涙雨

水曜日は寮の当番で本業にはつけず。
午後、学校にB社から来客。いい知らせもあればそうでない話しも。
まず、大きな転換点として、この話題を。
追々正式告知がなされると思うが、足かけ5年にわたって、私がこれまでに実践してきたシラバスに則ってライティングのプログラムを提供してきたGWT (GTEC Writing Training) が、いったん幕を閉じ、新たな企画の検討に入ります。新指導要領で、「ライティング」という科目が消滅するこの時期だからこそ、必要な講座内容ではあるのですが、商品である以上売れなければそれまでですから。残念です。これまで、課題提出などで苦労をされてきた方々はご自分のライティング力の伸びを肯定的にとらえられていると思いますので、今後も英文修業として自分を鍛えつつ、英語を書く喜びを味わって頂ければと思います。

全国で、GTEC for Students を実施している高校は多いと思うのですが、実際に公開会場での試験も実施しています (今年度は3月に既に実施済みです)。公開会場受験者の答案も、高校での実施と同様に評価されます。その公開会場受験者の答案の中からGradeやスコアによる評価以外に、優れた答案を、「ライティング優秀答案」として1名表彰する、という企画があるのですが、その審査を私が担当することになりました。審査と講評を通じて、当該の表彰者だけでなく、これからライティングを学ぼう、伸ばそうという学習者への助言、そして、今までライティングの指導に踏み込めなかった指導者の方へ、これからの指導の指針を与えることができればと思っています。詳細は、近いうちに、GTEC for Studentsのサイトで告知されるのではないでしょうか。結果はGTEC通信などでも詳しく伝えることができると思います。

寮監室で、いろいろな先生にお願いしていた「和文英訳の診断テスト」の朱入りメールや原稿の整理。勉強になります。自分の英語や解説にダメ出ししてもらう機会というのは、この歳になると貴重ですから。一通りまとまったら、今回ご協力頂いた方々に修正版をお配りしますので、再度お目通し願います。

寮の当番が終わる頃にはすっかり雨模様。本当によく降るなあ…。
明けて木曜日は、早朝から遠い湖へ。
雨は上がらず。むしろ、雨足が激しさを増す。
レース当日が雨ということも珍しくないので、こういう時にもレース時のシミュレーションだという心の準備が大事。大雨の後、雨水が流れ込むと湖面にも流れが出て、流木が出てくるのが悩ましい。電柱くらいの太さの丸太をコース脇まで引っ張り、危険を回避。
雨で眼鏡が濡れ、私からの視界は最悪だったが、このところ日に日に速くなっているという自覚は選手にもあるので、トレーニング自体は順調。SR22から、SR28までスムーズにスピードが上がり、艇の大きなサイクルを掴まえてリズムも出てきた。最後のスタート5本+10本+10本までは、非常にいいスピードが出ていたのに、そのスピードに自信を持ちきれず、スタ付き500mになったら、とたんに守りに入って自滅。これでは「根性無し」、「小心者」、と言われても仕方ありません。自信が持てるまでのトレーニングができていない、本当に心からその練習を求めていない、と課題はメニューを与えるこちら側にも拡がってきます。うまくいっているように見える練習には何か、隠れた嘘が潜んでいることを忘れてはいけません。英語の授業も同じですけどね…。
ダウンではスクエアで1周させ、端々を確認。約2時間の練習を終えて揚艇。
艇を片づけたと思った頃に、雨が上がる。
週末は乗艇がありませんので、エルゴメニューでさらに己の心と体をいじめ抜いて下さい。

今朝早くに、岐阜の本家の叔父 (私の亡父の兄) が亡くなったという知らせを受けました。葬儀に出席するため、週末は岐阜に行って参ります。地域としては川辺に近いんだけど、そっちに行っている暇はなさそうです。

先日言及した、『パラグラフライティング指導入門』の重版の印刷が済み、私の元へも送られてくる手はずとなりました。40万のキリ番でアクセスされた方、お知らせ下さい。

夕方からまた、いつまで泣けば気が済むのだろう、という位強い雨。

本日のBGM: さんざん降ってた、さんざん泣いてた (大江千里)