sisterhood

遅ればせながらシャンソンの相澤選手のブログで、来期も現役続行の決意を知り喜んだのも束の間、公式サイトを久々に覗いて、藤生選手、日下部選手の退社というショッキングなニュースを知り落ち込む。
藤生選手は体育館で見るときはいつも明るく、コートだけでなく、ベンチにいるときでも一際大きな声を出していたのを覚えている。キャプテンの重責も果たし、プレーヤーとしてもこれからと期待していただけに本当に残念。新たな目標の実現を祈っています。
正門での立哨から始まる一日。
授業はとびとびの4コマ。
高3は、復習の重ね読みとシャドウイング。残りの時間で新たな課に入る。初聞で基本時制の変化について行けると申し分ないのだが、それができるくらいなら私の授業で遅々とした学びに勤しむ必要もないわけで、日々精進です。
高2は「近頃、どんどん (ますます) 暑くなってきた」の英訳スモールトークから。
比較級 + and + 比較級、への習熟を問うものなのだが、

  • It is getting hotter and hotter these days.

を軸足として表現の幅を拡げる活動。

  • Math is getting more and more difficult these days.

の訳語「ますます」で大爆笑のつもりだったが、企画倒れ。

  • I’m studying harder and harder these days.

この熱心さを裏返して、マイナス側への変化も

  • I’m getting more and more reluctant these days.

を経て、

  • I’m getting less and less eager [enthusiastic] these days.

あたりまでを見て、全体像を構築する。
ここからが本題。

  • They are looking for a new house to live with their parents in.
  • To live with their parents, they are looking for a new house.

の構造の違いと、この文が答えとなる対応する疑問文の説明。

  • What are they looking for?
  • Why are they looking for a new house?

副詞の働きを確認して、既に扱った例文を発展。

  • I’m studying harder and harder these days to keep up with other students.

続いて、ディクテーション。

  • She went to Canada to study English.
  • I will also go to Canada to study English.

基準時制と不定詞の表す行為の実現に関してコメント。とりわけ過去形では、聴き手は、行為の実現を予測・期待する点では日本語と同じであり、結果を表す用法との区別は時として難しいことを確認。
目的であることを明示するためには、

  • To study English, she went to Canada.

と前置して強調するか、

  • She went to Canada in order [so as] to study English.

という表現を用いることを補足。
ここまでの主立った例文が『フォレスト』でどのように扱われているか、該当ページを参照。
今月の歌の英語コメントを回収して終了。
高1は2コマ使って『リスニングの基礎』の続き。
ディクテーションした英文を使って音読練習。そこから、個々の音と、音の連続を取り出して更に練習。

  • 唇の形
  • 舌先の強さ
  • 顎の開き
  • 呼気
  • 姿勢

という留意点を土台から図解し、自分の身体に声を響かせることを求める。前回の授業で、『ぜったい音読』の後半のレッスンの聞き取りをしている際、ある瞬間にこの教室の空気が変化した。今季初の出来事であった。これは屋内なら劇場でも、道場でも、体育館でも同じなのだろうが、教室の生徒の集中力の高まりが一定水準を超えたときに起こる現象。今回は、この指示を板書した次の音読からスイッチが入った。現時点の英語力や学力はまだまだだが、こういう資質が発現してきたのは喜ばしいこと。
これに気をよくしたわけではないが現任校に赴任して初めてだろうか、「ラウドスピーカー」を使ってみた。まずは、内容理解の聞き取りタスクで用いた対話文で導入。ヘッドフォンを付けたシャドウイング自体初めてかも知れないので、しどろもどろな音声から、ディクトグロス宜しく書き取って復元することになる。出席番号順に一巡したところで、シェアリング。侃々諤々。今年の一年生は見込みありますね。
放課後は7限後に、2,3年生各クラスのリーダーを集めた研修。教頭の講話に続いて各学年にわかれて実践。学年主任の講話、担任の指導で約1時間。
その後、本業の陸トレ。
体育館に入ったときにはすでにエルゴは終わっていたので、スタビライゼーションの指導。水泳、フィギュアスケート、ゴルフといった高い水準で体幹トレーニングが成功しているスポーツの実例を挙げ、サッカーのロナウドの腰に住む「ニシキヘビ」の例を持ち出し、体幹の重要性を強調して終了。
職員室に戻ると、A書店で購入していた本が届いていた。忘れた頃にやってくるものなのだなぁ。

  • “The Same Man, George Orwell and Evelyn Waugh in love and war”

去年ランダムハウス社から出たDavid Lebedoffの本です。Appendixなど巻末の資料を除けば200ページくらいなので中間テストの採点が終われば読めるでしょうかね。
帰宅後、妻から娘が泳げるようになったと報告を受け、お祝い。娘も大喜びだが、妻の喜びようといったらなかった。
夕食後は、久々にシングルモルト。
気持ちよく一日の終わりを味わいました。
本日のBGM: Brotherhood of Man (The Innocence Mission)