All things are in a state of flux.

本業の中国大会終了。
荒れに荒れる、と噂の芦田川漕艇場でのレース初体験。好天に恵まれ、UVケアの必要な3日間でした。
金曜日は頑張って、1時間授業をして学校発。渋滞もなく、スムーズに現地へ。公式配艇練習。旧旧企画艇ということで、リギングで久しぶりに苦労しました。とはいえ条件は皆同じなので、私が頑張るだけです。
明けて土曜日がレース。
予選の3組ということで、お昼に近い時間帯。案の定、レーンコンディションは荒れ模様。スタート付近はかなりうねっていました。配艇方式での短い時間でのレースアップにまだ不慣れで上手く身体を反応させられず、予選はダメダメ。敗者復活戦へ。揚艇しリギングを解いて、アイシングをさせ、さらに敗復の配艇という慌ただしさ。psyching up をしてから、出艇。当然、予選で負けた者のみのレースなので、1番タイムで準決勝に。翌日の課題をしっかりと確認。
最終日の日曜日は、準決勝と決勝。2組ある男子1Xの準決勝の時間帯までは、微微順から微微逆のほぼ無風と言えるレーンコンディションでのレースとなりました。自チームの出た1組は、予選でも当たった島根のA選手の隣のレーン。同じ相手ですから、自分のパフォーマンスがどの程度改善したかを確認する良いチャンスを与えてもらいました。前半500mまではスピードにも乗ることが出来、1艇身の差で食らいついていたのですが、後半は電池切れで出力自体ができていませんでした。レースは、このA選手と、岡山のA選手の争いで進みました。島根のA選手は小野湖合宿で見た時とは別人の切れ味。小野湖では大差を付けられていた岡山のA選手と100分の3秒差で2位で決勝へ。自チームの選手は残念ながら3位で決勝進出はなりませんでした。
決勝は6杯でのレース。波やうねりを苦にしないA選手がリードするも4杯がほぼ半艇身くらいの横並びで700mくらいまで予断を許さない緊迫した展開。ラストQで、広島のK選手、岡山のA選手が離され始め、岡山のもうひとりのエース、S選手との優勝争いから頭一つ抜け出たのが島根のA選手でした。ゴール後に両拳を突き上げた「ガッツポーズ」が物語る会心のレース運び。天晴れです。2位は、一時は4位に後退したもののラストスパートで驚異的な追い上げを見せたK選手がS選手と同着・同タイム。ハイレベルなレースを演出してくれました。中国地区は1Xのレベルが高いので、この中国大会を弾みとして、みな来週は、美浜で大暴れしてくれることでしょう。
個人的にもチーム的にも国体、インターハイに向けての課題をたくさん頂いた大会でした。自チームの選手は、来週は地道に地元でトレーニングです。
なお、私のチーム以外の山口県勢では、男子の4X+が決勝4位。女子の1Xが決勝2位 (準優勝) という成績を残しています。今年から専任で顧問となったH先生は指導者としての初表彰台。選手として自分のトレーニングもしながらのコーチングですから流石です。
さて、
本日の各種目決勝戦を前にした、お昼の時間帯に、サプライズの訪問者がありました。
「福山での大会」ということをこのブログで読んでくれた、Y先生が、河川敷まで激励に足を運んでくれたのです。「テニスの試合が近くのコートであったので…」とのことでしたが、嬉しい一時でした。競技ルールやリギングではいったい何を調整しているのか、などなど本業に関わる若干の解説。4X+を間近に見て「思ったより大きい…」と感想を。その後、お互いの近況報告や英語教育関係の今後のスケジュールなど情報交換も。先日の「書評」のお礼を直接伝えられたのは良かったですね。
Y先生、お忙しい中、本当に有り難うございました。今大会は準決落ちでしたが、国体のブロック予選とインターハイでは成長の軌跡を示せるよう精進します。
復路も高速はスムーズに動き、予定通りに帰宅。途中、ましゃましゃの声で眠気も発散。これだけ順調に動くんだったら、高速に乗る前に市内でお土産選ぶ時間があったかも…。

以下、告知です。
ELEC協議会の夏期研修会の詳細が公式サイトにアップされました。(pdfファイルはこちら→ http://www.elec.or.jp/teacher/kensyukai.pdf)
申し込みは、1日単位となっていますのでご注意を。私の講座は、8月14日 (土) の午後のコマです。

ELEC 夏期英語教育研修会
タイトル: 今さら「ライティング」? 今だから「ライティング」!
2010年8月14日 (土)
午後1時30分〜午後4時20分
会場:ELEC英語研修所 (安田コミュニティープラザ、竹橋・大手町) 東京都千代田区神田錦町2−9
費用: 1日単位で、10,500円 (教材費、税込み)
内容: 今「ライティング」指導を振り返る
テクストタイプに応じた指導
論理 (=タテ糸) と英語表現 (=ヨコ糸) 〜「言いたかったけれど言えなかった言葉」とどう向き合わせるか
内容の補足説明
・グラマー・コンポジション→英語II C→ ライティング → ライティング と変遷してきた高校英語での「書くこと」の指導を振り返ります。
・ 物語文 (Narration) ・説明文 (Exposition) ・論証文 (Argumentation) といったテクストタイプごとに「モデルの提示」「アイデアジェネレーション」「表現の型 (頭出しチャンク)」「フィードバックの典型例」といった流れでの指導の組み立てを考えます。
・ 体系的な文法指導を終えてから、短文の和文英訳、自由英作文と進むのではなく、パラグラフライティングで求められる英語の論理 (タテ糸) に従って「自分で書く」ことから、「言いたかったけど言えなかった言葉」と向き合わせることで、英語表現 (ヨコ糸) の習得を促すアプローチを志向します。

続いて、地元、山口県でのイベント告知です。会場が決定しました!!

第3回山口県英語教育フォーラム
日時: 2010年10月23日 (土)
10:00 〜 17:00頃 (予定)
会場: パルトピアやまぐち・防長青年館 (山口県山口市神田町)
主催: 長州英語指導研究会
協賛: 山口県鴻城高等学校,ベネッセコーポレーション
講師:
大津由紀雄(慶應義塾大学教授)
柳瀬和明(日本英語検定協会顧問)
加藤京子(兵庫県三木市立緑が丘中学校教諭)
講演内容の詳細に関しては、今しばらくお待ち下さい。
今年は、勤務校の同僚だけでなく、県内の中学・高校・高専の先生に「運営委員」になっていただき、地元での地に足の着いた取り組みへと第一歩 を進めてみました。地道にこのフォーラムを根付かせて行ければと思っています。

駆け出しの頃から自分を育ててもらった ELECと今ではライティング研究部長を務めているELEC同友会英語教育学会の催しは、山口に移り住んでからも何とかやりくりして協力させて頂いております。ただ、来年は山口国体、本業の正念場となりますので、この8月の研修会を節目として、しばらくは正業の英語教育で発表することはないかと思いますので、この機会を是非ともご活用下さい。


帰宅後、メールを確認したら、かつてのG大コーチ時代の選手の懐かしい愛称が。
現在、故郷で英語教師となるべく修行中とのこと。それにしても昨年のフォーラムにも参加してくれた愛媛のH先生の教え子だったとは。縁ですね。このブログも、H先生から聞いてアクセスしてくれているそうな。人の繋がりに感謝の気持ちを強くした週末でした。

本日のBGM: Life like a river (高橋幸宏)