ピークはこれから

本業の中国選手権が終了。
今回は、競技役員としての参加で選手・生徒の引率はナシ。ちょっと淋しいというか残念ではありますが、仕方ありません。来年以降に向けて、育て鍛えるまでです。
配艇練習から3日間、配艇副委員長という仕事に当たっていました。
受付のテントに座っているだけの仕事と思いきや、さまざまなトラブルに対応するために、結構走り回っているのです。国体やインターハイなど大きな大会の時は、ボートメーカーの方がメンテナンスなど、きめ細やかな対応をしてくれるのですが、今回は開催県で用意した艇を使っての配艇・競技ですので、開催県のスタッフで対応です。予選・敗者復活戦では、雨天ということも影響したのか、艇を破損させるような事故が何件かあり、予備艇への交換、部品の交換など、結構綱渡り的な応急処置ではありましたが、できる限り、各クルー公平で平等な条件で乗艇・レースが出来るように頑張りました。選手の大きなケガに繋がりこそしませんでしたが、やはり、事故を起こした艇や部品は「壊れている」わけですので、自分の身体と同じように丁寧に大切に扱って欲しいものです。
今回は、指導者としてではなく、競技役員のみでの参加でしたので、宿泊が審判の方と相部屋となり、監督・コーチとしては普段聞くことのできない「審判」としてのボート競技への関わり方、熱い思いなど、勉強させてもらいました。
主役のレース結果は、

からDL可能です。

明けて、月曜日は梅雨の中休み。
授業は進学クラスのみ、1年から3年までそれぞれ1コマずつ。
1年生は、後置修飾で不定詞が用いられる時の、名詞との<関係>を考える時間。
既習のはずの足場として、

(はっきりとは言わないが)何か
something
何か素晴らしいもの
something wonderful
誰か
someone
誰か特別な人
someone special

を確かめておいて、不定詞句が後続する例へと進みます。

飲みもの
something to drink
食べもの
something to eat
着るもの
something to wear
話し相手
someone to talk to
頼れる友人
a friend to turn to
何か温かい飲みもの
something hot to drink
明日までに終わらせる宿題
homework to finish by tomorrow

まず名詞を四角化して、不定詞句それ自体を四角化する場合との区別をしたら、私の授業では、<足跡>と呼んでいる、

  • ここに本来いるべき名詞、あるべき名詞

の確認作業です。
不安要素が残る人は、「目的語」、「自動詞・他動詞」を扱った<語順と結びつきのドリル・その1 & その2>へ戻って、序奏・助走をやり直し、加速をつけて、一気に、この後置修飾をクリアーして下さい。

高2は「リーディング」に一区切り。
今日の山場は、3つ。
最初は、<ゼロを表す名詞>と暫定的に呼んでみた、

  • nobody
  • no one
  • nothing

などが主語になる「文」での頭の働かせ方。

  • 日本語においては、ゼロの語句が、英語のこの表現に対応します。

という説明をして、日本語の特徴との差を確認。

  • 日本語には、英語のこの表現に対応する語句はありません。

などという日本語での、数量を表す名詞句と存在文の関係は漠然とは分かっていても、<日→英>での反応速度の向上にはなかなか活かせないもの。
2つ目は、日本語の以上・以下と英語の比較級。

  • 20歳以上の男性

などで用いられる、

  • … and older

を足場に、数直線と領域、白丸と黒丸を徹底。
最後の山は、

  • not … because

これは、「学級文庫」の辞書を総動員して、白板への転記を宿題としておきました。乞うご期待。
次回からは「ライティング」に戻り、英語での説明の手順。

  • 「エスカレーター」から「動く歩道」へ

「説明」の内容こそ、「エスカレーター」や「動く歩道」ですが、過去ログの、

前後の頁を読んで、自分の足で先輩達の足跡を辿っておいて下さい。

高3は、週末の出張で自習課題を与えていたので、その確認。
「リーディング」系の授業になりました。
教室に入ると、自習課題で「読み」を扱うコマだと知っているはずなのに、

  • 『即戦力がつく英文ライティング』

を一生懸命に読んでいる生徒が多いのに驚くと共に、嬉しく思います。
高3くらいになると、英語の「勘所」が分かってくるのでしょう。

  • まず「一読了解」の文をどのように書くのか?
  • 文と文をどのように繋ぐのか?
  • どのようにまとまりのあるディスコースを作るのか?

という「書くこと」の基礎基本、「ヨコ糸」と「タテ糸」の紡ぎ方が、「読むこと」の基礎基本と表裏一体なのだ、ということを実感して高校を卒業してもらいたいと思います。
記述模試の結果が返却され、マーク模試が終わった直後、などというタイミングとは無関係に、

  • きちんと読む

という授業です。当然、

  • きちんと読めていますか?

という「理解の確認」をする部分は日本語で行っています。
今日は、『問題の多い教科書』に取って代わる教材が決まるまでの「繋ぎ」として、投げ込み教材。入試問題の過去問、さらには「頻出」の英文に囚われなければ、こんなにいい素材がいくらでも転がっているのにねぇ…。

本館に戻った頃には会議は終了。
郵便局で振り込みを済ませて帰宅。
遅めの夕飯を美酒と共に味わい就寝。

本日のBGM: 若者のすべて (フジファブリック)