西班牙では雨は主に平野に降る

平常授業の始まり。
月曜日は授業終了後、翌日の授業準備に続いて、男子寮の当番。
夜の9時で宿直に引き継ぎ帰宅。
明けて火曜日の今日は、明け方から激しい雨。
葉桜から視線を落とせば、渡り廊下に滲むように踏まれていく花弁。
その後も一日中気温が上がらず、空は雪でも降るかのような色。雨が降ったり止んだり、晴れたり風が吹いたり、と妙な天気だった。
進学クラス高3は「診断テスト」の確認問題。自己採点、自律学習が基本。バグの修復とOSの更新です。
高3の再入門講座は、助動詞に突入。番付表まで辿り着くのはまだまだ先ですね。今日は、新人に

  • read & look up
  • backward building
  • 対面リピート

を覚えてもらった。

商業科の1年の48人クラスも初回の「ご挨拶」が終了。
名詞句の限定表現・語順のチェックテスト。プリントを配布し終わるまでに時間がかかり、回収が終わるまでに時間がかかる。次回は自己紹介の英語。教科書にはまだまだ入れそうもありません。

進学クラスの英語は、しばらくは「オーラル」も「英語I」もなく、英語の基礎基本の徹底。
今日は、フォニクス。
『短単』の課題テストでの解答をもとに、基本語の発音と綴り字の整理。今日扱ったのは、まず、

  • pass / class / professor / Williams / officer / discuss

などの語での第一強勢を持つ母音。「名前読みをするか否か」。観察による規則性の発見までに少々誘導尋問が必要だったが、-cl- などの側面開放も少し練習できたのでよし。フォニクスは有効だが万能ではない。<文字・綴り字→音>は容易に出来ても、<音→文字・綴り字>には苦労するから。

  • plan / plane / plain

でいわゆる「マジックe」の働きを押さえつつ「二重母音」の徹底。だらしなく伸ばす音では「長母音」としてもダメです。「長め」の母音に関しては、範読とリピートの際に気をつけさせていますが、「長母音」という用語は教室ではまず使いません。
最後は、

  • purpose

の第一強勢のある母音と同じ音を含んだ基本語。

  • turn / burn / hurt / curve / curl / curtain

軸足・ピボット方式で使えるように、

  • girl / learn / early

という<異綴り字の同音>も板書。
今日、この母音で集中的に発音練習をしてみて、自分の上唇のコントロールが不十分なことに気が付いてちょっとびっくり。ねらった音の固まりを放出出来ていない感じ。なんだろう、野球のピッチャーで言えば、「ストレートを外角低めに狙ったのに、シュート回転で打ちごろの真ん中に浮いてしまった投球」、ですかね。先日、側溝に落ちた際に負傷した後遺症だろうか。嫌な感じが残った。

本業は選手が実習で不在のためオフ。
チェックテストの出来具合を見て、作戦を練る。薄物の、いわゆる『ブリッジ教材』はほとんど役に立たない。桐英会ブログの松山先生の実践を参考にさせてもらった。
明日の授業は1年生が中心。
進学クラスは、『ぜったい音読』と『レベルアップ英文法』。前回の授業で、「基礎に戻るのは重要。スラスラ出来るようになることは大事。でも基礎に戻って、易しいハードルをゆっくり越えて安心していてはダメ。助走スピードを上げて、加速して、より高いハードルを越えられるよう、ジャンプ、離陸するために、どこかで上昇カーブへと自分を放り出すこと。」と説いたのだが、どのくらい実感できているか。

本日のBGM: 春空 (石野田奈津代)