within hail

tmrowing2010-12-28

成年チーム合宿終了。
初日はリギングとトライアルに向けた調整で、淡々と進みました。が、肝心のトライアルが行われる2日目は…。
明け方から猛烈な雷雨で目が覚めました。地デジのデータで気象情報を眺めているうちに、雨は上がり、宿を出る頃には晴れ間も見え、女将さんと、

  • この分だと大丈夫そうですね。

などと歓談していたのですが、全く無事では済みませんでした。まるで、韓流ドラマ『チャングム』のように、二転三転、九転十二転。
暴風、白波、一瞬の晴れ間、寒冷前線通過、雷雨、そして寒気、霰、稲妻と気象条件の見本市のような一日。特に、対岸の山の中に雷が落ちた時は地面だけでなく、私の心もちょっと震えました。
午前中に予定していたトライアルは午後に順延。その午後も、コンディションのややましになったタイミングを見計らって出艇、発艇、計測、評価。揚艇後、強風が吹き荒れるなか撤収作業。
ふぅーーっ。
選手の皆さん、サポートしてくれたスタッフの皆さん、本当にお疲れ様でした。劣悪な条件下ではありましたが、パフォーマンスは概ね良好だったのではないかと思います。この好調をさらに伸ばして新シーズンに弾みをつけて下さい。
帰省中に自主的にトレーニングをする選手の艇を固定するために、Uコンを台座に置いたり、ペグ打ちをしたりしてから解散。
夕方、なんとか日が落ちる前に帰宅。
帰宅したら、本が届いていた。

  • 小林蕗子編 『英検1級英作文予想問題集』 (テソーラスハウス出版部)

まとまったライティングの「お手本」となるかなぁ、と思い購入。パラグラフの構成はきっちりテンプレートを作って書かせるものではあるのだが、典型的な「5段落もの」とは異なるので少し背景的な説明などが必要に思う。

  • 菅正隆 『日本人の英語力 それを支える英語教育の現状』 (開隆堂)

これは、タイトルだけ見て、管さん、じゃなかった菅正隆さんの英語教育論の集大成が、入魂の一冊に!と思ってクリックしたのだったが、蓋を開けてみたら、『英語教育』 (大修館) の連載3つをまとめたものでした。第4章として、最近の時評が2つのコラムで記されています。述べ10年近い連載ですので、まとめたことそのものに意味・意義はありますから、連載時に読んでいた人も新たな発見はあるのでしょうけれども、タイトルが大仰。本の表紙があざとい。実際に書店で手にとって見てみることをお薦めします。
気を取り直して、明日の、冬季課外授業の準備。
合宿で丸々4日空けているので、その分を取り返すべく1日中私の講座となっています。
学級文庫から各自が選択した教材を1週間で終わらせる、という指令が下っているので、まずはその出来を見てから。
ようやく自分のトレーニングに時間を割くことができそうなので、田邉先生に教えて頂いた、

  • 戸川晴之 『英文表現法』 (研究社、1972年)

を読み始める。英語が上手くなりたい。良い英語を書きたい。そう思わせてくれる本と出会えたことを素直に喜びたいと思う。

全日本フィギュアは安藤選手の優勝で幕を閉じた。
浅田選手はSPではフリップが跳べていたので、もう大丈夫かと思ったのだけれど、ルッツにまだ課題がありそう。フリーの最終滑走に西野選手が残ったのは、個人的に嬉しかった。相変わらず、ループには厳しい判定だったけど。
新人が出てきては持ち上げ、チヤホヤして、シニアへの移行に苦しんで低迷している間に見捨てて、次の新人へ、というのでは、選手はメディアの消耗材で終わってしまう。何ができていて、何ができていないか、周囲もきちんと見極め、育てていくことが大切。
品のないお笑い芸人が司会をするスポーツ選手の特番に、私の好きなアスリートが多数出ていたようなのだが、お笑いやバラエティでいじられないと日本のアスリートはお茶の間、世間の理解や共感、そしてリスペクトを得られないのか、いつも訝しく思う。力走した選手には本当にご苦労様と言いたい。

さて、
我が家は私も妻も、年賀状は新年になってから書きますので、年が明けてから、さらにしばらくお待ち下さい。とはいえ、今年貰っている人は、もう分かって (呆れて) いるのでしょうけれど…。

明日は、忘年会という名のオフ会。
英語教育繋がりといえばそうなのだろうけれども、ミッションとかを共有しているわけではない方たちと。細々と。私は群れたりするのって、あんまり好きじゃないので。自分の結婚式や披露宴もしていないくらいですから。

  • 豊盃・しぼりたて純米・生
  • 義侠・純米生原酒・滓がらみ・南砺五百万石
  • 悦凱陣・純米吟醸・五百万石・無濾過生

といったところははずせないかと。年忘れから晴れやかに、ただ高いだけでなく、ただ綺麗なだけではなく、旨い酒を飲みたいと思います。この他にどんなお酒を持って行くか、考えるだけで愉しい…。

本日のBGM: Be nice to me (Jules Shear)