心の平静

この週末は全国英語教育学会の高知大会もありインターハイもありで、どうしようか迷ってはいたのだが例のごとく本業へ。最後の最後に想定外のトラブルがあり、気持ちよく週末を終えられなかったことが心残り。チームとしてもここが正念場なので頑張って欲しい。土日とも炎天下、熱風にさらされ疲弊。もっとも、いくら暑いとはいえこうして生きているのだからたいしたことはないのだろう。熱い戦いを繰り広げた高校生たちや熱い議論を戦わせた英語教育関係者も、一瞬でも心の平静を持てたとすれば今日の日の意味は受け継がれていくのでしょう。
翌々週の18日からAsia TEFLが福岡は西南学院大で行われる。この初日の基調講演が川島隆太氏から植村研一氏に変更になったとのこと。非常に興味があるのだが生憎18日の午後に英授研での自分の発表があるので、初日の参加は無理。となれば、頑張って福岡まで出かけようか、という気力が萎えていくのでした…。
私は植村研一氏とは全く面識がないのだが、たまたま『うまい英語で医学論文を書くコツ』(医学書院)という本を読み、その卓抜した英語力(語学力)に非常に感銘を受けていたのであった。このような人から英語教育の場で話が聞けるのはありがたいことだと思う。どなたか後日情報をお願いします。先日、某国立大学の医学部長さんとお話しさせてもらったときにも、「学生が実際に英語を使えるような教育をしないとだめ。」と力説されていました。企業の論理だけでなく、こういう分野との接点も英語教育は常に考えておかねばならないのでしょう。そういう意味では大学で英語教育に携わっている人たちの責任、大学へと学生を送り込む高校で英語を教えている人たちの責任は重いのですね。
ELEC協議会の夏期研修会がいよいよ明後日。明日は、ワークショップのシミュレーションと、ビデオの編集の予定。全体の流れの中のどこで、期末考査のpre-gradingをしているビデオを見てもらうか思案中。ライティング関連の発表では実際の生徒の作文を見てもらうことが必要になるのだが、会場にはOHCの設備がなく、大型テレビモニターもないということなので、ハンディカムから映像をプロジェクターで投影といういつもの手順で。となれば、会場へは三脚とハンディカムとPowerBookと各種ケーブルをリュックに入れてといういつもの装備。今回は、筆記具、電子辞書、などはその場で投影することになるだろうが、参考図書類は全部を持って行けないのでビデオで概要と表紙を見てもらうだけで済ませようと思う。
協議会は夏冬春と毎年研修会をやっているし、これからもおそらく続くのだろうから、照明を落とさなくても映像を提示できるような設備投資をしてもらえないのだろうか…。他の分野の講師の方たちはどうしているのだろう。
何はともあれ、今年も8月6日は過ぎていきました。