赤いマフラー巻いて

2019年12月20日(金)に行われた「文科省前抗議」に参加して、スピーチをしてきました。
させていただいた、という方が適切でしょう。主催の田中真美さんには、10分と言われていたのに終わってみれば15分話していましたから。今回はご厚意に甘えさせていただきました。本当にありがとうございます。

文科省前の「抗議行動」で、クリスマスも近いということもあり、普段の私が最も好んで着る「赤」を着てくることを期待されていた(?)方には、申し訳ありませんでしたが、マフラーのみ赤で参加しました。
12月20日は、母の命日。
思い返せば、初任校で2学期の成績会議前日、成績処理に追われていた時に、兄からの訃報で急遽帰省しました。その、訃報を受けた時に着ていたのが、マックジョージの真っ赤なシェトランドのカーディガンでした。それ以来、12月20日には赤い服を避けることが多いのです。
とはいえ、「怒り」も表さねば、ということで、009でも、ライダーでも、ヤマトでもありませんが、マフラーのみ赤、ということで。

その私のスピーチも含む、抗議行動の動画がYouTubeにアップされています。

萩生田文科相 大学入試改革を白紙に!専門家が公開で議論を!#1220文科省前抗議
www.youtube.com

※YouTubeで開いて、タイムスタンプを確認していただければ、私のスピーチだけを視ることも可能です。

その私のスピーチの最後に共通テストの「試行調査」の問題に触れました。
「リスニング」の試験での、一回読みと二回読みとの混在問題です。

あくまでも「試行調査」の段階ですから、世論の後押し以上に、専門知による軌道修正が、「よりマシ」な試験の実施につながると思っています。

  • 作問チームも「専門家」であるはずなのに、なぜ、そんなことをここにきて言うのか?

と思う人もいるかもしれません。でも、この「共通テスト」の「試行調査」はもろもろの制約に取り囲まれ、雁字搦めの中行われたといってもよいくらい、課題の多いものだったと私は捉えています。

今のところ、前半は短文と短い対話、後半でやや長い話しやレクチャー、長い対話となるようです。

私の疑義、危惧は、既に「スピーチ」の中で述べています。

ここでは私が「試行調査」のリスニングに言及した部分は繰り返さず、その背景を少し述べておきたいと思います。

試行調査の英語の設問を見るだけではわからないのが、試験全体の枠組みからくる時間の問題です。ひょっとすると、試行調査でも、40分とか50分とか、設問を増やした分どの問題を一回読むか、二回読むか、どういう内容・構成・形式が適切か確認する、という発想があったのかもしれません。

しかし、「国語の記述式が入る」という大前提があり、「プラス20分」分、確実に試験全体の時間が長くなるとすれば、英語のリスニングの時間を延ばす余地は、限りなく小さいものだっただろうと「邪推」します。

ところが、今回、あまりにも遅かったけれども、「記述式の見送り」がなされました。
それに先立って、11月1日には「民間試験導入延期」も発表されています。
今回の「試行調査」の目的である「共通テスト」設計の前提となるものが、二つなくなったわけですから、英語の試験問題の内容、構成、時間配分も振り出しからやり直し、仕切り直しするのが当然でしょう。

「試験時間」ということでは、リスニングの発話速度を変えることでも、読み上げの所要時間は調整可能ですから、どのように話すのか?というのも、リスニング試験を評価する際に考える必要があります。

ただ、その吹き込み者の属性で、

・人か音声合成エンジンか
・英語ネイティブか否か
・英語ネイティブなら英米加豪NZ南ア等のどこ出身か
・老若男女

等に応じた正答率や誤答分布など、試行調査や、そのさらに予備段階のパイロットテストで何らかのデータをとって、吹き込み者を決めたり、速度を調整したりしているのでしょうか?

対話(複数話者)にしろ、モノローグ(単独話者)にしろ、「テクスト」とその「音声化」(裏返せば、「音声」とその「スクリプト」)を分析、比較検討しなければ、1回読みで対応可能な難易度の調整ができているのか?2回読みによって、理解を補正する余地を残すのか、ということに適切、的確な判断はできないでしょう。

「つながり」や「まとまり」というのは、何も「読解」や「ライティング」だけで必要な資質、要因ではありません。

対話であっても、単一話者の「繰り返し」や「言い換え・言い直し」、さらには「撤回」や、ターンテイキングにおける情報の「のり代」「踊り場」、言い換え修正の要求、要約やその確認など、単純に「冗長性」と括れない、「話し言葉」に多く見られる様々な要因が、「つながり」「まとまり」を整備し、または「整備し損ね」た結果、「テクスト」の難易度が規定されます。

私がこの段階でも、「専門知」の結集、反映を求めるのは、「テスト」を見て(聞いて、解いて)みて、私にもわからないこと、首をかしげることが多いからです。

「専門家」からの考察としては、大東文化大学の靜哲人先生のブログで、私のスピーチの「一回読み or 二回読み?」に関連した記事が公開されています。是非お読み下さい。

Kyle's Kingdom
リスニングテストで音源を1回流すか、2回流すか、に関する考察
リスニングテストの音源再生回数の影響とは


cherryshusband.blogspot.com

こういった「専門知」も踏まえた上で、

  • 「どのような試験内容、構成、読み上げ回数、時間配分と配点がより適切なのか」

を練るための「試行調査」を行い、その分析に基づき、少なくとも、

  • 「これがどの観点からも、デメリット、マイナスが一番少ない妥協点ですよ」

という「予告品としてのテスト」を示してから、実際の「新テスト」の実施につなげて欲しいと切に願います。

より良い英語で、より良い授業
より良いテストで、より良い教育

よろしくお願いします。

本日のBGM: 冬のバラ (かしぶち哲郎)

長い間待っていた彼女の扉の外

激動の2019年も残すところ2週間ちょっと。まだ我が家の屋根はブルーシートが掛かったままです。

働き方改革とは全く無関係に、塾の方は9月からは時間講師の契約に変更し、それとは別に、指導者向けのセミナーなどを単発で開いてきました。

「ライティング指導法」のセミナーの第1回を10月末と11月上旬とに開催し、おかげさまでどちらも満員御礼でした。ありがとうございます。

また、「名詞は四角化で視覚化」関連のセミナーを急遽、今月の上旬に開催しました。
巷にあふれる、名詞句の雑な扱いに辟易しているので、少しでも「真っ当な」取り組みが広まることを願っています。まずは「把握」「認識」のレベルの適切さをお願いします。

ただ、「四角化ドリル」を自分で作っておいてこう言うのもおかしいですが、名詞句の限定表現に関して、これだけまとまった教材・学習材の内容とその背景を一気にお話するのは初めてのことで、盛りだくさんになり、時間配分が上手くいかなかったことをお詫びします。
同内容の講座を12月22日に開きますので、そちらでは改善する所存です。

12月22日(日)英語の名詞句を教えるならこのくらいのことを考えておいてはどうか?「名詞は四角化で視覚化」※追加講座 - パスマーケット

今回は、「旧版の蔵出し」でしたが、現在進めている「四角化ドリル」の改訂版が完成した暁には、出版も含め、次の展開を考えています。お披露目のセミナーなどもできれば尚佳し。

年末には、先日告知した
「ライティング」系セミナーの第2回で「フィードバック」に焦点を当てたワークショップ色の濃いものを12月27日に、

12月27日(金)「英文ライティング指導法セミナー」第2回適切な「フィードバック」のあり方、方法を考える(定員30名) - パスマーケット

「文字指導/ handwriting指導法」に関わるワークショップを28日に開催します。

12月28日(土)「英語の文字指導/handwriting指導法セミナー」第1回(定員30名;チケット事前購入) - パスマーケット

どちらも既に募集は締め切っていますが、この二つと同内容の講座をそれぞれ、

「ライティング/フィードバック」を2020年1月12日に

passmarket.yahoo.co.jp

「文字指導/handwriting」 を2020年1月13日に

passmarket.yahoo.co.jp

開講します。

こちらの2講座は、ともに受講者絶賛募集中ですので、ご検討よろしくお願いします。

これとは別に、2020年1月26日の午後にも、セミナーを準備していますが、詳細は来週中くらいにはSNS等でお知らせできるかと。

続いて、販促です。
教材・学習材の「有料記事」をnoteにて公開しました。
こちらから覗いて見て、よろしければご購入下さい。今後、拙ブログ記事の蔵出しに加工した記事なども考えております。リクエストなども受け付けておりますので、メール等でお寄せ下さい。

note.com

年明けの1月以降、私大入試や国公立大入試の「ライティング」問題への対応など、プライベート、個別での「英語」の指導も検討しています。来春の大学入試に間に合わせたい、という受験生、その保護者の方がいましたら、お早めにメール等でご相談下さい。

宛先は、プロフィール欄にあるアドレスか、

  • tmrowing.ELTあっとまーくgmail.com (「あっとまーく」の部分は記号に変換して下さい)

まで。

本日のBGM: 彼女 (佐野元春)
youtu.be

a new leaf or two or three

前回のエントリーに加藤京子先生からコメントをいただき、涙腺が崩壊しそうでした。
自宅の被害は、大雨の湿気でベコベコになった床材を剥がして張り替えたり、雨どいが3面だけ修理できたり、屋根はまだブルーシートが掛かったままだったりと、いろいろありますが、まあ、生きていますので、告知を。

12月に下記のセミナー/ワークショップを予定しています。
既に「満員御礼」のものもあります。講座内容、日時等、ご注意下さい。

-1. まずは、「名詞句」「四角化」関連。
2019年12月8日(日)開催。※満員御礼

英語の名詞句を教えるならこのくらいのことを考えておいてはどうか?「名詞は四角化で視覚化」の舞台裏
英語の名詞句の理解定着を図る「四角化ドリル」の改訂に当たって、旧版のリストを蔵出しし、記号付け等、開発者自らが解説します。
英語の名詞句の理解と定着は、英文法の全体像を理解するためにも重要です。
学習者も指導者も、とかく「問題演習」と称して、「英文」の空所補充や並べ替えで「ひとつの文」を完成させることに躍起になりがちですが、その前段階の「名詞句」に着目し、段階的なドリルを積みあげる教材として「四角化ドリル」があります。そのドリルの開発者自らが、開発の意図・ねらい、ドリル作成での表現の取捨選択の背景、四角化の記号付けの手順などをお話しし、「名詞は四角化で視覚化」がどのように、実際の英語の知識とスキルの養成に繋がるのかを考えたいと思います。

こんな方にオススメ:
・中学生、高校生、大学受験生の指導で、文法の「問題演習」の効果に疑問をお持ちの方。
・テスト対策だけでなく、ライティング力や英語力を向上させる指導法を知りたい方

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-2. 次に年末の、「ライティング指導法セミナー (第2回)」
12月27日(金)開催

適切な「フィードバック」のあり方、方法を考える(定員30名)
第1回セミナーの内容を発展させた第2回のセミナーです。今回は「フィードバック」に焦点を当てますので、第1回セミナーよりも、ワークショップ的な要素が強くなると思われます。実際に、受講者ご自身が英文を書いたり、フィードバックを与えて、それを他の受講者とシェアすたりする機会が、ままあると思われますので、そのような活動・機会を厭わない方に受講いただければと思います。
主として高校生や大学受験生の指導者を対象とした、適切で効果的な「英文ライティング」の指導法を学びます。


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-3. そして、「文字指導/handwriting指導法ワークショップ」
12月28日(土)開催※満員御礼

小学校・中学校の英語指導者も含め、英語の文字指導/handwriting指導法を学びたい方に最適。
講座内容:小学校の英語教科化や新学習指導要領で、「文字指導」のニーズは小学校段階に移ってくる、などと言われますが、そもそも「中学校」段階で、きちんとした文字指導、handwritingの指導はどのくらい行われてきたでしょうか?また、高等学校段階で、文字を書くことにどの程度配慮がなされているでしょうか?
この講座は、実際に「手で書くこと」= handwriting の指導法をきちんと扱い、その指導体系を考えるワークショップです。
欧文書体のhandwritingの指導体系を持つ、英国などのカリキュラム、シラバス、教材を踏まえ、日本の学習者にとって、より適切な「文字指導/handwritingの指導法」を共有します。



passmarket.yahoo.co.jp


このうち、2と3の講座に関しては、年が明けた2020年の1月に同内容の講座を開講する予定です。

2. の「ライティング指導法・第2回(フィードバック関連)」の同内容  2020年1月12日(日)
3. の「文字指導/handwriting指導法」の同内容 2020年1月13日(月・成人の日/祝)

申し込み方法など、詳しくは追ってこのブログや、twitterでお知らせしますので、チェックしておいて下さいますよう、よろしくお願いします。

ということで告知でした。
教員や指導者対象だけではなく、高校生や受験生対象の講座も考えているのですが、noteでの教材として販売するのが先になるでしょうか。
こちらがnoteのマイページです。

https://note.mu/tmrowing

今はまだ、何もありませんが、こちらも、教材ができましたらあらためてお知らせします。

本日のBGM: Turn! Turn! Turn! (綿内克幸)

The rest is history. と言えるように、今、何を?

11月1日、文部科学大臣から、2020年度での所謂「民間英語試験」の共通テスト枠導入が見送られることが発表されました。
この前後、国会での野党合同ヒアリングへの出席、東大シンポジウム、延期法案提出後の報告会、そして延期発表後の文部科学委員会参考人招致の傍聴、と慌ただしい日々が続きましたが、最悪の事態だけは免れたと言うだけで、今後も政策の課題、受験者側、選抜側も含め、当事者の実務レベルでの課題は山積です。

当該学年と言われる現高2生、制度変更を跨がって受験に望む可能性がないわけではない現高3生や既卒生、そして、既存の学校学年に属していない「高認」での受験者など、大人の都合で振り回された、弄ばれたという思いを持つであろう方たちには本当に申し訳なく思います。

私個人として、この「民間試験の共通テスト枠利用」の問題は、その政策を推し進める根拠として悪用された「高校3年生英語力調査」の段階から、執拗とも言えるほどにこのブログなどのSNSで取り上げ、2015年の「山口県英語教育フォーラム」でも指摘し、2018年8月のLET大阪パネルディスカッションでも議論しました。今年になってからも、2019年2月の高大接続に関わる東大シンポジウムの登壇者として、警鐘を鳴らせる限り鳴らしてきたつもりでした。

この2月のシンポジウムに参加していた、この方の呟きを、私は公教育現場を離れた後も、ずっと重く受け止めていました。

目の前の生徒が制度の犠牲になろうとしている。自分がその片棒を担ごうとしているという加害者意識がシンポジウムではあまり感じられなかった。むしろ、被害者あるいは評論家のような意見が多いと私は感じた。
https://twitter.com/KITspeakee/status/1095110905283706880?s=20

その羽藤先生が先日の文部科学委員会参考人招致で意見を述べるというので、いろいろな方の伝手を頼って、傍聴券の発行をお願いし、傍聴することができました。参考人が一人ずつ最初の意見陳述をする順番の最後が羽藤先生。およそ10分。その最後で私は落涙しました。政策上の問題はまだまだもっと根が深く、泣いている場合ではないのですが、英語教育に携わる者必聴・必見のスピーチだと思います。
私があれこれ論評するよりも、こちらの動画を見ていただくのが一番いいと思います。


[英語民間試験] 羽藤由美 参考人・意見陳述 11/5衆院・文科

2月の東大シンポのあと、私はツイッターでこう呟き、このブログでも再録していました。

私は所属する組織から発言に何か制約を受けたりということはありませんので、忖度も損得勘定もありません。これまでも批判すべきものは批判してきましたから。「加害者意識」に関して言えば、私の発表の冒頭で自己紹介した際に発した「ことば」に、私なりの思いとその重さは込めたつもりです。

今回の依頼を受けたときから、「反対派・慎重派」の総決起集会のようなものにはしたくないと思っていました。というのも、高大接続改革、英語教育改革に関して、現在、慎重派、反対派の論に、ことごとく「理」があると私は思って、SNSや学会で発言してきましたが、政策の推進派、賛成派は、疑問点や懸念に対してほぼ無回答で時が過ぎ、政策実施期限が迫っている今、「理」を説くだけでは世の中は動かないように感じているからです。「NPO法人・森は海の恋人」の畠山重篤氏の「世の中を変えるには詩人が必要だ」という一節を反芻していました。詩人も叫べ、という批判は甘受します。

http://tmrowing.hatenablog.com/entry/2019/02/16/163810

甘いですね。
青いですね。
でも、これが私の現実です。

当の責任者たる文科相の「失言」と二週連続の閣僚辞任という「政局」で最終判断があったような報道も見られますが、理を説くだけでは動かなかった世の中が少し動いたのは、ベルトを引きちぎられることになる大学生(ひっきたいさん)の勇気ある行動であり、合同ヒアリングに声を届けた地方の高校生であり、顔を出してまでも理知的な批判を続けた高校生(こばるとさんやクリスさん)であり、そういった動きに道を付けた田中先生ら「予備校講師」の方たちであり、SNSで問題意識と情報を共有し、積極的にデモで声を上げつづけた真美さんなど一人ひとりの市民の連なりであり、それを支えてきた羽藤先生や阿部先生の並々ならぬ熱量の賜物であっただろうと思います。
この場を借りてあらためて感謝いたします。

一英語講師となった今の私にできることはタカが知れていますが、できることをできる範囲で続けていければと思っています。


本日のBGM: Roman Holiday (The National)

利用規約

tmrowing 英語研究会 主催のセミナー、ワークショップの利用規約です。
必ずご確認の上、受講の申し込みをお願いします。

受講申し込み
・ワークショップ、セミナーとも全て、チケットを購入していただくことで、受講の申し込みが完了します。事務局にメールを送られても、申し込み受付はできませんのでご注意下さい。
・チケット販売開始日時以降、販売終了日時までの期間で、先着順で受付をいたします。定員になり次第、受付は自動的に停止します。

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事務局からの緒連絡
・受付、入金、受講等に関して、事務局から連絡をすることがあります。申し込み時に記入されるメールアドレスは、PCからのメールを受け取れる設定にしておいて下さい。
・会場のセキュリティの関係上、受講申し込み完了後に、会場の正確な住所・地図を送る場合がございます。必ず、メールの本文、リンク先で会場の確認をして下さい。

事務局へのお問い合わせ
・メールにて対応いたします。電話、FAXでは対応いたしません。

FREEDOM

もう一週間以上経ちましたが

新共通テストの2020年度からの実施をとめよう!
10・13緊急シンポジウム

のお手伝いで受付をしてきました。
動画はYouTubeにアップされています。

第1部
https://youtu.be/wuCzoK0FxUE
第2部
https://youtu.be/XvyRR3OEVCw

当日のスライド資料がこちらにあります。
※2019年10月22日23時追記

note.mu

有料記事ですが、「入試改革を考える会」の吉田先生の書かれたものがこちらに詳しく出ています。
https://webronza.asahi.com/science/articles/2019101500002.html

この東大シンポジウムの反響は大きかったと思うのですが、問題の酷さが一般に広く認識されていないことがまだ広く認識されていないというジレンマ。
予約金返金問題も解決していない英検の予約も始まり、現高2生だけでなく高3生・既卒生の共通IDの発行申請問題など、制度整備の不備が質されないまま時間が過ぎていくのはもどかしい。

12日には台風19号が首都圏直撃。我が家は雨どいが飛びました。先月の台風15号で剥がれ落ちた屋根のスレート対応で設置していたブルーシートもズレ落ちている状態での今回の19号。台風の進路が前回よりも少し西だったおかげで停電も早くに復旧し、生き延びた感じです。ただ、今回は首都圏だけでなく長野や東北でも多大な被害が出ています。そんな困難な状況にいる高校生、受験生は「民間英語試験」どころじゃないでしょ?情報を精査し、申込など滞りなく行うのは、ほぼ無理だと思いますよ。ほんとに。

そんな中、緊急声明も出るとのこと。
以下、協力・賛同できる方、お願いします。

 「入試改革を考える会」では,2020年度からの実施が予定されている新共通テストに関して,大学入試英語成績提供システムの共通ID発行申込みが始まる11月1日に緊急声明文を発表し,また,萩生田光一文部科学大臣に提出します。
https://note.mu/anti_kaikaku/n/n7892dc11cb0d

ここからは自分の告知。

10月27日/11月4日の「英文ライティング指導法セミナー」は予定通り行います。もし、今回の台風の被害などで受講ができなくなった方がおられましたら、受講受付メールにあった事務局アドレスまでご連絡下さい。キャンセルの受付をさせていただきます。

11月下旬か12月上旬に、今回の内容を発展させた第2回を企画しています。
ツイッターなどSNSの情報をチェックしておいていただければ幸いです。
そうそう、受験生対象の講座も現在出講しているSアカデミーのものとは別に、東京会場で冬休み期間 (年末年始) に行う予定で、準備中です。申し込みと決済方法が確定し次第情報をアップしたいと思います。

Sアカデミーでの冬期講習も、一応予定はあるんですよ。
開講されるかどうかは申込者の人数で決まりますので、千葉県在住の方はよろしくご検討下さい。

既卒生対象の総合講座 「英語α」 は
12月23日(月)〜26日(木) 14:00〜17:00
年が明ければセンター試験対策一色になるであろう受験生に、その前に、より高いところに上がって、「英語」を見ておいてもらおうという目論見の講座です。読解中心の4日連続講座です。論説文、物語文ともに難易度の高い、文の密度の濃い素材と、設問を扱います。センター試験のような、ある程度の分量があっても「情報処理系」とは異なる頭の働かせ方を要求されることも多いと思われますので、時期的にも、そのつもりで受講してください。

高3生と既卒生対象の「ライティング」の講座は
2020年1月3日(金)〜6日(月) 10:00〜12:00
センター対策に打ち込む時期でしょうから、まとまった分量のライティングで、ドラフト→添削→書き直し、という労力を伴う課題を避け、整序完成作文、誤文訂正(指摘)問題を中心として、「診断テスト100」の整理と一層の拡充を図ります。予習以上に、授業中の解答と講師の解説を踏まえた徹底した復習が重要です。

高3生・既卒生対象の「ライティング」系の講座としては、センター試験以降の日程ですが、
1月22日(水)、29日(水)  16:00〜19:00
で直前講習も予定されています。
早慶の複数学部併願で必ず押さえておかねばならない「英作文・ライティング」を中心に、私大医学部等でも課される自由英作文と言う名の「不自由」な作文への対応を図る直前講習。「整序完成・和文英訳」をライティングに活かすコツも伝授します。

どの講座も、教材は入試過去問素材を含め、松井の作成したオリジナルのものを用います。
受講の問い合わせは、こちらではなく、Sアカデミーに直接お願いします。
Sアカデミー: 千葉 | 幕張 | 学習塾


これを書いている今も、地元は大雨です。
心も晴れるのはいつになりますやら。


本日のBGM:子供たちの子供たちの子供たちへ (ピチカートV)

Be true to and proud of yourself.

気がつけば10月も1週間が過ぎました。
自宅のMBPの和文フォントを、「メイリオ」から、モリサワの「BIZ UD」に換えて少し慣れてきたところです。

来週に迫ったこのイベントの告知から。

新共通テストの2020年度からの実施をとめよう!
10・13緊急シンポジウム
2019年10月13日(日)13:00~
東京大学本郷キャンパス 経済学研究科棟 第5教室 (※会場はこちらに変更となっています!)
登壇者:大内裕和、中村高康、紅野謙介、阿部公彦他。
参加費500円(学生・生徒は無料)
https://twitter.com/ouchi_h/status/1180282129789280256/photo/1

目下、土日の台風の最接近、とそのダメージが最大の懸案事項なのですが、無事開催されることを祈っています。
このブログのコメント欄は開放していますし、表で言えないようなことは、ツイッターのDMを一時的に開放しますので、そちらにお寄せ下さい。DMで寄せられた情報のプライバシーは厳守します。

今週の月曜日 (7日) には、私も名を連ねている「“入試改革”を考える予備校講師の会」の一員として、「英語民間試験導入問題 野党合同ヒアリング」に出席してきました。

動画がこちらにアップされています。

石垣のりこチャンネル
https://youtu.be/RI0co795Cx4

このヒアリングの際に、資料のひとつとして、このブログの記事、

「群れるな、連なれ、今」
http://tmrowing.hatenablog.com/entry/2018/05/04/185311

を印刷して配布していただいています。1年半前の記事ですが、実質何も進展していないことが分かろうかと思います。

公教育を直接担う「高校教諭」から、フリーの「英語講師・英語指導者」に立場は変わりましたが、是々非々の問題意識は変わっていません。

  • 制度として実施されている以上は、それに従って対策を講じるべき。

という意見には与しません。入試制度として成り立つ公算はほぼほぼありませんから。

  • 悪問といえども、出題されている以上は、それに従って対策を講じるべき。

という意見に与しないのと同じ視座です。
英語という「ことば」に限っていえば、「英語」「英文」として整合しないものはテストで問うべきではない、というのが私のかねてよりの持論です。

テストであれ、制度であれ、それに関わる者が、ダメなものにダメと言うのは、当事者主権のひとつのあり方だろうと思っています。当然、ブーメランで、「自分へのダメ出し」が待っていますけど。

最後に、自分の告知を。freeになりましたので、independentな営業活動です。

https://kokucheese.com/event/index/581053/

https://kokucheese.com/event/index/581540/

10月27日の講座は既に満席。
11月4日の講座も残席1となっています。(2019/10/09の9時半現在) 満席となりました。
指導者向けのセミナーは、このような形で、少人数で行いたいと考えています。
「ライティング指導法」の第2回は、11月下旬か12月上旬に開催予定、冬期の集中講習を12月下旬、1月上旬にできないか考えています。

今後、「ライティング指導」だけでなく、「文字指導/handwriting指導」のセミナーも企画していますので、ツイッターなど、情報をこまめにフォローしていただければと思います。

本日はこの辺で。

本日のBGM: (Hey Big Mouth) Stand Up and Say That / Nick Lowe
youtu.be

silver lining or silver maple?

9月になりました。
まずは告知です。

この9月より、Sアカデミーの専任から時間講師と契約が変更になりましたので、Sアカデミーとの競合のない内容・範囲でのワークショップやセミナーなどの講師のご依頼、教材・書籍の執筆のご依頼をお受けいたします。直接私の方までメールやSNSのダイレクトメッセージ等でご希望をお寄せ下さい。

前回の更新は、海浜幕張でのセミナーで日向清人先生との対バンの告知でした。
山口県英語教育フォーラムにわざわざ足を運んで下さったこともある日向先生と、またこうしてご一緒できて光栄でした。当日は70余名の受講をいただきまして、この場を借りて御礼申し上げます。かつての同僚との再会もあり、かなり緊張しましたが、お役に立てていれば何よりです。

私の配布資料&投影資料に関しては、著作権等の関係もあり、こちらでもまとまったファイルでの公開はいたしません。Sアカデミーにお越しいただければ資料を見ることは可能かと思います。
「共通テスト」への変更、「外部民間英語試験」の入試利用の影響を大きく受ける、現高2の上位クラスでの実践例(「和文英訳の入試過去問演習を英文ライティングの主題化・焦点化表現に活かす」など)を可能な限りお見せしたつもりです。一般的な大学受験指導のシラバスを踏襲するものでも、入試対策の市販教材に準拠するものでもありませんし、国産の外部試験や模擬試験などで成果を可視化しやすい領域ではありませんので、断言はできませんが、少なくとも「ライティング」に関わる部分では良い方向で進められていると思っています。

お盆明けには、大津由紀雄先生から依頼されていた、東京言語研究所の「教師のためのことばワークショップ」の講義&ワークショップを担当しました。当然の如く「文字指導」関連。しかも、”handwriting” に特化した内容です。今回は、「フォントデザインのプロ」の方も受講者にいらっしゃる中、

英語の入門期、再入門期におけるhandwriting指導
〜書体と補助線と運動技能〜

という内容で、一時間のバージョンでの講義&ワークショップでした。
このワークショップの資料も、こちらでは公開いたしません。
多くの内容は、これまで、このブログで公開してきたものと同じか、類似するものですので、過去ログの「文字指導」関連の記事を読まれるか、最近の知見や実践事例に関してお知りになりたい方は、私に新たに「ワークショップ」「セミナー」「教員研修」の講師依頼をしていただければと思います。

夏の終わりに、英国に発注していた、ネルソンの現行本の教師用指導書の類いが届きました。
ケンブリッジがHITACHIとのコラボで、ベンチャーを立ち上げ、National Handwriting Associateionのサポートを得て、 Penpals for Handwritingという指導の体系を構築し、優れた教材化に成功している中、伝統あるネルソンがオックスフォードとのコラボで、巻き返しを図る、そんな風に外から眺めていたので、指導書の中身には大変興味がありました。今回、書籍版だけにしか目を通していませんが、指導体系全般、ICTの活用も含めて、この剣牛2つの流れ・動きには、彼我の差を感じずにはいられません。
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「教科化」に伴い「検定教科書」が作られていますが、必ずその関連教材・市販教材・準拠テストなど「印刷媒体」が雨後の筍のように出てくるでしょう。

  • 1行に文字や語を10回書いて来なさい!
  • ノートに本文を写してきなさい!

などといった的はずれな「宿題」が溢れ出し、そのような作業を多く課すことが「学習」の充実だと錯覚させるような日が来ないことを祈っています。

四線や補助線の不統一に右往左往するのではなく、読む文字と書く文字のギャップを減らし、handwritingの負荷を下げ、「困り感」を減ずるような指導が、小学校から中学校へと引き継がれることが望ましく、そのための文字・書体やhandwriting、そして筆記用具や補助具等の「基礎知識」「基礎技能」を指導者側が知っておく、身に付けておくことは重要だと思っています。

今年になってから、手島良先生による素晴らしい指導書が市販されました。
過去ログでも大きく取り上げましたが、

http://tmrowing.hatenablog.com/entry/2019/02/21/133701

この本は、現在中1を教えている多くの指導者にこそ「読み、実践し、学んで」欲しい内容です。

指導上の留意点、注意点、文字そのもの、書体に関しての配慮など、より具体的に学びたい、という方はご連絡下さい。

  • 英文ライティング指導の第一歩は欧文書体の文字指導から。

信念は変わることはありません。

本日のBGM: あたらしい歌 (Kaede)

英語教育関係者は、8月7日の午後を空けておいて下さい!

8月のセミナーの告知です。
皆さん、お誘い合わせの上お申し込み下さい。

Sアカデミーのブログでも紹介されています。
http://www.s-academy.net/blog/2019/06/19/353

「高大接続改革」を取り巻く激動の中、「英語」ということばを学び身に付ける、また教える側として学び直すためにも、「目利き」「腕利き」のもとに集い、知見を共有したり、揺すぶったりすることこそが大切だと思っています。
「四技能」やその「バランス」を謳う、巷のセミナーとは一味も二味も違うものになることでしょう。
何しろ、講師があの日向清人先生と、私ですから。

2019英語教育セミナー参加者募集(後援:千葉市教育委員会・株式会社共進)
日時:8月7日(水) 13:00~17:00  
※17:30より懇親会あり(4,000円程度です)

場所:幕張テクノガーデン BC棟301号室(JR.海浜幕張駅より徒歩2分)

主催:2019英語教育セミナー実行委員会(後援:千葉市教育委員会・株式会社共進)

入場料:無料

講演:

書き手の立場からリーディングの素材を解読する(日向清人先生)

  • ようやくライティングの世界では「つながり」と「まとまり」の意義が意識されるようになってきたのに、大学のシラバスを見る限り、リーディングの授業では、それが反映されることなく、英文法講義ないし英文和訳の授業で終わっている例が多い。そこで、CEFRモデルを素材に、「つながり」と「まとまり」がなぜ意識されるようになってきたかを振り返ってから、上記リーダーの一節を使って、「読み手のひとりごと」をみなさんにお聞かせる形で、文章中の「つながり」や書き手の技(レトリック)をいっしょに楽しむ試みです。

「ライティング指導」入門:初歩と基礎とその先と(松井孝志)

  • ライティングにおける「つながり」と「まとまり」ということばは以前より市民権を得てきたように思いますが、昭和から平成にかけて「パラグラフ・ライティング」は高校現場に十分浸透普及したでしょうか?では、パラグラフ以前のライティングはどうでしょうか?テスト対策の前にまず適切・的確な指導をどうするか、何を読み、何を聞き、何を書くか、確りと見通したいと思います。

講師略歴

日向清人先生

和洋女子大学特任教授。慶大院修了後、国際法律事務所、外資系証券会社を経たのち、慶應義塾大学で20年以上、実務英語教育に従事した後、現職。松井孝志先生のご助言におおいに助けられた『即戦力がつく英文ライティング』(DHC) 他、著書多数。

松井孝志  2019年4月より Sアカデミー専任講師

下記のリンク先よりお申し込みください。

https://ws.formzu.net/dist/S88280131/