獅子吼

たまたまつけたTVで水谷豊。再放送のようだが記憶にない。刑事モノか?と思ったら弁護士モノだった。競演が鈴木杏樹。おお、右京さんと幸子ではないか!エンドロールを見ると和泉監督作品。納得。

今回の北京五輪ではTV曲によってテーマ曲が違うのだね。某国営放送はミスチル、TV朝日は福山雅治。五輪自体今や莫大な放映権料と引き替えの一大興行であるから、各局視聴率を上げようと躍起なのも無理はない。ただ、どうにもダウンタウンの浜田氏を司会とするあの番組だけはいただけない。関西の人はああやって、「いじる」ことが親しみを表す行為だというのかもしれないが、あんなもので、一般の視聴者がそのスポーツに対する興味関心が湧くとも、スポーツ文化が広く深く根付くとも思えない。

ボート競技は日本のレースがすべて終了。
過去2大会連続で決勝進出だった軽量男子2Xは13位。初の入賞が期待された女子軽量2Xは9位。選手、チームスタッフにはお疲れ様といいたい。
この世界の住人として、この結果、他国との差は甘んじて受け容れるしかない。日本ボート協会は北京五輪に向け、大きな方針転換を行い、外国人ヘッドコーチ体制で「最強・最速」の選手を選考、強化して送り込んだはずだからである。しかしながら、今回のJOCの派遣選手団名簿に、その外国人ヘッドコーチの名前はない。北京五輪日本代表のヘッドコーチは結局彼ではなかったのである。このことの意味は、やはりうやむやにせず明らかにしておくべきだろう。彼のaffiliationに関しては、過去ログでも問題提起をしてきた。その彼がテクニカルディレクターを務めるチームは五輪直前の合宿を日本で行って北京に乗り込み男女ともに決勝進出である。肝心の五輪時には他国のチーム関係者であり、日本チームに不在の人間を日本は信頼して全てを賭けた結果と胸を張って良いものなのか。少なくとも協会にはその説明責任がある。そこがクリアされて初めて、競技関係者もロンドン五輪に向けての選考・強化に自分を賭けることができ、ファンも心から日本代表を応援できるのではないかと思っている。
男子1Xはノルウェーのトゥフテが五輪2連覇。男子2-は下馬評どおり豪州(過去ログhttp://d.hatena.ne.jp/tmrowing/20080116参照)に栄冠。こういう素晴らしいクルーの姿も迫力ある映像で見たいものだ。陸上や水泳のようなメジャースポーツが日本選手不在でも決勝レースを放送していることとのギャップを競技関係者、協会は噛み締めておく必要があるだろう。

英語教育の世界も大きなうねりが近づいている。
9月15日のシンポジウム。
英語教育の新時代 ---「『英語が使える日本人』の育成のための戦略構想」を超えて
(詳しくはhttp://oyukio.blogspot.com/2008/07/915.html
このシンポに関しては、広島大の柳瀬先生もご自身のブログで告知している。
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2008/08/915.html
指導要領が改訂されてまだ実施にも至っていないうちに、再生懇談会が提言をするような事態は、健全とは言えないのだが、その根底には、英語教師の声をしっかりと届けていないこともあるはずである。次の資料を見て分かるように、発言の機会が与えられていたにも関わらず、実際には4%程度の教員しか声を上げていないのである。(http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/siryo/004/06090504/007.htm
首都圏にお住まいの方は、万障繰り合わせて是非ご参加を!!
その翌週の9月20日の「山口県英語教育フォーラム」もお忘れなく。

本日のBGM: The Lion’s Share (1000 Maniacs)