青空必携

体育祭リハ終了。
雲のない空で、肌がひりつくような陽射し。
明日は本番。
怪我のないことを祈る。子どもと酔っぱらいは大丈夫、などというが、もう子どもじゃないし、まだ酔っ払ってもらっては困るのでね。

第二回山口県英語教育フォーラム いよいよ告知&申し込み開始です。申し込みの締め切りは一応、10月16日となっております。会場の定員がありますので、できるだけお早めに。詳しくは、こちらのページをご参照下さい。→http://cho-shu-forum09.g.hatena.ne.jp/tmrowing/


さあ、
注文していたビートルズリマスター盤、到着!
私が唯一持っているオリジナルアルバムは『リボルバー』 (過去ログ参照→ http://d.hatena.ne.jp/tmrowing/20090607; http://d.hatena.ne.jp/tmrowing/20080610) ですので、当然、『リボルバー』のリマスターの購入です。ヘッドフォンで聴く前にステレオで聴きたかったので、帰宅まで我慢我慢。
まずは、一回り。これからじっくり旅に出ます。
このリマスター盤に関して論ずるのは、「ビートルズ刑事」のお二人が適任と思われるので、こちらのサイトを読まれてはどうでしょうか?

ムーンライダーズの鈴木慶一とワールド・スタンダードの鈴木惣一朗という世代を超えたビートルマニアのW鈴木ですから、きっとこれを読んでいて膝を打つ瞬間があるでしょう。
私はここでした。

  • 惣一朗: 『Revolver』 の音像なんて60年代の音じゃないですよ。本当に見事な、いまでも通用する音だし。それは、ジェフ・エメリックっていうエンジニアの力もあるだろうし、エンジニアとアーティストがバトルしてあれほど燃えてたのは、60年代ではやっぱりビートルズがいちばんかな、って思いますね。

ちなみに私とジェフ・エメリックの出会いは、エルヴィス・コステロの1982年作品 “Imperial Bedroom” で、そのアルバムのエンジニアとしてでした。当時の私は友人の影響もあり、どちらかというと、煌びやかな音像を造る、たとえば、Jon Kelly (Kate Bushの初期作品、井上鑑の2ndソロアルバム、後のPrefab SproutやThe Beautiful Southなどのproducer & engineer) のファンファーレのような弾け方が好きだったのですが、大学1年の時に聴いたこのコステロ作品は、厚みや陰影も含めてさらに深い、まるでロックの未来が全て詰まっているようで、すぐに取り憑かれました。それから、ジェフについて調べると、自分の聴いてきた作品もいろいろ出てきて、自分の中での音の感触、音触とでもいうようなものが出来上がっていったように思います。

鈴木慶一とムーンライダーズも来週に新譜がでるようですが、ビートルズへのオマージュといえば、なんと言っても、

  • 『最後の晩餐』 (ムーンライダーズ、1990年、東芝EMI)
  • 『鈴木白書』 (鈴木慶一、1991年、東芝EMI)

の二枚だろうと思います。前者で顕著な白井良明の逆回転風のギター (とりわけ M3. 岡田徹の作曲「涙は悲しさだけで、出来てるんじゃない」は名演・名唱!) など、今でも頻繁にステレオで聴いています。後者ではM3. 「サラダボウルの中の二人」があからさまなビートルソングです。このソロアルバムでは、マシュー・フィッシャー (元プロコル・ハルム) のプロデュース曲 (M4) もあり、そんなところでもジェフとの接点があるように思います。

とまれ、今回のリマスター盤。多くの人が買わずにいられないことでしょう。この週末、ご近所に耳を澄ましてみては?

本日のBGM: … and in every home (Elvis Costello)