「私の風邪は耳から」

疲労の濃い月曜の朝。少し出遅れたので、朝ご飯を食べ、自転車で通勤。
担任の代打ちでSHR。最近、このパターンだな。
高3のセンター第6問対策。「昨日・一昨日」「明日・明後日」「昨年・一昨年」「来年・再来年」の語句確認後、本問・本文へ。詳細な解説込みで約30分。残りの10分で、描出話法の用例を補充し、最後はUNPDのフライヤー(http://hdr.undp.org/en/media/hdr_2007_en_prelaunch.pdf)を印刷し、温暖化などに関して前回までに扱ったトピックのフォロー。「生」の素材を感じてもらうのが狙い。
ブラジルの大統領の先進諸国に対する辛辣なコメントの冒頭、

  • The Human Development Report 2007/2008 should be mandatory reading for all governments, especially those in the world’s richest nations.

では、mandatory readingの実感を伴う理解、ということで、「反意語を援用した語義の理解」の実践。mandatoryを反対にして、さらにそれを否定して、元に戻ってくる。反意語は voluntary。「『読みたい者が読み、読みたくない者は読まない』というものではない」という頭の働かせ方。
次の部分では、事実を表す数値の対比の表現と前後して仮定法が用いられていて、nine planetsという部分に無理さ加減が良く現れている。

  • The average Brazilian has a CO2 footprint of 1.8 tonnes a year compared with an average for developed countries of 13.2 tonnes a year. As the Human Development Report reminds us, if every person in the developing world left the same carbon footprint as the average North American we would need the atmospheres of nine planets to deal with the consequences.

2ページ目の冒頭のパラグラフの名詞の使い方など、書き手の視点から学ぶべきことは多い。ディクトグロスに使ってみたいものだ。

  • Climate change is the defining human development challenge of the 21st Century. Failure to respond to that challenge will stall and then reverse international efforts to reduce poverty. The poorest countries and most vulnerable citizens will suffer the earliest and most damaging setbacks, even though they have contributed least to the problem. Looking to the future, no country―however wealthy or powerful―will be immune to the impact of global warming.

高1は、サマリーに繋がる質問の立て方だったのだが、主題への切り込みが全く出来ておらず、さしずめ「出直し要約塾」に。
普通科は単語と和文英訳の小テスト。小テストは嫌いだが、上位者への意識付け・動機付けをするとともに、いかに普段の取り組みがいい加減かを示すデータとして使わざるを得ない者もいるので、やむなし。「集めるんですか」などとたわけたことを言う輩を尻目に、答案を交換して赤ペンチェック。本人に戻して、裏面に単語は縦書き、英文はread, flip & write。一進一退。
帰りのSHRに出て、そのクラスとは別にトイレと階段と掃除監督を2カ所。副担任は、担任のお役に立ててナンボの存在ですから…。
放課後はまず、エルゴ6000mの指導から。アップでは尻歩きをしつこく。前回の20分の記録をもとにペース設定をしたのだが、2000-2500mあたりで明らかにパフォーマンスが落ちる。練習不足&気合い不足。
その後、推薦入試の英語面接指導。小一時間。
ベネッセで、先日行った英語教育研究会で使用したDVDが届く。高校の名前が間違っていたのだが、当日はどう紹介されていたのか心配になってきた。編集した区切りごとにタイトルを分けてくれているので、自分で評価するにも見やすくなっているのは有り難い。ただ、配布する資料の方も完成版を送ってくれるよう頼んでいたのだが、そちらは届かず。やはり、つきあわせないことには細かい分析が出来ないのだなぁ。
久保野先生から、週末にアルクで行われた「私の授業、公開します」のレジメを送ってもらう。お疲れ様でした。受験指導を極めるということの意味を暫し考える。でもまあ別世界の話だ。私は私の仕事を全うしよう。
帰宅後、妻の携帯を買いに行く。家族割りのサービスも含めて、新規でハイテク機種に。私のとは偉い違いだ。店内が暖房で乾燥していて、風邪をもらいそうな気配だった。いつもの左耳ではなく、今日は右耳から違和感が襲う。ガリレオか?
夕飯は生姜たっぷりのうどん。しいたけのソテー。これで、寝る前に生姜湯で万全だろう。
福岡のN先生から、英検の資料をまた送って頂くことに。多謝深謝。
本日はこれにて。
本日のBGM: Possession Obsession (斎藤誠)