夏期研修会終了!

ELEC協議会の夏期研修会講師、無事終えることができました。
少し早めに家を出て、カフェで朝食でも、などと思ったのがいけなかったのか、駅にたどり着くまでに、黒澤映画のような豪雨、雷鳴で傘の意味が全くなかった。お茶の水を降りたら、ほとんど小やみに。
午前中の約3時間が私の持ち時間。
できるだけ学校、教室の現実から話をしようと思っていたのだが、どうしても「ライティング指導かくあるべし」という方向に話が向きがちで反省。セルハイ校の先生も数名参加されていてびっくり。シラバスや評価基準の実例を批評するので、2校セルハイの事例を取り上げたのだが、その2校の方はいなくて少しほっとした。テクストタイプへの配慮を強調したり、生徒の書く文章は長ければ長いほどよいというわけではないという指摘や、パラグラフライティングの指導では、序論の段落でトピックセンテンスを正しく書くことをはじめは要求せず、序論やトピックセンテンスはあらかじめ与えておいて、その主題に応じた具体事例のサポートや理由付け・裏付けなどを書くことから徐々に導入するという流れなど、英語教育の学会や研究会ではあまり聞いたり見たりすることのない切り口にはなったのではないか、と思うのだが、フィードバックがどの程度来るかで評価できると思う。受講された方は、マイナスの評価でもメールをお願いします。同僚の方と議論をする材料になれば幸いです。
午後のリスニングの講師であった千葉大の西垣先生も受講生の一人として参加してくれたことに感謝。本当にありがとうございました。
帰宅後、13日の同友会のSWSのレジュメの整理。今週は勤務校が夏期休業なので、印刷をするのに困った。地元にはキンコーズなどのビジネスサービス店がなく、いろいろ情報を集め、市の公共施設にあるコピー、印刷サービスを利用した。文具店で用紙を購入し、施設では印刷機の使用量を払うという仕組み。全部をコピーにした場合と比べれば3分の1の費用で納めることができたのでよしとしよう。今回のWSでは、入門期の指導、とりわけ文字・視写・書写指導に焦点を当てますので中学校の先生や小学校英語・児童英語に関わっている方にも有益な(耳の痛い?)内容になるかもしれません。ただ、与えられた時間があまりにも短いので高校上級レベルの活動はまったく扱い(え?)ません。悪しからず。
夕食後は、7月の博多イベントの際に長崎の先生から預かった高校3年生の作文チェック。先方の高校の先生とやっと連絡が付いたのでどういう観点でフィードバックを与えるかをまとめて返信する予定。進学校といわれる高校の中でもトップレベルの学校だけあって、使用語彙が豊富であることは特筆すべきだろう。1文が長いため、焦点がぼけてしまう残念な答案もあった。普段全く教えていない生徒の評価をするのはやはり難しいものだ。
まだまだ精進が必要だと感じた1日。お疲れ様。