『紙一重』発言、その後…

高2は、杉原千畝の話、教科書本文終了。授業開始時の前時の復習は、

  • 起立して2回音読して着席
  • CDに重ねて1回音読
  • 苦手なところを中心に2分間個人練習と机間巡視
  • ペアで背中合わせになって1行ずつ交互に音読して最後まで読んだら着席

まあ競争させて大きな声を出させようというわけです。私の授業では、「良くできたペアにデモンストレーションを!」というのがほとんどないので、別に生徒は勝っても何もご褒美はないのですけど。復習ですからね。
Visas and Virtueの主演・監督のChris Tashimaのインタビューはサマリーをグループで作らせることにした。自分たちで内容理解の設問が作れるようになったら、サマリーがどの程度うまく作れるようになるか、ちょっと見てみたい。この週末は、英詩暗誦ビデオの編集とメディアおこし(Fire Wire portが1つしかないのでDVDがダイレクトに焼けないのですね)で潰れそう。やはり、テイク数が多いと編集が大変。テスト前最終週に上映予定。そこにあわせて、5行詩作成を計画。Beginning and ending poemという活動。(Cambridgeのハンドブックシリーズにある、Writing Simple Poems, Pattern Poetry for Language Acquisition という150ページほどの本で紹介されています。)
高3は、前回課題の「高等教育の意義」に続いて、「ニートとフリーター」。ちょうど先週のELEC同友会大会での研究授業で似たトピックを扱っていたので、その資料も含めて新たに資料作成。グループ合同でIdea Generationなのだが、まだSPRE/Rのチャートの使い方になれていないことを差し引いても、お粗末。こういう活動は2年生の方が格段に「上手い」。高2はクラスの中で英語が格段にできる生徒に依存するわけでもなく、孤立するわけでもなく、そういう生徒の力を周りの生徒が吸収して全体のクオリティが徐々に上がっていくのだが、高3は大学入試というドライブが強いので、お互いの英語力の値踏みをしているのか?牽制するのか?高3は実質2学期で終わりのカリキュラムなので、この期末前がどうしても駆け足になるのはわかっているが、明らかに準備していない生徒がいることでグループ活動に支障を来している。英文資料の音読をするだけでも、自分がどこの理解でつまずいているかわかる、ということを実際に教室で行わせて、準備不足の生徒にも実感してもらった。15分の家庭学習が出来ないほど忙しい者はいないだろう。トピック・ラダーの指示をして、月曜日の授業ではドラフト作成の予定。残り授業もわずか、「教育・進路・自立」が今回の大きなテーマだが、どうなることやら。いや、私の進路がね…。
授業用資料

  • 蟹瀬誠一監修『時代を読みとく最新時事キーワード』(高橋書店)
  • 潮木守一著『世界の大学危機 新しい大学像を求めて』(中公新書)
  • 『日本の論点』編集部編『10年後の日本』(文春新書)
  • 玄田有史・小杉礼子著『子どもがニートになったなら』(生活人新書、NHK出版)
  • China Daily Website ( http://www.chinadaily.com.cn/english/home/index.html)