天晴

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  • 竹野内豊
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で来ている人が非常に多い。いったい、彼に何があったというのだろう、と思って検索してみたら、なんと今、ドラマに出ているではないですか。早く言ってよ。でも、何でよりによってあの局のドラマなのかね。唐沢氏と共演だから?
週末は、防府市の中体連に招かれ、講演に行ってきました。80名以上の参加者。皆さん、中学校で運動部の顧問・コーチをしている方ばかり。スカルオールを1セット車に積み会場へ。大分国体、新潟国体の映像や強化練習の映像も交えて、1時間少々話しをしました。本業のrowingの素晴らしさがどの程度伝わったでしょうか。
フィギュアの男子フリーはいろいろと考えさせられる幕切れだった。
高橋選手の銅メダルは、ただただ賞賛です。よくここまで復調してきた、というような想定の範囲を遙かに超えてくれました。「5 componentsの点は出る」、とペアの演技後に書きましたが、その通りになりました。彼の個性が遺憾なく発揮された演技だったと思います。ライサチェク選手の演技は想定内。現在の採点基準だと致し方ないかな、という点数です。プルシェンコ選手は、フリーでは今ひとつ精度が落ちたように思います。ただ、軸があんなに曲がったジャンプで、何故回りきれるのか、そして降りてこられるのかが理解不能です。もはや人間業ではなく、猫とか、鳥とかそういう感覚の持ち主なのでしょう。
土曜日は、午後から地元水域での乗艇のつもりだったのですが、湖に着いて、艇を浮かべたところでカタマランが使えないと言われ、直ぐに揚艇。こんなことが前にもあったような気がするのだが…。
しかたなく、学校に戻って、快晴だというのに体育館でエルゴ1分On・1分Off。エルゴを引く横で檄を飛ばしながら強度を維持させる。エルゴのレールの上なら、1分間に30往復くらい簡単にできようが、湖までの往復の1時間が無駄になったのが返す返すも残念。

日曜日は、朝からもう一つの湖まで1時間かけて練習に。前日のうちに、他校の顧問の先生に電話で練習時間を確認して一緒に練習させてもらえるよう頼んでおいたので、なんとか事なきを得る。
こちらの湖だと往復2時間。普段使っていない艇のリギングがあるので、艇をアームから降ろして、リガーをつけて、さらに揚艇後にリガーを外して、アームに戻してと考えると結局1時間弱は使うことになるので、その3時間がもったいないといえばたしかにもったいないが、トレーニングメニューと選手の発達段階で、モーターでつけることが不可欠な時期があるのだから仕方がない。乗艇は、アップの2kmに続いて、SR24-25で14km。前回の強化合宿で身に着けた力強いポジションで漕ぎ続けることが狙い。途中、まったりしかけたところはカタマランをベタ付けして、速度を維持させる。とはいえ、だんだんと精度が落ちて、艇速も落ち始めてきたので、最後の2周の入りのところで、1 by 1 でドライブの端々を確認。リリースは「イルカさんご一緒に」を徹底。クルージングスピードが劇的に改善したところで、スプリントも交えて、最後の2周。1 by 1 をきちんとできるようになっただけで、スプリントですぐにSR33まで出たので、成長したと言えば言えるだろう。この集中力と強度で普段のトレーニングもやってくれると嬉しいのだけれどね…。
高校生の「やる気」ほどあてにならないものはないので、はやく「その気」にさせ、「本気」になってもらわないと、結局は付きっきりで見ている時は良いが、こちらが見ていない時は「ぬるい」パフォーマンスで手を抜く、という選手になってしまう。ほとんどの高校生はその最初の「やる気」の「気」が、心許ない状況にあるので、指導者たる者、「諭して倦まず」の心が肝要。
帰宅後、『刑事ジョン・ブック 目撃者』のDVD、Special Collector’s Editionを見る。1985年作品。これまでに何度見たかわからないくらい見ている、Peter Weir三部作 (過去ログ参照 http://d.hatena.ne.jp/tmrowing/20061130) のひとつ。
あの、納屋を建てるシーンを見たくなったのだ。青空を背景に建っていく納屋。力を合わせて納屋を組み立てていくアーミッシュの村人たち。そして彼らの来ている「青いシャツ」。あそこでの男たちのシャツは「青」でなければならないのだ。何度見ても、本当に清々しい気持ちになる。
このスペシャル版では、俳優陣、Harrison FordやLukas Haasだけでなく、監督のPeter Weirや映像監督のJohn Sealeなどの製作裏話なども英語字幕入りで収録されていて有り難い。
Weir監督の言葉を引いて、本日は失礼します。

  • I knew that something was in there much much greater than that in films. I think, to a degree, we love seeing things built. With all the violence we have in films, I think, in actual fact, people enjoy building something, at least as much as they enjoy it being knocked down. But you rarely see something being built, or constructed, or made.
  • I knew it would be great to hear the sound of the hammers. You know, it would be great to see children learning the trade of their fathers. There would be just a pleasure in something lost---fundamentally, a community that worked together without payment. You come over and work on my barn, and one day we’ll come and work on yours. And that we would, sort of, have a tremendous and genuine and real nostalgia for a part of our culture that is now no longer there.

本日のBGM: Weather with you (Crowded House)