”Honest I do, honest I do, honest I do.”

5月24日、倫太郎さん(ブログ「英語教育にもの申す」でおなじみ)主催のオフ会が開かれます。参加希望者はコンタクトを取ってみて。広大の柳瀬先生も参加予定とか。(私は本業の合同練習で行かれません。その前に原稿書き上げないと…)
前期家庭訪問期間。現任校では、原則として、クラス全員の家庭を訪問します。地域は山口市だけではなく、全県(時には県外も?)。Goo地図(こういうときこれはGoogleMapより便利です)とカーナビ様々です。この他に、三者面談もあります。とにかく、とことん面倒を見ましょう、というのが方針のようです。
さて、家庭訪問先で談笑のなかで耳にした言葉。

  • ある県立進学校では、上位100位以内にいないと教師に相手にされない。かなり酷い言葉も浴びるので、やる気がどんどん減退していく生徒は教室でDSをやっていたりする。その一方で、休み時間も必死に勉強している生徒もいる。

進学校(といわれる、入試の段階で中学校時代の学業成績が優れた生徒を選抜入学させている高校)で、どのように生徒の力を伸ばすのかという方法論が意外に欠落しているのかもしれない。生徒の力(頭?)と心に依存しているのではないか。自分のこれまでの実践を振り返るとそう感じる。Inspireするのは至難の業だ。
8時過ぎに帰宅して某局をつけると、公立中学校の「習熟度授業」の様子が映し出されていました。クラスを4段階に分け、4人の教師がつくようです。この学校には普通の学校の4倍の教師を確保しているのだろうか?それとも給与が1/4なのか?まさかね。
こんな記事を見かけました。以前、東京を少しだけ離れてこの地域の住民となることを選択しただけに心境は複雑です。
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/renai/20080501-OYT8T00218.htm
こんなに頑張って出さねばならない成果とは?
もっともこれだけ投資して、教員を配置して、生徒を選別していれば、ここから落ちこぼされる生徒は生まれないのでしょうね。羨ましく思います。
私が倫太郎さんの教材や授業観、教育観(?)から学んだことは上に示した現実とどう整合性を持つのか、ということを最近よく考えます。折々にいただいたメールを読み返したり、ブログを遡って見たり。
自由堂さんのブログ「学問無宿…」でも英語学習・指導に関して、考えさせられる記事(5月1日付け)が出ていました。是非、ご一読を。
さあ、家庭訪問もあと一日。
本日のBGM: I want you to hurt like I do (Randy Newman)