声に出すことで益々素敵なことば

2学期平常授業開始。高校2年の夏休みの暗誦課題『英詩と過ごす夏2005』の作品が一通り出てきた。週末からビデオ収録開始の予定。
今日の授業では、
詩人とその背景、作品名と作品の背景、なぜその詩人・その作品を選んだか、おすすめのポイント、暗誦に取り組んでみての感想・発見
を日本語で書かせて、アンソロジーの資料とした。私の方でこれを読んでビデオ収録の大まかな順番を決める。同じ詩人はまとめて収録するわけである。生徒にとっては、最終のビデオを見る時に手元にこういった資料がある方が便利であり、思い出深いものになるだろうというのが私の親心。夏休み前に配布しておいて書いてくるのではなくて、2学期開始の時点で教室で書かせることで、実際どのくらい熱心に取り組んだかを、暗誦させる前に窺い知れる、というのが私の思惑。どうなることやら…。

そのうちの一人のコメントを紹介する。
・なぜこの詩を選んだか?
私の母方の祖母も、そして母も学生の時にこの詩が英語の教科書にのっていて、暗誦できるようにしていたという話を中学生の時から聞いていたので、私はこの詩のことを以前から知っていたから。母も祖母もいまだにこの詩を最初だけなら暗誦できています。
・ 暗誦に取り組んでみての感想・発見など
とてもきれいだし、すてきな詩だと思う。英語の詩(歌詞でないもの)にふれることはいままでほとんどなかったので、触れることができて嬉しい。また、母や祖母が学んだものに自分もであう機会があったことにも幸せに思う。

日本の英語教育も捨てたものではないでしょう?!
さて、この生徒の暗誦した詩はいったい何だったでしょう?