a galaxy of difference

文化の日は寒気で底冷えする校舎で終日高3のマーク模試。
基準実施日より早いので、解説めいたことはなし。
休み明けで、インフルエンザの感染者拡大も気になるところ。リスクマネジメント、とは他人事だと思わない自分自身の行動です。

高3の授業はUpgradeの動詞の語法の続き。
基本動詞の作る句動詞は高2から高3にかけての春休み課題で既に扱い済み。
会話頻出の基本表現は、旧版の『グランドセンチュリー英和』の付属CDに収録されている例文・対話例で充分対応可能。
高2で先週扱った文法語法新刊本の収録例文や選択肢の不備を高3にも指摘。自分の決めた教材をとことんやり抜くことの意義、今は二年生の教室に移転した「学級文庫」に収録された学習参考書が、優秀な著者によって、いかに良く練られたものであるかを説く。目次を読んだだけのような活動を「学び」と読んではいけない。

  • テストされることしか学ぼうとしないから、学力がやせ細るのです。

と持論を説き続ける。
高2は、助動詞と時制のズレ = 横綱+大関 の復習。
今や絶版の『シリウスジュニア』 (旺文社) から、良問を選んで解き、説く。稀に見る良心的な問題集。作る人の良識といっても良い。問題文、錯乱肢であまりにも酷いものは書き換えてあるということなのだろう。さらには、need not have doneとdidn’t have to 原形のコンパクトにして充分な解説には脱帽。
思い出したように1995年に綿貫先生から頂いた、ある語法に関する解説FAXを読み返す。計4枚。1項目につきA4で1枚半くらい、膨大な参考文献に丁寧にあたり、常に典拠を明らかにして回答するその姿勢を見習いたい。
高1は、模試の長文問題。1学期を丸々中学校の復習に当て、2学期でようやく高校の教材に入っているようなシラバスと進度ですから、現時点でやっと7月の模試で力試しに丁度良いという発達段階だと思います。というわけで、「読めるようになるにはどうすればいいか?」という頭の働かせ方をデモ。
四角化で視覚化などの、「精読」の王道を歩む。これを読んでいるクラスの生徒がどのくらいいるかはわからないけれども、外野のノイズに惑わされることなく、まずは目の前の教材を徹底することです。

放課後は会議を経て、本業。
エルゴ特講。
アベレージが落ちかけたところで3本で直ぐに立て直すことがまだまだできていない。ズルズル落として休んでから上げるのではダメダメ。攻め続ける気持ちがあって初めて維持できるものです。

夕食は、先週のリベンジで牡蠣フライ。
家路につく最後の小径にはいると目の前に大きな月。
『相棒』は、他のスペシャル番組のために休みとなっていた。落胆。

本日のBGM: 君と旅行鞄 (Moonriders / Moonlight Recital 1976)