culculating, manipulative or whatever you want to call it

前回のエントリーは、boyfriend cardiganに端を発して、レクチャーもどきに仕立てるという、足掛け20年になろうかというこのブログでも、これまでやったことのない内容となっていました。

まだ、レクチャーを聴いていない方は、先にそちらを試してみてから、今日のこの続きを読むことをお奨めします。ネタバレになりますので。

tmrowing.hatenablog.com

前回のエントリーは、タイトルから、内容、本日のBGMの選曲まで、久々に自分では満足の行くものでした。
タイトルだけ見れば Mari WilsonやTot TaylorでBGMが来そうなものですが、そこはレクチャーもどきのきっかけとなった「カーディガン」つながり、ということで。

ということで、まずは、レクチャーもどきの「メモ取り用ワークシート」の原形をお見せします。

この表は、要約文を元にして、ChatGPT4 に拵えてもらったものですので、このようなメモが完成するのであれば、もう要約は出来たも同然です。

要約文そのものは、私からいくつか、必須のキーワードをリクエストして、約200語でまとめてもらっています。

英語の勉強、ということであれば、この要約を確認した段階で、もう一度レクチャーを聴いてみるのも良いでしょう。

さあ、スクリプト全文です。長いので、2枚に分けて。

約600語です。何回かやり取りを重ねてこの長さになりました。
途中で講演者が、「gender issuesの専門家として、一言…」と素性を明かして潮目を変えようとしているのですが、アカデミックなライティングではそれほどなくても、講演では、用意した内容を忘れたり、飛ばしたり、などということはザラですので、

  • 「おっといけない、あそこに戻らないと…」

などというカヌーのスラローム競技のような話しの展開にも柔軟に対応できることが、本来は望ましいのですね。
この辺りの柔軟性を養成できる教材としては、もう一昔前に作ったもので、既に閉講となった、『東大特講リスニング』(ベネッセ)が出色の出来だったと思います。



5分を越える長さなので、東外大対策にはちょっと…という感じですけど。

今回の「もどき」も、スクリプトを読みながらレクチャーを聴くもよし、音声に重ねて音読をするもよし、シャドウイングするもよし、それぞれ個人でお楽しみください。

レクチャーの内容に関しては、ある程度事実関係を調べた上で書いていますが、信憑性での疑義をコメント欄に書き込んだりするのはご遠慮下さい。

テーマや取り上げられた事例の「解釈」「意味付け」「評価」ということでは、東京外国語大学のレクチャー問題では「設問2」で問われることがあります。
そちらへの対応ということでは、200語くらいの英文で、持論を展開できれば理想的ではないでしょうか。

  • パートナーとの親密で良好な関係性から生まれる着こなしのスタイルを、商品化しようとした「あざとさ」についてあなたはどう思うか?

などといった切り口でまで出題されることはないでしょうけれど。

本日はこの辺で。


本日のBGM:Turn me loose (Sly & The Family Stone)

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