渾身

第二回 山口県英語教育フォーラムを開催します!
11月22日 (日) 10:00 〜17:30
(詳しくはこちらを→ http://cho-shu-forum09.g.hatena.ne.jp/tmrowing/20090910)


週末の本読みあれこれ。

  • 佐々木俊尚 『2011年新聞・テレビ消滅』 (文春新書、2009年)

車中のFMラジオでゲストで出ているのを聞いて購入。

  • 坪内祐三 『人声天語』 (文春新書、2009年)

反天声人語派の私としてはタイトルに反応してしまったので。今ひとつでした。

  • ハンナ・アレント 『人間の条件』 (ちくま学芸文庫、1994年)

バーバの新刊 (新訳かしら?) を買おうか迷って立ち読みしていたら、この本からの引用が立て続けに出てきたので少しだけ安価なこちらから。でも、結局バーバも買うことになるのだろうなぁ…。

  • 佐藤学+広田照幸編、矢野智司+今井康雄+秋田喜代美 『変貌する教育学』 (世織書房、2009年)

これは、もう、「はじめに」の佐藤学氏の言葉を読んで魂を揺すぶられたので。血肉化するまでには相当時間がかかるだろうけれど、自力で消化したいと思う。

国体の事前合宿の準備あれこれ。
湖の艇庫にあるオールの梱包。漕手はみな戸田で行われている全日本選手権に出場しているので、舵手の選手にお手伝いしてもらう。ご苦労様。
宿泊予約をネットで済ませ、レンタカーの手配であちこちに電話。月曜には決めないと。
全日本選手権終了。今年の放送は全種目録画中継だった。解説は日本代表のGコーチ。堅かったですね。ロンドンを目指す新たなヘッドコーチのM氏は談話レベルでも登場せず。残念至極。
女子1X優勝はシニア日本代表のI選手ではなく、ジュニア代表のA選手。7月に塾長に会ったときに伝えておきましたが、S選手以来の高校生チャンピオンの誕生です。凄いことです。その塾長のところも女子2Xが初優勝。
男子8+ではインカレ4連覇を果たしたN大が、8月の世界選手権、軽量級8+で4位に入ったN社を抑えて優勝。各Qのラップを一度も渡すことなくゴール。完勝といって良いでしょう。
ジュニア世代、U23世代、シニアの世界選手権と今年もいろいろな物語が描ける下地が揃っていたのに、種を蒔くことをせず、夢を買わせる努力を怠り、結局例年と同じ中継で、同じ番組になっています。某局に「放送してもらう」という感覚からそろそろ抜けでないと、身内以外にスポーツとして見てもらえなくなってしまうのではないかと不安で仕方ありません。日本でも五輪や世界選手権のDVDを買う選手、コーチは多いのですが、一般の人はまず買わないでしょう。では、この全日本のレースをDVD化したときに、選手やコーチ以外に誰が買うでしょうか?ダイジェストやハイライトで切り詰められた分、読み取って欲しい「物語」を描いて、パッケージ化できる人材が協会にいるでしょうか?
国際大会の開催される時はFISAのサイトに釘付けになるわけですが、あの運営にどのくらいの費用と人材が使われているのか、日本の協会もまずはリサーチから始めてみてはどうでしょうか?
課題は山積ですが、これでレースシーズンも大きな節目。若干の休息を挟み、いよいよ国体です。

体調が今ひとつだったので、夜は骨休めに妻と自宅からほど近い住宅地の中の温泉へ。銭湯並みの料金というか、銭湯ですな。ご近所さんというか、常連さんと思しき人たちが歓談しておりました。

本日のBGM: Winner (吉井和哉)