銀河

本業では県の強化合宿の予定だったのだが、私の体調と選手のコンディションと両方が揃わず欠席。他校でU19のジュニアの合宿に参加した選手の成長ぶりを見ておきたかったのだが。次回に持ち越し。
寒波に備え、家で教材研究。
「全国縦断リスニングテスト制覇の旅」は、東北を抜け、関東へ。その後、北信越経由で中部になるのかな?
問題のスクリプト、素材文を打ち込み、高校生用に加筆修正して、一部、イカソーメン対応。イカソーメンって少人数クラスでは不向きな活動なんですよね。素材文の主題が、英語Iの教科書の内容にリンクするのでまあ、よしとしましょう。教科書のレッスンの要約をどうしたものか、と思っていたのだが、本文の要約というよりは、本文の理解を自分の言葉でまとめたものにしてみた。いわゆるIYOWって奴になるんですかね。冬期課外で試しに助走してみて、3学期に離陸させたいと思います。久々に、World Book Dictionaryを引っ張り出して見たが、時々、切れ味が良いのでやっぱり手元に置いておこうと思う。後使っているのは、以前のエントリーでも書いたが、

  • Chambers Universal Learners’ Dictionary (Chambers)
  • Lexicon of Contemporary English (Longman)
  • ISED (開拓社)
  • The General Basic English Dictionary (北星堂)
  • 学習英語辞典 (令文社)

などどれも古いもの。少々新しめで

  • BBC English Dictionary (Collins)

多分、今も売っているものでは、

  • Essential Learner’s English Dictionary (Merriam-Webster)

くらいだろうか。これらは、初学者、再入門でも対応可能な語義の説明や定義、パラフレーズには欠かせないものとなっている。一番、勉強になっているのは、言い換えや説明に悩みながら頁を繰る私です。
進学クラス1年生の多読用に、Nate The Greatのシリーズの音源を購入。3パック全部で、CDが6枚。4話+4話+8話で計16話。まだ本が全部揃っていないけれど、音だけで聞いていける英語のレベルだから、私の教材研究の段階ならなんとかなるでしょう。ブロードウェイにも出たことのある舞台俳優の朗読、という宣伝文句なので、このレベルがプロの朗読ということ。まだまだ精進が必要だな。
3学期にミュージカル映画にもなった「小説」を、触りだけでも読ませたいと思い、

  • 『チップス先生さようなら IBCオーディオブックス』 (IBCパブリッシング、2009年)
  • 『チップス先生さようなら (1969年)』 (ワーナーホームビデオ、2009年)

で、retold版の英文と音源、そしてミュージカル映画の黄金期のDVDを購入。
先日、改めてDVDを見て、本当に楽しかった、

  • Ian Fleming, Chitty Chitty Bang Bang The Magical Car

を、2008年のPuffin Books版で購入。これは、イアン・フレミング生誕百年記念のハードカバー絵本。John Burninghamによるイラストはちょっと大人っぽい画風。本文に手は入っていないので、高校生が読むにはちょっと難儀するだろう。車に対する愛が溢れた描写は白洲次郎ファンにも読んで欲しいと思う。
ヤフオクで入手した、

  • 伊村元道 『精選英語長文読解問題集』 (清水書院、1969年)

は、当時の入試では新たな傾向だったであろう300語以上の読解問題を集めたもの。今では、この程度の分量を「長文」とは呼ばないようにも思うが、問題文の精選の仕方が秀逸。「第I編 転機に立つイギリス---その歴史と国民性」、「第II編 世界国家アメリカの肖像」、「第III編 外国人の見た日本」、という構成。当時、東京教育大学付属高校の教官だった伊村氏の「編成のねらい」から引く。

本書は、このうちイギリス・アメリカ・日本を主題にしたものを集めて、言語と教育関係の中から、この3国に関連付けられるものはその箇所に入れることにして、3編68節を構成しました。各編の中では、前半に一般的な風物知識的なものを、後半に歴史関係のものを古い順に現代に及ぶように配列しました。こうしてみると、前章の内容が自ら次の節の理解に役だつというようなこともわかってきて、単なる英文解釈をこえた興味を持って受験勉強ができます。したがってこの本は、受験勉強だけでなく学校のサイドリーダーとしてももちろん非常に好ましいものです。

構成だけでなく、記述も確かである。
第28節、ヴィクトリア女王 (pp. 48-49) のところの語注で、sincereという語が取り上げられているのだが、その簡潔な注、「口で言うとおりの、表裏のない」などというあたりには唸った。今風の教材の「注」と比べると面白いかも知れない。所々書き込みはあるが、良いものを手に入れることが出来た満足感で今通読しているところ。

夜は、フィギュアスケートの全日本選手権。
浅田選手も出場と言うことでちょっと安堵。
男子SPは、小塚選手の出来が今季では最も良かったのだが、高橋選手の出来は、技術的に、過去最高の演技構成で、オープニングの4回転+3回転が成功したこともあり、見たことのない点数に。スピンのブレとか音楽との調和とか、まだまだこれからのプログラムなんだから、ちょっと出し過ぎでしょ。
羽生選手は最終滑走のプレッシャーか、オープニングの4回転コンボでまさかの失敗。ここが3回転になったので、最後のルッツからのコンビネーションでのセカンドをWで対応。練習してあったとはいえ、この冷静さは17歳とは思えません。
明日は、女子のSPもあり、見ている方も長丁場を覚悟します。
チャンネルを変えて、耐え難き歌と踊りを耐えて耐えて、妻のリクエストのましゃましゃの出番。でも、1曲のみ。井上鑑が見られたから私は良かったのだけれど、妻はぶつぶつ不満を漏らしていた。
年末年始用に日本酒が続々届く。
酒を控えて10日が経とうとしているのがどうにももどかしい。

明日は、冬期課外で3時間連続。
エアコンが調子良く動きますように。

本日のBGM: 星に願いを (Coffee Haus)