「単位は文化である」

今日は、高2が救急法の講習・実習で英語の授業はなし。
ということで、高1の一コマのみ。
『P単』活用法。シンプルな作りの『P単』をいかに使いこなすか。
単語集って、あれこれごちゃごちゃ書いてなくていいのです。たとえば、ある単語の派生語を気にする前に、まずはその語ときちんと出会うことから。出会いを重ねて、仲よくなって、想い出を沢山作って、いかに早く『P単』を卒業するか。そういうものだと思います。

空いた時間で、通知票の所見、成績一覧表の作成などなど高3担任としての仕事を片づける。
昼休みに、童謡というのか、唱歌というのか『桃太郎』の歌詞で盛り上がり、その後、「単位」の話しとなり大笑い。
職場は明るい方が良い。教室もね。
アネモネ。妹もね。(inspired by 朝倉世界一)
そういえば、アレッシーのワインオープナーって、アネモネの形に似てるので、チャーリーに誕生日のプレゼントであげたんだったな。
今日の資料:
・ハロルド・プライス & 長谷川凡次郎 『英作文の盲点 (Common Mistakes in Written English for the use of university students)』 (金星堂、1963年)

  • 薄い冊子だが、日本人の作文の特徴をよく捉えている。次のような付記が、著者の英語運用へのスタンスを端的に示すだろう。
  • Bad (よくない)、Unnatural (不自然な)、Unnecessary (不必要な)、Clumsy (拙劣な)、Strange (奇異な感じがする) などとしるされているものは、文法的には誤りとはいえないが、良い英語とはいえないものである。これらは Badとして一括してよいかもしれない。/ またVague (意味あいまい)、とConfusing (意味の混乱をおこし易い) は文法的には非とすることはできないが避けるべきであって、これらは共に Unclear (意味不明確) としてまとめてもよかろう。/ Rare (稀である) は現代のアメリカ英語では使われなくなった表現であり、Formal は固くるしい言い方、Informalは稍々くだけたことば使いである。/ Nonsense, Insulting, Dangerousは若しこのような評を受ける文章を書いたとすれば、あるいは意味の通らぬ馬鹿気た内容になるか、あるいは相手を侮辱することになるか、あるいはまた、その内容は道徳的に物議をかもすにいたる危険性があるものである。

・W. E. Flood & Michael West (1962), An Elementary Scientific and Technical Dictionary, 3rd edition, Longman

  • 小中高の理系の授業に関わる用語を定義解説する辞典。たとえば、次のような定義解説が図解とともになされている。(図は省略)
  • a heavy ball swinging to and fro at the end of a very long wire. As the Earth turns, the pendulum is seen (after some time) to be swinging on a different line from where it started because the Earth might be said to have “moved round under it”. The swinging pendulum keeps to its line of motion in spite of the movement of the Earth: compare a ↓gyroscope. (以上、Foucault’s pendulumの項)

・Peter Elbow (1998), Writing Without Teachers, 2nd edition, OUP
・Peter Elbow (1998), Writing With Power, 2nd edition, OUP

  • 久々に読みました。二つ併せ読むことに意味がありますね、やはり。

さて、
この週末に帰省しますので、ブログ更新は滞ります。
北海道は凍ってるかもしれない、
海馬まで凍りはしないだろうけど。
(でも、確かに動物園では海馬を飼っていたなあ…。)

本日のBGM: The coldest night of the year (Bruce Cockburn)