラエティーも見るべきものが減っている中、代わりに何を流そうというのか。地上波の視聴率が落ちているのは、時代劇や長寿帯番組のせいではないのだ。時代劇チャンネルなどは再放送だけでも充分楽しめるのだから、要はクオリティの高い時代劇を作れればいいだけのこと。TV朝日にはあまり期待しないが、とりあえず『相棒』だけは続けて欲しい。
先日のFTCで、自分が影響を受けた師、ということで若林俊輔氏の名前を挙げたのだが、3分の1位の方しかご存じなかった。『これからの英語教師』(大修館書店、1983年)が絶版の今、若林氏のまとまった論考を読む機会はほとんどないといってよい。FTCの当日は午前中、本業に関わっていたのだが、その際我がチームGM(=大学の後輩)にこの本を見せたら、「凄い人ですね」と述懐していた。(彼が在学中は若林氏は学生部長を務めていたはずである。)
そんな折、いつもお世話になっている編集者の方から、若林氏の講演テープを譲っていただく。懐かしさ半分、悔しさ半分。刺激的・挑発的な内容・口調、間合い、そして茶目っ気などの入り交じる「若林節」に自分の英語教師としての原点を思い返す一方、ここで若林氏が指摘していることの多くがいまだに実現に至っていないということに自分たちの世代の至らなさを痛感する。講演内容に関しては、このブログで折を見て言及できればと思う。「これからの英語教師」として期待を背負った(はずの)我々の世代が、自分で消化吸収して語る若林像にも意義はあろうかと思う。
明朝は5:30から本業がありますので、本日はこれまでにしとうございます。
本日のBGM: Runnin' Away (Sly & the Family Stone)