「丸覚えのススメ」

今年度出講している某高校のレギュラー授業が終了しました。
昨年度も大体この時期にアップしていた、高校2年生の「授業評価」と「自己評価」「後輩へのアドバイス」を今年も書いてもらいました。

昨年度のものはこちらから。

tmrowing.hatenablog.com

全て「記名」のアンケートで、私にとっては「通信簿」のようなものですが、共通して「あるある」のものを中心に抜粋でお届けします。
毎回言っていますが、「人は自分の苦労を高く評価したい生き物」ですので、話半分か三分の一くらいに割り引いてお読み下さるのがよろしいかと。

  • 松井の授業に対する評価、改善要望など

・ここまでたくさん例文を覚えたりしたことがなかったので、最初はすごく大変でした。でも、先生の例文の下の方に書いてあるコメントなどはすごく有益なものでした。改善要望は特にないです。1年間ありがとうございました。
・授業は細かいところまで分かりやすく解説されていた。本当に分かりやすかった。特に、実際に使われている表現を教えていただけるため、安心して覚えることが出来た。また、英語圏の人と話すときも、安心して活用できる英語を学べた。
・授業で使うプリントがとても充実していて良かったです。時々iPadで映像や写真、記事なども見せて下さり、とても興味深く授業が受けられました。コロナ禍の状況で難しい点であると思いますが、グループワークなどもあったら良かったなとも思います。
・話が面白くて分かりやすかったです。ニュース記事や動画を用いている授業は特に興味が持てました。後ろの方の席はスクリーンが見づらく、書き込みが見えないことがありました。
・先生はみんなが分からないような英語の例文を、根拠やユーモアを混ぜながら教えて下さったので、とても充実した授業だったです。一年間ありがとうございました。
・松井先生の授業は twitterを使って最新の時事問題を取り扱ってくれるので、分かりやすく、英語を身近に感じられました。
・(オリジナルの)ファイルに載っている解説をしっかり読むと、「なんでここにこういう表現を使っていたのか?」という英語の根本を学べた気がした。日々のニュースで使われているものを授業で出してたりして、「こういう感情が伝わってくるよねー」と言われるのが結構楽しかったし、実感が湧きやすくて、私には良かったと思う。高1は松井先生じゃなかったので、記号/印の意味が最初分かんなかったので、「イントロどどいつ」とか、少しでもいいから最初に説明して欲しかったかもしれないです。
・ただ英語の文法を教えるのではなく、世界の情勢なども交えながら授業をしてくれるので、とても興味深かったです。英語を外国でも活用できるような教え方だったので良かったです。
・松井先生、2年間、私に英語を教えて下さり、ありがとうございました。授業もそうですが、スケートについての話や、英語のニュースリツイートを元にした世界の出来事を紹介して下さったりと、とても面白かったです。私も一応スケートが好きなので、共感できるところが多々ありました。記号付けはまだ完全に使いこなせていないので、もう少し最初に説明を詳しく説明して下さったら良かったと思いました。
・ライティング課題を1つ1つ丁寧に添削してもらえるのが有り難かった。先生の「英文は英単語の意味はわからなくても、文構造は理解できる」という言葉が自分の中ではとても響いている。
・細かく現代の英語にふさわしいかなども教えて下さりとても勉強になりました。
・先生の授業は、今まで私が受けてきたどの英語の授業にもなかった視点を与えてくれました。私の英語力もとても上がったように感じました。1年間、ありがとうございました。
・現代英語のコーパスに基づいた授業は非常に勉強になりました。英語は生き物なのだと感じました。先生の説明で最近凄く納得したのが、 Reading is to the mind …. の説明でした。すごく腑に落ちる説明をして下さるので、定着します。Writing課題は他の人の作文とそのフィードバックも読めて勉強になります。
・英文法についての具体的な説明や、細かなニュアンスの違い、また実際にその英語が海外で通用するのかどうかというところまで詳しく説明してもらえたので、すごく勉強になりました。
・モニターに教材を映して、それに書き込みながらの説明だったので分かりやすかったです。
・画面が小さくて見にくかったときがあった。が、概して分かりやすかったし、たまに来るヴィカ様の小話が好きだった。
・現代英語で使われる頻度と受験英語を区別してはっきり教えて下さるので、これから英語を使って世界とつながりたいと考える人にとって、非常に有意義だったと思います。普段は講義形式で、定期テストがあるごとに大きな一つのライティング課題というのも、私にとって丁度良かったです。
・10段階で9をつけさせていただきます。授業の内容のレベルは高く、ライティング課題やファイル等の質は高く、添削などの時間もオーバーワークなほどだと思います。さらに、多くの時事問題なども知ることができました。
・松井先生は英語の本質を見定めて授業をして下さったのが印象的でした。たしかにあと1年足らずで大学受験。受験英語を把握すべきではありますが、たかだかあと1年の話であって、私は大学進学後も英語の学習を続けようと考えているので、進学後のその先の世界を垣間見ることができてとても楽しかったです。ありがとうございました。
・ライティング課題に細かくコメントをして下さったことが嬉しかったし、モチベーションになりました。また、他の人が書いた文章も読むことができ、自分の足りないものを知るためのヒントになりました。大事なポイントが「グリグリ」と強調されていて、とても分かりやすかったです。1年間ありがとうございました。
・この1年を通して、4択で空欄を補充するというものではなく、文全体を見ることの大切さを学ぶことができました。私は元々時制が苦手だったのですが、時制を「川の上流から〜」というように喩えた表現が分かりやすかったです。また、ライティング課題でライティングのコツを知ることができ、返却されたフィードバックにどこをどう直したら良いかやヒントが書かれていて、とても参考になりました。モニターを使った授業も、授業効率が良くて、良かったです。
・先生が話すという形がどうしても多くなってしまうためとても眠くなります。もう少し途中で休憩を挟むとか、先生の声のトーンを変えてみるとか、授業中に変化が欲しいなと思いました。文法は頻出問題集のテキストを中心に、僕たちが必要としている英語レベルを徹底的に解説してくださったのでとてもタメになりました。先生がツイッターでつぶやくような時事問題はとても興味があり、面白かったです。モニターの近くの席だと首がとっても痛くなるので、席替えはこまめにして欲しかったです。
・(英語)ネイティブが実際に使う正しい英語を教えて下さるので、毎回質の良い学習ができる。実際に英語のニュースで用法を確認したり、どの表現がよく使われるのか数値で提示して下さるのが良かった。モニターでの授業のため、座席によっては見づらいことがあったので改善していただけたらよいと思う。
・他の先生とは違う独特な授業でとても楽しかったです。英語のスキルが高い松井先生だからこそ持っている知識を教えて下さるため、非常に役立ちました。ありがとうございました。
・問題集で問題を解くだけではなく、オリジナルプリントの説明がとても良かったし、出ている文章の他に、この語法を使う用例を辞書から引用して示してくれるところも、ためになりました。「良い英語だけに触れ続けて吸収することが大事」と1年間言われ続けてきましたが、去年の自分と比べると少しは身についた気がします。改善して欲しいところは、問題集の資料を紙でもらうよりも、オリジナルのファイルの方を紙でも欲しいと思っていました。1年間ありがとうございました。
・最初は記号付けで何が何を指すのかすら分かっていなかいところもあったから、説明が理解しにくいところも正直あったし、日本語の時点で、こんな表現、日本語でも使わないよみたいなのがあって、難しいなと思っていた部分がありました。でも、授業を聞いた後に、他の問題集を解く時、先生の説明を思い出すと解けるものが多く、ためになったと思います。プリントは自分たちでも印刷できるけど、毎回いただけたら嬉しいです。デバイスにメモったりするのは大変で、目が痛くなることもありました。授業で沢山の英文に触れられて良かったです。私は英語は苦手だし、このクラスの中でも下の方だと思うけど、自分の中では分かる英語が増えた気がします。ありがとうございました。
・参考書にあまり書いてないような細かなことまで説明して下さって良かったです。プリントは2学期までと同様に印刷して配って下さると勉強しやすいと感じました。
・writingを定期的にやっていただいて、塾でできないようなwritingを経験できたのでとても良かった。例文が英検、GTEC、塾の勉強など色々なところで使えました。
・先生がファイルのデータにiPadで書き込んでいるものを、画面共有で教室にいる生徒も手元のデバイスで見られるようにすると、後ろの席の人も見やすくなり、よりスムーズに授業を受けられるかな、と思います。

  • 自分の取り組みを振り返って、一番成長したことなどの自己評価

・英文内の、句、節がどこまでか、すぐにパッと分かるようになりました。長文を書くことに対しても、前よりも抵抗がなくなり、また、より論理的に書けるようになりました。
・twitterの英語の記事を授業中に見せて下さったことで、英語の記事は難しいという思い込みがなくなり、より情報の早い海外のツイートを見るようになりました(ウクライナ情勢などは特に)。ツイート見出しなどは短く分かりやすいので読みやすく、成長したと思います。
・ライティングを書く機会が増えたので自分の中では去年より伸びた気がします。やり直すなら、よりもっと精度の高いライティングにするためのフレーズとかを覚えたらよかった。
・ライティング課題はフィードバックをいつもよく見ていました。英語のライティングは苦手なのですが、GTECや英検では以前よりも高い評価をもらえたので、少し成長したと思います。
・先生の授業とプリントからは参考書の解説では得られない多くの大切な情報を得ることができました。問題の善し悪しを気にしたり、参考書の解説を全て正しいと思い込まず、疑いの眼も持つこと、などは今までは意識していなかったことでした。
・英語で文を組み立てるとき、上手く文法を使えるようになった。単語だけで覚えていたものも、テスト対策などで大量に関連の文(特に副詞)を覚えるため、どうやって使うかなど、を身に付けられた。一年前に比べたら、スピーキングやライティングにおいて、英語の出てくるスピードは確実に上がった。
・僕はあまり英語を勉強する習慣がなかったですが、松井先生の授業を通して、勉強する習慣を得ることができました。また、ライティングも苦手だったのですが、英検1級に合格することができ、良かったです。
・ライティング課題に真剣に取り組んだことで、英語力を向上させることが出来たと思う。また良い例文を丸覚えすることなどはスピーキング力の向上にもつなげられたと思う。
・個人的にはwritingの学びが一番あったと思います。Writing課題は毎回、学んできた文法を使ってみたり、英語の表現をどういう場面でどのように使うのか、ということをじっくり考えさせられます。テキストの方の例文とかでも、「ここでこの表現を使う利点」みたいなところも一緒に理解すると、実際に自分が使うときに意識できると思います。
・自分ではリーディングの方が得意で、ライティングは何を書いたら良いか分からなかったのですが、この前の英検では、ライティングのスコアの方が高くなっていて驚きました。前の自分より成長できた証だと思っています。
・私は元々、英語が大の苦手で、学校のテストはもちろん、予備校主催の模試などでも、英語が悪かったんです。しかし、この1年間、塾に通わないで、学校の授業に向き合ったところ、英語の成績が伸びました。「えっ??」っていうくらい伸びました。
・もっとしっかり例文を覚えて書けるようにしておけば良かった。
・ライティング力が上がりました。
・年度初めは、文法がとても苦手だったため、Readingでもしばしば読み間違いをしていたのですが、必死にテキストの例文や松井先生特製ファイルの例文を覚えるうちに、正しい英語の文法やセンスが前よりついたと思います。
・先生がニュース記事を毎日リツイートされているのに影響され、私もニュース(NHK World JapanやBBC) を読むようになりました。はじめは全く読めなかったのが、今では難しい単語を調べれば大体読めるようになりました。先生のご指導のおかけです。本当にありがとうございます。そして何より、先生が教えて下さったWisdomがとても役立っています。まだ全然ダメですが、継続して頑張ります。
・よくやったと思う。ファイルやプリントを丁寧に読み込み、先生の解説を聞いた。この1年で英語力が伸びたと思う。ニュース (ABCなど) を聞いていて、先生の教材で扱ったものが出てきて、聞き取れてうれしかった。
・ただ参考書を暗記するのではなく、松井先生に教わったことを知識として定着させようと取り組んだので、英語に触れる時の態度が変わりました。
・ライティング課題は、なるべく簡単で自分の書ける範囲だけではなく、もっと難しいモノにチャレンジすべきだと思った。文法は英文の暗記をロジカルにできて良かった。
・私はこの一年、語彙と熟語表現の守備範囲を大幅に拡げました。以前よりも格段に長文や英語の新聞記事を読み進められるようになったので、残り高校3年生の一年間で、より細部に磨きをかけられると良いと思います。
・先生のオリジナルファイルに収録されている例文をまるごと暗記するように心がけたことが良かったと思います。まるごと覚えることで、表現、語彙、文法の全てを網羅できました。一方でライティング課題はしめ切りギリギリになってから取り組むことが多く、熟考しきれなかった部分もあるのが心残りです。
・ライティング課題はしめ切りよりもずっと前から準備した。ライティング課題を続けることにより進歩したと思う。4択ではなく、文全体をみることを心がけるようになれて良かった。
・テスト前の取り組みは普通に良かったと思いますが、授業中の取り組み姿勢はもう少し改善できたかなと思いました。具体的には、しっかりと例文全体に目を通すことです。文全体に目を通すことが、先生が解説する箇所の注意点をスムーズに頭に入れる近道だったと思います。
・ライティング課題に毎回時間をかけて取り組んだので、細かいミスも見つけて直せるようになったと思う。ライティングのフィードバックによって、何を改善すべきかが明確にされていたので、ライティング力が上がった。また、プリント(四角化ドリル)で表現力が増えた。
・writingの定期テスト毎の課題はとても参考になった。長文の書き方を身につけて、英検やGTECのライティングにも学んだことを元にして書けた。
・ライティングの「書くポイント」を詳しく教えて下さる授業に加えて、ライティング課題が定期的に出されるため、ライティング力を伸ばすことができました。文の構造も理解でき、英文が以前より読みやすくなったと感じます。
・この授業を受けてから一番変わったと感じたことは、ライティングについてです。高1のときはライティングはほぼやっていなかったので、初めはかなり悩みましたが、自分のものだけでなく、他の人の文章やそのフィードバックもオンラインのアーカイブで見ることもでき、ライティングを頑張った一年だったと思います。
・英文を覚えるのがテスト前だけだと、テストが終わった後、すぐに抜けてしまっていると思うから、無駄にしないよう繰り返すようにしなければいけないと思った。予習をした方が分かりやすかったから、来年度は必ず予習をして臨みたいと思う。
・例文をまるごと覚えることで、自分の表現を増やすことができました。「コミュ英」の方の授業で似たような例文が出てきた時、皆口をそろえて「英表の授業で見たことがある」と言っていて、形で覚えられているのだと感じました。
・例文で色々なことが学べた。単語もある程度のインプットができた。Writingでも多く学びがあり、自分で書けたものを覚えたのも良かったと思う。文法は感覚でやっていた部分があったので、ここで固められて良かった。
・ネイティブでなあなあ(感覚?)で文法をやってきた者としてはとてもハイレベルで難しいところもありましたが、頑張れたと思います。

  • 来年度の高2生に対して、先輩としての親身のアドバイス

・とにかく量が多いので大変だと思います。ライティングの課題もどんどん難しくなるので頑張って下さい。テスト前日に詰め込む勉強だと良い点数はとれないと思います。日頃から覚えたりした方がテスト前に慌てる必要がなくなると思います。
・定期テストは例文の暗記が全てです。量がかなりあるので、授業の時から少しずつ覚えないと間に合わない気がします。頑張って下さい。
・ライティング課題は前日にやるのではなく、早めに一度書いて、提出日前日にもう一度読み返すといいと思います。時間を空けたら、気付かなかったミスに気付けることが多いです。
・良い例文を出来るだけ多く丸覚えする、というのが非常に重要になってくると思います。ライティング課題は時間をかけてやるとよいと思います。
・正直、一年経っても松井先生のテスト準備はかなりきついです。全然慣れません。けど、覚えれば勝ちです!!多分言われたことを本当に全部やれば(これが凄い難しいけど)、成績セットでしっかりした英語力が身に付きます!「どうせすぐに忘れるだろうし…」とか思っていても、意外と自分のものになっているなと感じることはあとあとで出てくると思います。「他教科もあるのになんで?」って思っている人、本当にたくさんいると思いますが、もう逃げ道はありません!とりあえず、早めに試験勉強するくらいしか方法はないのです。頑張って下さい!
・グリグリは要注意!絶対に憶えて損はない。ライティング課題は遅れずに出そう!
・英語が苦手な人にはとことんきつい科目ですが、松井先生の授業ではしっかりした言葉で説明してくれるので苦手じゃなくなっていくと思います。お互い頑張りましょう。
・松井先生が使う文構造等を理解するための印/記号付けは、理解すると、文がすらすら読めるようにもなるし、大量の英文も少し楽に覚えられると思います。テスト対策は「テキスト」と先生のオリジナルのプリントに重点を置いて、覚えるなら完璧に覚える方がいいと思います。
・ただ教科書をなぞるような授業ではないので、他と比べると面白い授業です。テストは易しくしてくれます。絶対力が伸びます!!
・基礎大事!英語も数学もとりあえず基礎を!
・松井先生のテストは覚えれば高得点を取れる。暗記することが苦手だった僕でも松井先生のテストは暗記した方が早いことに気がついた。正直このクラスは帰国子女かどうかなど、もともとのポテンシャルは余り関係なく、いかに覚える努力をしたかがそのまま点数に現れるテストだと思う。そして、特に帰国子女の子など、英語を必死に勉強しなくても英語ができて、暗記などあまり好きでない人もいると思う。自分もその生徒の一人だったが、そういう人たちは「素直に覚えた方がいい」と気付けたらいいと思う。
・先生の言っていることを覚えていれば役に立ちます。帰国生でも、余裕だと思っていたら、テストで点は取れません。
・先生のオリジナルの例文はすべて覚えてしまうくらいの心意気でかかるべきです。というかすべて丸暗記してください。とても役に立ちますし、大きな力になります。もちろん、文法への深い理解も忘れずに。
・初めは心が折れそうになりますが、くじけずに何度も先生のファイルを読み、説明を聞くと、先生のおっしゃる意味が分かるようになってくると思います。頑張って下さい。
・先生の授業はきちんと聞いてメモを取るべき。たまに英語ニュースやヴィカ様についても自分の知識や能力が上がるので聞くべき。
・(オリジナルの)ファイルは本当に重宝すべし。オンラインのアーカイブにアップロードされた通知が来た瞬間に印刷して、読み込む。テストにも出るし、自分の英語力を高めるために有益。
・高2になる皆さんへ。初めて松井先生の授業を受ける人にとっては、「ワニ」「横綱」など特殊な言葉が出てきて意味が分からず、授業を投げ出してしまうかもしれません。しかし必死に松井先生のおっしゃっていることを理解していく内に、「英語を使いこなせるようになりたい!」という気持ちも出てくるでしょうし、何より「参考書に書いてあることが全てではない」ということが分かるでしょう。受験というものに重圧をかけられてくる学年だと思います。その限られた時間の中でこれほど「現代英語」に触れられる環境はかなりのチャンスだと思います。頑張って下さい。
・この授業では、おそらくある程度基礎の固まっているレベルが求められていて、それがあれば先生の抽象的な言葉も理解しやすいと思います。しかし、それが無いのならば、具体的な例文を一つ一つかみ砕いて、基礎と英語のセンスを身につけ、松井ワールドに飛び込んでいくしかないのです。そのために、例文暗記は必要だと思います。何も考えずにこの授業を受けても得られるものは少ないでしょう。Nothing comes of nothing.です。
・ 単語と熟語さえ知っていれば解ける問題が急激に増えるはず。何か新しくやろうという心意気なら、登下校、休み時間などを活用して、語彙を増やすところから始めるといいと思います。
・オリジナルファイルをマジメに読みましょう。参考書にはあまり載っていないことが書いてあり、勉強になると思います。あとは、文章を丸ごと覚える努力をしましょう。私の場合は本当に力がついたと思います。1年間頑張って下さい。
・オンラインのアーカイブに入っている資料は、スマホで見ようと思うと書き込むのが困難だし、他のアプリをいじりたくなるから、家でちゃんとコピーして、紙で授業を受けるべし。独特の表現が難しいところもあるけれど、ちゃんと聞くべきだと思う。
・松井先生の授業は受験で問われるような文法問題を解けるようにすることではなく、将来的かつ実用的な英語力を身に付けることができると感じると思います。テキストだけでなく、様々な英文に触れることが重要です。
・テキストを頑張って下さい。例文全体を暗記することが必要です。これをテストのために、と思ってやっていたら、意外といつまでも頭から離れないで、その後の英語学習にとても役立ちます。英語能力を上げたいのであれば、松井先生のテストをただのテストだと思わない方がいいと思います。ライティング課題は、出された1週間以内に書き始めることをおすすめします。締め切り日に出そうとするととても辛いと思います。自分も1年前に先輩の言葉を聞いて、その時は辛いなと思って全然実行してきませんでしたが、2学期くらいに地獄を見ました。なので、早めに実行に移した方がいいと思います。ぜひ、僕たちのアドバイスに忠実になって頑張って下さい。
・授業中に使用するプリントを教科書よりも大切に勉強するべき。間違った表現やあまりメジャーでない表現をさけることができる。ライティング課題もまじめに取り組んで、フィードバックをしっかりと読んで、次にライティング課題を書くときに気をつけよう。そうすることで質の良い英語力が身につくと思う。
・この授業では他の授業のような、定期テストや入試対策をするものとは異なり(ライティング課題は大学入試向けだが)、社会に出た後や、実際に世界に出て英語を見聞き、話すことができるようになることを目指しているから、先生の解説を聞いて、テストには出ないならあまり聞かなくていいか、という考えは持たない方が良い。一つ一つを丁寧に学べば、必ず君たちの英語力もぐんと伸ばすことができる!!
・先生の授業をきちんと聞き、ポイントをおさえ、課題をきちんとこなせば必ず英語の力は伸びます!!頑張って下さい。先生の雑談もとても面白くて好きです。楽しんで下さい!!
・学期ごとに扱う単元・範囲は違いますが、やった部分はしっかりと定着させられるような覚え方をするのが良いと思います。項目ごとに詳しく説明してもらったり、学習できるのは高2が最後だと思うので、授業時間や学習時間を無駄にしないような過ごしかたをしてほしいです。
・テスト前に覚える英文の量は尋常じゃないけど、文構造とかは理解した上で覚えた後は、分かるものが増えたから、覚えるべきものはちゃんと覚えた方が良いと思う。先生が言う「足跡」とか記号付けの意味が分からないとキツイから、分からなければすぐ聞くといいと思う。プリントが配られないときは、ファイルを印刷した方が書き込めるし、スマホからも離れられるから、印刷した方がいいと思います。
・私は高1、高2の2年間、英語が松井先生でした。他の先生方の授業を受けたことがないのでよく分かりませんが、初めは慣れない授業スタイルで戸惑うこともあると思います。けど、まず話を聞いておけば、だんだんと慣れてくるので大丈夫です、例文を沢山扱って下さり、私はまるごと覚えて自分の表現を増やしました。皆さんも、自分なりにたくさん出てくる例文を、上手く活用して下さい。一緒に頑張りましょう。
・良質な例文を丸暗記して、それの内容を変えたりしただけで、writingやら自由英作文でかなり良い点がとれるので(覚えたものなので、文法ミスで点が引かれることはない)、ぜひあまりふれることのできない良質な例文をストックに持っておくとよいと思う。他の人や自分がライティング課題で書いた表現を覚えるのもアリ。英語は経験値がモノを言う科目なので、できるだけ多くの英語を自分に取り込むと強いと思う。教科書とかからもコロケーションなど、こういう表現があるのか、と学びが多いので、英語において無駄はあまりないと思う。

イヤー、面白いですね。
兎角「丸暗記」は忌避され、糾弾され、前時代の遺物のように言われますが、今年の2年生の年間の授業総括と後輩への親身のアドバイスでは多くの生徒が「用例・例文を丸ごと覚えること」の効用を訴えているのが興味深かったです。

  • 「これまでこんなに沢山の英文を覚えたことがない」

と多くの生徒が答えていたのもまた興味深い。

  • ではなぜ「丸ごと」覚えられるのか?

やはり

  • チャンクを捉えて四角化の記号付をした上で、文全体を見るから!
  • パラグラフレベルの分量で、つながりとまとまりのあるライティングを経験しているから。

というのが大きいと思いますよ。
文未満の要素を成り立たせるしくみも「文法」ですし、一文を超えた文のつながりやまとまりをつくるのもまた「文法」なのです。

そして、その「丸覚え」を支えるもう一つ大きな要因は学習材のクオリティでしょう。
指定の「テキスト」を補う「オリジナルの教材の用例」の質と量。

NOW コーパスと GLOWBEが一番多かったと思いますが、現代英語のオンラインコーパス等をフル活用し、精選され適切に配置され、「確かなことばで」解説されているからというのが大きいと思います。

高3になっても、そして卒業後も、テストに支配されず、テストに依存せず、自分の学びを拡げ高めて行って下さい。
こちらこそ、1年間、ありがとうございました。


本日のBGM: はなればなれ (クラムボン)