教材研究の進化?テクノロジーの進化?

教室に大きくて重い4in1のCDMDラジカセを持って行かなくてもいい方法を考えていたのだが、iPodをAux接続しても根本的解決にはならないどころか、コードやコネクターの分かえって面倒だったりする。高価なiPodアクセサリーは、自宅では全く必要ないので購入は憚られる。何かいいものはないかと、ネットでいろいろ検索していたら、全く別なソフトを発見。これが優れものであった。
Audio Hijack
ネット上にある、普通はダウンロードできないストリーミングの音声ファイル(映像ファイルの音声)を録音できる。シェアウェアだが、デモ版は10分以内のファイルであればそのまま使用できるので、ファイルサイズを確認して録音すれば実用面では問題ない。(10分を経過すると砂の嵐になります。気をつけて下さい)
早速、インターネットラジオ、ワシントンポストのニュースアーカイブ、BBCのListen&Read,NPR、などで授業で扱えそうなテーマを調べては Hijack してみた。録音してできたファイルはAIFFだとサイズが大きいが、iTuneにコピーしてからAACオーディオに変換しておけば、1/10くらいになるので、10分で10メガ以内には収まることになる。HDの空き容量が気になるiPodに入れるにも都合がいい。今までは、MDなど外部機器に接続して録音しなければならなかったアクセス型Real Audioなどのファイルも、アプリケーションを指定しアドレスをコピーすれば再生録音が可能という手軽さ。ニュースサイトなど、スクリプトが元々あるニュースなどは教材化がすぐにできるという点で画期的だと思う。10年前なら、一晩かかって懸命にディクテーションして、朝一でALTにチェックしてもらって授業ギリギリで印刷していたようなタイムリーな題材も、このソフトを使えばあっという間に準備できてしまう。
他の先生方はこの手のソフトをもう使いこなしているのだろうか?今度、K先生のお友達のH先生(この分野のエキスパートといえるだろうか?)に聞いてみようと思う。
こうして準備がお手軽になった分、教師の英語力は停滞してしまうのだろうか?