「なるようになれ」

ようやく『英語青年』12月号入手。今月号はおもしろい。
巻頭特集を読む。

  • ミルトン生誕四百年記念 『パラダイス・ロスト』

図版というか挿絵で、ジョシュア・レイノルズ。ロイヤル・アカデミーといえばこの人だからね。
阿部公彦氏の連載は、「眠さ」。ヴァージニア・ウルフ『灯台にて』。キターッ!
新刊書架で、ナサニエル・ホーソーン。

  • なさぬなら、なるようになれナサニエル・ホーソーン
  • なせばなる、ナセルはエジプト大統領

などといった駄も駄の極みのようなことば遊びを、私は学生時代からよくしていたのを思い出した。
いや、肝心なのは、阿野文朗氏の著書『ナサニエル・ホーソーンを読む』(研究社)の書評であった。
来月号予告で「!」

  • ロバート・バーンズ

第二特集なのでどの程度の紙幅かも気になるが、生誕○○年特集ばかりで大丈夫か、という気もする。余計なお世話。
石川巧『「国語」入試の近現代史』(講談社メチエ)を入手したが、読む暇無し。そのうちに。というのも、次の本を買ってしまったから。
水村美苗『日本語が亡びるとき 英語の世紀の中で』。
読了といっても第7章しか読んでいないし、そこしか読むつもりもない。注釈の付け方が、ネット時代の若者のことばのように感じたのだが、私よりも年は上であった。今や、こういう作者の物言いが日本を席巻してしまうのだなぁ…。不勉強を恥じるが、この方、今回のブームで初めて作家だったことを知った。
片岡義男がかつてハードカバーで日本語論・日本人論を書いて話題となったが、その時点で、片岡義男の名前も作品もそれなりの「ポピュラリティ」を得ていたように思う。
さて、
東大生のノートを集めて何かを探ろうという企画が巷で話題となっているようで、書店店頭でも実際に手に取ってみたが、あらたな「ノート(つまりa notebook)」を開発しようという企業の下世話なアイデアには恐れ入った。そんなことまでお膳立てしてもらわないとお勉強が出来ないようならそこまででしょう。集合論で方法論をごまかすのは単なる詭弁を通り越して詐欺に近い。
誰も、

  • 今わかった!!「東大生はすべて国立大学生」

って言われてビックリしないでしょ?国立大学生の全てが東大生じゃないんだから。
大事なのは、「同様に美しいノートを作ってきた生徒・学生で東大に不合格となった人」との差異を際だたせることでしょうに。小学生の夏休み自由研究以下のことにお金を出すのは馬鹿げている(そしてこの言い方は小学生に失礼でもある)。

ノートで言えば、私はもうずっとオキナのA4の方眼ノートである。(13年前のノートを見たら、ブランドはLIFE の Clipper 方眼だった!)
最近では、

  • 品番PNA4S「プロジェクトリングノート」

これは、方眼の罫線が5mm幅で薄いブルー。このブランドはミシン目のないものもあるので、そこは用途と好みで。私はアスクルでまとめ買いをして経費節約しています。

さあ、金曜日は0限から!

本日のBGM: Metro (原田知世)