月曜日は市内に強風注意報が出るくらい風が強く、放課後湖に着いた時には風速は10メートルを超えていた。順であれ逆であれ直線でコースに沿って吹き抜けるのがこの地元の湖の特徴なので、アップ後出艇し、波の影響の少ない風上の水域でドリルでもと思ったのだが、100メートルほど行ったところで、カタマランも水をかぶるほどのうねりで、撤退。一端艇を揚げ、エルゴでのトレーニングに切り替え、風が治まるのを待つ。
ストレートアームと、たたみきったところからの加速の立ち上げをやらせたのだが、力感も加速感も希薄。
仕方ないので、私が見本。一応信号はちゃんと出るので、回ることは回るのだが、いかんせん、身体が悲鳴を上げる。もう、股関節周りが死にそう。骨盤の裏というか、仙腸関節あたりがピキピキと音を立てているのではないかと思うくらい。その後、選手交代で同じドリルをさせ、檄。少し、それらしくなってきたところで、風も少しだけ治まってきたので、仕切直しの乗艇練習。1時間前の暴風波浪の中一回出しているので、天国のようなコンディションに感じられ、逆風でも順風でも加速感が出てきました。
いつもよりかなり入念にストレッチをやって終了。いえ、私がです。
いつもよりかなり遅く真っ暗になってから撤収。駅へと生徒を送る。
火曜日は、引き続き乗艇の予定だったが、文化祭関連で職員会議が入るため、移動を断念。木曜日に変更。三者面談の予定が入っている水曜日はエルゴでUT。このところスプリント系ばかりだったので、ミトコンドリアに活力を与えるメニューに。
今週の授業はというと、高1は /s/ のドリルから-sh-, -th-に発展。日本語の音との類似・対比を実感するため、「さ・す・せ・そ /s/ ドリル」を作成。今日は、そこからさらに踏み込み、/s/と –sh-を連続した流れの中でコントロールするべく、靜氏の『絶対発音力』からドリルを抜き出し、三三七拍子まで。好評。やっぱり凄いね、靜式。
高2は、「質問本三部作」からの抜粋で私が例文を読み上げ、ディクテーション。次の時間では、ネタ本を読み、正しい例文をホワイトボードに書き出し、生徒一人一人に解説のプレゼンをさせる。型に馴染むまでは、無理にcreativityを求めないことも大切。「いや、型が身に付くまで待っていられない」という人のために、わざわざ Questionのみの例文を扱っているのだから。(そう、先を急ぎたい人は、答えの英語を自分で考えればよいのです。)
形合わせの解説後は、「流しそうめん」の図解をボードに。番付表がいかに良くできているかを実感して下さい。
高3は問題演習。期末まで5週間で300題くらいなので、余裕のペースだが、まずはスケジュール管理を各自にさせる。次の時間で、類題演習。「動詞の語法」という極めて大佛次郎的な知識を扱うので、問題 (で問われている焦点) 相互の関連をしっかりとつかみ、整理することが不可欠。
この学年は、英和が『ウィズダム』 (三省堂)、和英が『グラセン』 (三省堂) という黄金のコンビなので、面倒くさがらず、辞書の珠玉の例文を味わい、巻末の文型一覧の利便性に感動すべし。授業時の解説は最小限でクロスレファレンスを作る手助け程度。
放課後、地元の情報誌の取材。学校全体と各科のPR。進学クラスの3年からは、すでにAOや推薦で大学合格を決めた生徒を二人招集。インタビューと撮影は最後に回ったので、終了は5時半を回ったあたり。ご苦労様でした。
撮影終了後、三者面談を経て帰路へ。
夕食に揚げ物でもと思い、トンカツ屋を覗く。垂れ幕で「牡蠣」が見えたので、急ぎ足。着席してメニューを見るも、それらしいものはセットでも単品でもなし。お店のお兄さんに尋ねると、
- すみません。牡蠣は明後日からはじめさせて頂くもので…。
との丁寧なだけに悲しい言葉。
自宅で一人で見る淋しい『相棒』。(これは転移修飾かね?)
明日はインフルエンザで順延となっていた文化祭。短縮バージョン。
日没前には湖に行けるでしょうか?
本日のBGM: You’ve got to hide your love away (高橋幸宏)