最高の誕生日プレゼント

tmrowing2011-01-23

1月期の県合宿も終了。
山口に来て、丸々二日間、こんなに良いコンディションでトレーニングができたことはないのではないか、というくらいに恵まれた水面。何よりの誕生日プレゼントである。
今回、二日目のトレーニングは近いスピードの艇、または種目での追い抜きをメインに、より高い出力を発揮し、長く加速させ、低いレートで、艇にブレーキを掛けず、どれだけスピードを出せるかという課題にそれぞれ取り組んだ。一艇身先行する艇を追い抜くためにスピードを上げるので必然的にレートが上がる、追い抜いた後は、1枚でも2枚でも低いレートでそのスピードを維持しようと頑張る、というのが狙い。UTトレーニングのalternateのように、ただ2枚の上げ下げで行うトレーニングでは、若い選手はとかく、レートの管理に意識が移ってしまい、艇速とリズムとの関係がおろそかになってしまう、という弊害を防ぐことも可能である。もっとも、このトレーニングも慣れていないと、前に出よう、出よう、としてレートが徒に上がってしまうので、経験知を高めるべく、トレーニングの狙いを忘れないことが肝要。
自チームの1Xは、合宿前日の練習が不甲斐ない出来だったので、早朝から学校でエルゴを目一杯引き、その結果をもとに、今回の合宿、さらには選抜、高校総体、そして国体への覚悟を再確認させて、合宿入り。初日は結局3部練ということになった。午前は、ブレーキをつけてのパワーロウ。午後はUT。
二日目の追い抜きでは、大分国体の覇者、成年のH選手の胸を借りることに。
どう考えてもベースのスピードで叶わないので、基本的に、2枚高いレートで併漕させて貰った。
午前中は8km、午後は7kmを併漕で追い抜き。電池が切れるのがまだまだ早いのですが、この日は果敢に食らいついていて力感が出てきた模様。艇速のムラは少なかったのでよく頑張ったと言えるでしょう。本当に良いトレーニングができたことに感謝。H選手は流石に、追い抜く時も、抜いた後も、できるだけ低いレートでのスピードアップ、スピード維持ということができていて勉強になった。
合宿明けのトレーニングでこの集中力を発揮することが何より大切。
来月期の合宿は2週間後。成年の選手とも連絡を取ってスケジュールの調整。
選手を自宅へ送り届ける車中で、今回の厳しい併漕から何を得たかを聴き取り。楽をしてはダメ。このきつさを楽しめるか。まずは、ひたすらに、ひたむきに、それでいて明るく、というところから。
次の合宿の前に、エルゴの20分トライアルがあるので、一日一日、高い志で臨んで欲しい。

すっかり暗くなってから帰宅。
娘は遊び疲れてもう寝ていました。
妻と遅い夕飯。
ロールケーキを作ってくれていたのだが、明日のおめざにお預け。
多謝深謝。

本日のBGM: Mayer Hawthorne (Your easy lovin’ ain’t pleasin’ nothin’)