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二日間の短いオフを挟み、いよいよ国体に向け練習再開。
土台作り直し (rebuilding foundation) って大学のコーチの時はまどろっこしくて、甘っちょろい感じがしてあまり好きになれなかったけれども、やはり重要。低レートの端々が緩くなっているのに気が付かないことの方が甘っちょろいのだ。土日とUTで18kmずつ。熱中症が心配な気候だったので、どちらも午前モーション。来週末は県の強化合宿でチームボートになるので、それまでは1Xでとことんスピードを追求したUTを中心に、強弱メニューへ移行。遠い方の湖の1Xも地元水域の1Xもハイト、ストレッチャーボードとも同じセッティングで、プレートごと靴だけ換えればいいようにできたので安堵。
土曜日の最後の加速とリズムをいかに、岸蹴り30分で達成するか。オンとオフが課題。
日曜日はカタマランが不調で伴走できず。大学チームが整備してくれたばかりだというのに、お盆休みか?
ジュンテンドーでストレッチャー周りのカスタマイズに必要な工具を揃えて帰宅。
9月の慶應大「学習英文法シンポ」の登壇者原稿を読み比べ、切り口をあれこれ。大津先生から涙腺が緩みそうになるメールをいただき、感謝。登壇者に共通して投げかける問いと、それぞれの方に投げかける問いとを書き出していたら、A4で12ページくらいになってしまった。私の持ち時間も20分なので、今週いっぱい練り直し。こちらもrebuilding foundationですかね。
登壇者全員に投げかける問い (案) はこちら。

1.登壇者それぞれが、英語学習者として「英語文法の体系」「英語という言葉のしくみ」を身につけたと感じたのはいつか?
その時に、自分が「捉えた」と思う英語のしくみ・体系は、それまでに学んできた部分の総体となっていたか?少なかった(精選・絞り込まれていた、圧縮・凝縮されていた、統合されていた) か?それとも、実像は掴みきれないけれども、それまでの総体を越えたもっと大きなものを感じたか?

2. 「学習英文法」というと、より整備された学校文法の体系にしろ、精選・簡略化されたものにしろ、やはり「全体」をどうするかという収束を目指すように感じるのだが、Lexical Approachで知られる、Michael Lewis (1993; 1997) のいう “language consists of grammaticalised lexis---not lexicalised grammar.” という捉え方についてどう考えるか?「使えない全体像・体系」よりは「使いでのある個々の積み上げ」というこれまでの文法観への痛烈な反論ともとれるのだが。

3.それを踏まえて、「ミニマムエッセンシャルズ」や「学習項目の精選」、「学習・指導順序」に関して、どのように考えるか?

さて、
娘も先日畑で大はしゃぎした後から、熱中症の前駆症状。
とにかく水を沢山飲んでは、頻りにトイレへ。
蒸し暑い中での運動中の水分補給ではナトリウムとカリウムの摂取が大切。味噌汁とか、煮出した麦茶に塩とか昔からの知恵は凄いと思います。
OS-1のような経口補水飲料は低浸透圧で一般的なスポーツドリンクに比べて、糖分が少なく、塩分が多いので有効だけれど、高いのが難点。乳幼児用の低浸透圧のイオン飲料はドラッグストアなどで、500mlで100円しないくらいで売られていたりするので、一度試してみるのもいいでしょう。私は、「ピジョン」のをよく飲んでいます。

素麺とか蕎麦とか食べやすいものばかり摂っていてはいかん、ということで夕飯は肉野菜炒め。晩酌も忘れずに。例によって早めの就寝。

本日の晩酌: 天明・さらさら純米・五百万石・60%精米・無濾過瓶燗火入れ (福島県)
本日のBGM: Medicine Wheel (Aimee Mann)