「とりとめもない心、人はどう癒してるの?」

今日で6月も終わり。
テスト前最終週も0限から。
高2は『P単』と「会話必須表現」。相変わらず、マイペースでしかやっていないと思しき者チラホラ。そのペースでは埒があかないのだよ。自分の安心できるところから一歩踏み出さねば。語彙力がない、文法力がない現状では授業では精読にならざるを得ない(というより「遅読」だな、それだと)ので、語彙のレベル、表現の知識のレベルを、無理矢理にでも高2レベルに引き上げておいて、それと並行して、『ぜったい音読』などを活用して中3、高1レベルの英文を徹底的に音読筆写で反復練習することが英語力のブレークスルーを作るのに必要な要素だろう。学級文庫にある中1レベルから高校2年レベルまでの英語教材をきちんとこなすことが家庭学習のABCとなる。1日でも早く、本気で始めることだ。目先のテストに燃え尽きている場合ではない。
休み時間に、土曜日の講演を聴いてくれた同僚の方々が感想などを伝えてくれる。有り難いことだ。想いを吐き出したからか、自分でも、少し落ち着いた気がする。
高3は、テスト範囲まで読解・解説。
授業で進んだ範囲は、テキストに附属する解答解説を配布しているのだが、語義ひとつをとっても、ところどころおかしな部分があるので、「授業で説明・解説したところは授業の方が適切なんだから、授業を聞いていなくて分からなかったところをハンドアウト見てなんとかしようとしても逆効果。だから、『授業中はひと言も聞き漏らすな』とみんな言うわけです。」と親切にもアドバイス。
個々の語句・文の意味が分かり、文章の論理展開・主題が理解でき、品詞や文構造が疑問の余地なくきちんと把握できるようになった英文を40回音読、さらには筆写することを説く。音読が呪文になっている生徒は、この手順のどこかでごまかしているはず。高3の受験生でも、2学年下のレベルの英文素材、たとえば『ぜったい音読』の挑戦編(=英語I=高1レベル)をテキストを見ないでシャドウイングできるかを確認してみるといいのだけれど…。目先のことしか考えていないのだろうかねぇ。
入試の語法問題で要注意の基本動詞をリスト(マトリクス)にして印刷・配布。10年以上前に雛形を作っていたのだが、その改訂版。高1、高2ではまだ無理だろうが、受験を考えるのであれば、夏休みまでに、一つずつ用例を確認しておくことで、骨太の英語力に近づくことだろう。放課後までに、描出話法(中間話法)のハンドアウトを作成して学習委員に配ってもらうことに。これで1学期に扱っておくべき事柄は一通りカバーしたことになる。前置詞の「コアミー」も今年の3年はどうしようかね。
高1はテスト範囲の6月の歌。反復と対比、そして脚韻。そろそろ学習した方がいいですよ。
職員室も生徒立ち入り禁止なので、質問に来たときに対応する場所に困るな、この学校は。どこかの公立のようにカウンターみたいになっているスペースもどうかと思うけど…。
放課後は期末テスト作問。6割方できたところでとりあえず上がり。8時前に学校を出る。
帰宅したら『水戸黄門』はすでに立ち回りに。エンディングのナレーションで「?」。もう、水戸への帰り道なのか?なんか、このシリーズは大きな流れが分からないというか、必然性が全く感じられないなぁ。もう、だれもそういうストーリーの大義名分を『水戸黄門』に求めていないということか?
久々に『剣客商売』が見たいなぁ…。
本日のBGM: ブルー(渡辺真知子)