swan = 白鳥:black swan = ?

今日は朝から本業。雲がかなり厚かったので気温自体はやや低かったが、湖の上では逃げ場所がないのでやはり暑い。分漕でのパワーロウを延々と繰り返させる。「ぶら下がって加速!」を感じさせられるかがポイントなのだが、自分の引き出しの中身が少ないなぁ…。先日のO林クリニックで話しをした時に「『サスペンション』っていう言葉で随分回り道させちゃったよね、G大は」と言ってもらえて、救われた部分と、さらなる課題を突きつけられた部分とがあったのだが、「サスペンション」に取って代わる言葉をいくら探したところで、体現すべきダイナミズムを100%表現することはできないので、「ギュイーン」とか「室伏〜っ!」とか「アムロ、行きまーっす!」言っているのと五十歩百歩だという認識は忘れない方が良いだろう。
午後は雲の切れる前に出艇。目論見通り、あがった頃に、太陽が現れカンカン照りに。
県体の申し込みを無事済ませて、1X、2Xの組み合わせを考える。選択肢はないに等しいのだが、悩むだけ悩んでおこう。
車の1か月点検を終え、床屋へ。もう1か月経つのか、早いなぁ。前回で髪型を把握したと思われた店主から

  • 今度、また最初に持ってきて頂いた写真、持ってきてもらっていいですか?だんだん、自分好みのスタイルにしてしまっている気がして。

とのお言葉。正直といえば正直この上ないベテラン職人ならではの姿勢だ。

『英語教育』11月号の「ここにフォーカス!」の講評原稿を仕上げて、メールで授業者と摺り合わせ。「授業の狙いでこれも伝えておきたいのに…」「この授業のここも指摘しておきたいのに…」など、誌面で伝えられる限界があるので悩みは多いが、授業者も私も良い面が出せたのではないかと思う。10月中旬の発売ですので、来月には告知できようかと思います。ともすれば、首都圏、近畿圏といった大都市圏の先生に集中しがちな授業研究の連載ですが、これからも日本全国、いろいろな方の授業を取り上げ(てもらい)たいと思いますので、我こそは、というかたはご一報を!

メールを眺めると、もう平常勤務の先生たちも多いようだ。北海道だと普通に夏休みが終わる頃か?自分が高校3年生の時は、夏休み最後の日曜日に札幌で駿台の東大実戦模試を受けていた。昼過ぎから、台風直撃で「国鉄」がストップし帰れなくなり、YHやビジネスホテルなど市街で廉価の宿泊施設をとれず、地下街でホームレスの方々と談笑しつつ夜を明かし、翌朝、振り替えられたバスと「汽車」を乗り継ぎ帰宅したのを覚えている。お受験モードと言うよりは、丸善で本を買うことが目的の半分だった気がする。もっとも、ここで本を買っていなければ普通のホテルに泊まれていたのだろうが…。
現実に戻れば、勤務校でも夏休み最後に学習合宿が待っている。3年生は基本的に自学自習なので、推薦でTOEICを利用する生徒への諸注意。とりわけリスニングでの音声のバラエティに慣れておくことを主眼として、音源を整理。秘策でも特効薬でもないので普段私が聞いているPodcastingの番組から幾つか紹介。

  • NW English News (某国営放送の英語ニュース)
  • CNN News Update(言わずと知れたCNN。米国の英語音声の典型例として)
  • ABC News Nightline (米国の英語音声例)
  • BBC Radio NewsPod (英国の英語音声例。英音でもニュースなら結構ついて行けます。)
  • CBC Radio: The Best Of Sounds Like Canada (カナダの英語音声例;こんな宣伝文句です。Sounds Like Canada takes you to the communities and people that make this country so diverse and exciting.)
  • The Conversation Hour with Richard Fidler (こちらのABCは豪州のA。豪州の著名人が出演します。)
  • NPR: World Story of the Day(米国の英語音声例。米国内だけの話題ではないのでまだ聞けますね。)
  • The Times Planet Podcast(南アフリカのThe Times。バラエティー豊かなプログラムです。)
  • PRI: Living on Earth(環境に関わる種々多様な話題をカバー。専門家を呼んでの対談など東大特講リスニングを作った時にもこの番組の構成から学んだことは多い。スクリプトもWebで公開されているのでお薦め。基本は米国の英語音声。)

3月までは、吉祥寺駅から学校までの徒歩20分(往復40分)をこのような番組のシャドウイングに充てていたのですが、山口に来てからは積ん読ならぬ、積ん聴(?)でなかなか消化できていません。まだまだ「英語は耳で書く」という世界は見えてきませんね。

1,2年生に向けては、巷の読解教材に見られるdiscourse markersの扱いの不備を指摘した上で、単文(短文)のstripsからparagraphの復元活動を1コマ、retention重視のdictogloss型読解作業で1コマを計画。受験指導と言うよりは2学期からの授業に繋がるように。

週末はインカレで上京。往復の新幹線で正業関連の原稿が書けるよう客車の一番端のコンセントのある席を予約。向こうでは朝から夕方(夜?)まで本業モードなので更新が滞るかも知れません。悪しからず。

本日のBGM: My Pocket’s Empty (Bert Jansch)