求める者が求めるモノ

明け方まで猛烈な雨で、どうなることかと思ったが、午前のうちに晴れ間が見え、夏空に。
まずは地元の湖までオールを取りに戻ってから、頑張って遠くの湖まで出かけて午後のタイムトライアルに参加。気温も上昇し、何の問題もなく1000mのヘッド形式。一応、県内で最も速い選手ですから、一番手のスタートで、タイムも一位。問題は、2位、3位とのタイム差です。課題はいろいろと多かったのですが、1000m1本で上がるわけにもいかないので、まずは強度の高いメニューを与えることを優先し、スタ付き500mオン (RP) +500mオフ (SR18-20) を4セット連続で、実際はオフを500m漕ぎきる前にターンが入るので、ワークタイムとしては、やや順だとオンが1分42-45秒くらいで、やや逆だと2分くらい、イージーワークの部分は3分半から4分強くらいになっているでしょうか。最後のセットのラスト300mとイージーワークでようやくビシッと来た感じがありました。これをいかに早く自分のものにするか。ダウンはしっかりと2km。 one by one でフィニッシュの丸い軌道と股関節の極めを徹底。揚艇後はスキップシリーズと猫とライオン。明日の午前にもう1回タイムトライアルですので、集合時間を確認し、撤収。選手を送り届け、さらに1時間車を走らせ帰宅。
帰宅後シャワーを浴び、本日野音で久々のライブを行うPUPAのTシャツに着替え、本州の西の端より念を送る。細野さんのサポートには伊賀さんも出るのだろうなぁ。
熊本県・菊池市・斑蛇口湖では全日本ジュニア開催中。
豪雨のため、準決勝のレーススケジュールを変更し、今日で終了となる選手たちの順位決定レースから先に行った模様。男子は、中国大会の1位から4位までが皆準決勝進出。最終日に生き残ったベスト24に4人。また、U19の日本代表選考ということで早生まれの選手は大学生や社会人1年生でも出場資格がありますので、昨年インターハイや国体で大活躍した選手も出場しています。その中の一人に、去年、県内で一度も勝てなかった一学年上の選手がいて、その選手も準決勝進出。自チームの選手も、そういった選手の頑張りを見て、自信を持つところは持ち、悔しがるところは悔しがって、自分のなすべきことを全うして欲しいと思います。
明日は1位から4位までの決勝レースと5位から10位までを決める順位決定戦。これで今年の代表が決まります。それに加えて24位までの順位決定レースが行われます。近年はみなエルゴが回るようになったので出場を許された男女各78名の実際の水上でのスピードにはまだまだバラツキはありますが、この大会に出たい、最終日に残りたい、代表になって世界選手権に行きたいということが本業で「競技」を志す高校生選手の大いなる目標であり、それによって日本の競技レベルの底上げは達成されてきました。私も競技に関わるものの一人として、早くこの大会に選手を送り込めるように、そしてこの大会が今後もずっと続いていってくれることを強く願います。

さて、
ちょっとした時間にTEDなどネットを活用して自分の英語修業をしているのだが、他にもtwitter繋がり、facebook繋がりで、一度も面識のない英語教育関係者との思わぬ接点が生まれることがある。今の時代に生きていることに感謝しなければならないのだろう。
ニュージーランド在住の入江泉さんからは、先日新刊が送られてきた。旧友おかじゅんの以前からのお知り合いでもあり、私が入江さんの著書に関してAmazonのカスタマーレビューを書いているのをお読みになって、という繋がりである。今回は本編の記述が全編英語での新刊。いわゆる「単語集」ではなく、Quizを解き、その解説として、易しい英語定義やパラフレーズ、または状況説明されている語義を理解し、Reviewでは文章や現実の使用例を模した文書の中で使い方を確認するという「ハンドブック」である。語義の定義は、ISDE並みに簡潔でいて、COBUILDのような状況設定での説明で用いられる語彙が簡単で中級に向かう学習者や、「英語は英語で」を志す進学校の英語教師には重宝するのではないかと思う。-tionの発音表記や、conferenceなどの第一強勢、workshopなどの第二強勢の母音表記など、自分が普段気にしているところは当然のように印象に残った。しばらく使ってみてまたコメントしたいと思う。
今週末には、なんと、あの日向清人さんから、新刊をお送り頂けるとのメッセージが届き、びっくり。かねてより、GSLを活用した教材を作成中とのことで、私自身気にはなっていたのだが、著者自らDMを送って頂き、さらには献本まで。私の場合、献本だからといって「ヨイショ評」はしないので、良かったら「良い書」ということで褒めるし、ダメだったら辛口のコメントということになるのは必至。それをご存じの上での献本ということなので自信作ということではないかと。届くのが楽しみ。

遅い夕飯は、O農園でとれたての隠元パスタ。クリーム系ではありません。塩とオリーブオイル、あとは玉葱の甘みがプラスされますが、基本は「隠元」が本来持っている味と香りです。パスタ好きの我が家の定番メニューではあるのですが、いやあ、何と言ってもこの隠元の美味しいこと。命をいただいているという実感があります。畑と台所の真実を味わう一皿といってもいいでしょう。感謝のうちに本日も終了。

本日のBGM: 猫のリンナ (大槻ケンヂ)