分別

本業の週末。県の強化合宿。
新幹線口のホテルまで、Oコーチを迎えに行き、途中で選手を拾って湖へ移動。工事の進み具合に、国体が近づくことを感じる。削り出された土砂の重さは、責任の重さでもある。
初日は、昼過ぎから寒気が入り雪交じりの中、しっかりと2モーション。パフォーマンスの評価など詳細は内緒。
コーチングスタッフとの雑談で今回も出てきたのは、プロゴルファー石川遼の身体の使い方。拇指球重心と踵重心。多くの「気づき」を得た。
明けて二日目は快晴。穏やかなレーンコンディションで、スピードとそれを生み出すための、「テクニック」が確実に向上するトレーニングとなった。今回はふるさと選手が不在の中、地元選手だけでの合宿だったのだが、私のチームの高校生も、セッティングとポジションの課題がはっきりと見えたので、普段の練習でどれだけ徹底できるかを問い続けたい。
モーションを終え、撤収。選手を途中で降ろし、コーチを新幹線口まで送り届け、御礼。次回は2週間後。選抜出場権のない我々には、次の合宿は大きな意味を持ちます。まずは、6 km TTから。自分の順位にふてくされている場合ではありません。測定の迫る20分エルゴの2月分も必死でやってもらいます。

自宅に戻り、正業の追い込み。
『パラグラフ・ライティング指導入門』の訂正・修正箇所の検討。
最終的に、どの程度反映されるかは現時点では分からないが、より良いものになるよう、これまで以上に入念に読み込み、書き込んできたものをまとめて添付メールで送信。
妻の携帯を買い換えに車で出かけ、小一時間の手続きを経て帰宅。料金の節約もあって、私の名義で2人の携帯を契約しているので、機種変更なども私が行うのが面倒。委任状を書けばいいそうなのだが、その委任状は携帯会社サイトからのダウンロード。紙資源の節約か車を動かす燃料の節約かを考えた時に、委任状を持っているにしても、機種変更するためには、どうせショップに買いに行かなければならないので、私の車で一緒に行くという選択肢。オザケンも許してくれるでしょう。たまったポイントとクーポンを使って出費を減らす。
夜は湯豆腐。軽めに晩酌。

本日の学び直し、
・ 五十嵐新次郎 『毎日10分 英語トレーニング』 (実業之日本社、1967年)
私も田邉先生から聞いて、名前だけは知っていたのだが、論文や学術書も含めその著作にまったく触れたことのなかった五十嵐氏。新書が手に入ったので、まずはそのチャンスを生かそうということで。表ページに課題、その裏1ページで解答解説を収めているのが凄い。クイズを解いていく感覚ではあるのだが、『これを英語で何という?』などに連なるもの、と簡単に済ませられないほど間口が広く、読んでいて飽きない。今で言えば、一日一題など、コンパクトな「メルマガ」を再編成した新書のような印象でしょうか。ある程度英語学習が進んだ人に向いているという気がしました。原稿をまとめるお手伝いを東後勝明氏が担当していることが序文にあるので、最近の粗製濫造本とは違い品質管理は万全と見て良いのではないかと思います。この後、シリーズ化して第2弾、第3弾など続編などが出たのでしょうか?

用意した全ての言い訳をもってしても逢えない人に思いを馳せ、ヘッドフォンで聴くスネアの音に落涙。このカタルシスも予定調和か。

本日のBGM: 愛し愛されて生きるのさ (小沢健二)